プレスvol.220「楽しかったね」

February06 [Fri], 2009, 11:45

プレス220号を読みました。
カフェのサイトで写真を見てから、読むのが楽しみなような、怖いような…
12月20日京セラドーム、小田さん涙の胴上げ。
あの時の気持ちを思い出してしまったら、またツアー恋しい病が悪化するんじゃないかと… 

案の定、読んでショックを受けています。

小田さんの怪我は、思っていた以上に重傷だった。

東京ドーム初日にやっと

「奇跡的になんとか自力で歩けた」
そんなギリギリの状態で、
痛み止めを打ち、思うように動けないもどかしさと戦いながら、
3時間のドームライブをやりきった。

小田さんの辛さ、悔しさは、想像以上だったに違いない。

11月26日、東京ドーム。小田さんのMC。

「ドームは思ってたよりずっと広かったけど、予想してた以上に楽しかった!
この大空間を大疾走する予定でしたが、その機会は次にとっておきます。
必ずドームを走ってみせます!」

「次の機会」という言葉に有頂天になり、「楽しかった」という小田さんの言葉が嬉しく、素直に喜んでいたけれど、
その言葉の裏には、どれほどの思いが隠されていたのかと…

12月6日、ナゴヤドーム。自分で書いたレポを読み返す。

「『愛を止めないで』
花道の緩やかな坂を小走りで駆けて、アリーナに降りました!
時々マイクを向けながら、客席の間を回ります。
ホントは走りたいんだろな~
♪あいをーー とめないでーー
この、この部分の声の艶やかなこと!」

怪我の心配をすっかり忘れさせてくれた、小田さんの姿が浮かびます。

そして12月20日、京セラドーム。ツアー最終日。

…12月20日、足はまだ痛む、あまり良くなっていないのか、無理するとまた歩けなくなるのか。でももう明日はない、ここで走らないでどうするんだと自問してから、映像を担当しているフナに「『こころ』で先端まで走る、その後はどうなるか分かんないけど、とにかく走るから」と告げた。

あの日『こころ』で走ったのも、
自転車で激走したのも、怪我がよくなったからじゃない。
ただただ、小田さんの気持ちひとつだったんだ。

3時間を超えるライブ、ツアーのラストを迎えた瞬間が、あの写真。
涙の胴上げと、スタッフ全員の拍手…

あああ。あの瞬間に戻りたい。
あの時も感謝の気持ちでいっぱいで、泣きながら会場のモニターにあわせて一緒に万歳したけれど、
もっと、もっとたくさんの感謝を、伝えきれない思いをこめて、もう一度拍手を送りたいです。

最終日、『ダイジョウブ』を歌う直前の、小田さんの言葉。

「どうもありがとう!
ようやく、というか、あっという間に、というか…
最後の曲にたどり着きました。
実は、今から一ヶ月ほど前、ゲネプロをやっている最中に、自転車でひっくり返って脚を強打、
東京と名古屋では、走ることができませんでした。
だから、今日はなんとしてでも走りたかった。
でも、ずっとかばってきたので、すっかり筋力が落ちて、走ろうとしてもぜんぜん動かない…自分の脚じゃないみたいで。
しかし、なんとか鍛え直して、ドームを疾走したいと思っております!!
(大拍手!!)
客席を見渡すと、思いのほか自分より年上の人たちが来てくれて、とっても勇気づけられました。
脂ものを控えて(笑)魚介を食べて、野菜をいっぱいとって、がんばっていれば、
きっと、みんなに、いつか会えると、信じられるようになりました。

また鍛え直して、きっと帰って参ります!
みんな元気で、幸せに!!
どうもありがとう!!!」

おうおうおうおう(号泣)

「楽しかったね」

その一言に、抱えきれないほどの、たくさんの思い出がつまっています。
とっても、とっても楽しかったです。。
ありがとうございました。

きっと、またいつか。

あー、ツアー恋しい病が悪化したっ!!

FAR EAST CAFE PRESS vol.220 より一部引用

11/26、27 東京ドーム感想&MCレポ →
12/6 ナゴヤドーム・曲順あり詳細語りレポ →
12/20 京セラドーム大阪・怒濤のツアーファイナルレポ →

小田和正『きっとまた いつか』12/20京セラドーム大阪レポその4・最終回

December25 [Thu], 2008, 14:55

トランポ大集合~♪

左から「きっと またいつか」(2008)「大好きな君に」(2005)
「今日も どこかで」(2008)「as close as possible」(1987)
手前は大阪ドームで配られたサイリウム、

その上の細くてちっこいサイリウムは、21年前「as close as possible」武道館で使ったサイリウムです

小田和正ドームツアー『きっとまた いつか・今日もどこかでFINAL』
12月20日(土)京セラドーム大阪、ツアーファイナルレポその4!
その1はこちらその2はこちらその3はこちらっ

ブログ開始から3年半、これが1000個目の記事とキリもよく

なんとかクリ約までに間に合いました!ヽ(´ ∇ `)ノ
では、怒濤のアンコール、どうぞっ!録音録画機器は一切使用しておりません。うろ覚えの記憶に基づくもので実際の内容と同じではありません。
きっちゃんさん、補足ありがとう~

入場した時に、いつものフライヤーと一緒に、ある袋が渡されました。
「ご来場の皆様へのお願い」と書かれた紙と、一本のサイリウム。

「…皆様のおかげで、4月5日にスタートしましたコンサートツアーも、本日無事にこの京セラドーム大阪でのツアー最終公演を迎える事が出来ました。
いつまでも思い出に残る素晴しいコンサートにするために、是非皆様にご協力して頂きたい事がございます。
それは、ご入場の際にお配りしましたサイリウムで、皆様と我々スタッフからメンバーへ、心からの「お疲れさま」の気持ちを伝えたいという事です。

今夜の演出はメンバーには一切知らせておりません。
みんなでメンバーをアッと驚かせましょう。どうぞご協力をお願い致します。  コンサートスタッフ一同」

ううう。。ありがとうスタッフの皆さん!!(T△T)
私たちも、感謝の気持ち、出来る限りのことして伝えたかった!!
心からのありがとうの気持ちこめて、精一杯サイリウム振るぞ!!
福岡バースデーのリベンジじゃああああ!!

さあ、アンコールです!精一杯の拍手を送り続けます。

と、2階のスタンドでぽつ…ぽつ…とサイリウムが光りだしました。

あれ?折るタイミングは、モニターで指示が出るんじゃないの?
と思っているうちに、さああああっとさざ波のように、あちこちでサイリウムが光り出しました。

さすが大阪ドーム!誰も人の話をきいてない!(笑)

ということで自分もサイリウム点灯~ぽわわん。緑の光が灯ります。

ドームいっぱいに広がる、緑と青の光。
あまりの美しさに、場内も思わずため息が…キレイだなあ…

アンコール!!アンコール!!

と、小田さんが、ひょこっと出てきました!腰に手を当てて(笑)

「いやいやいや…次から次へと…やってくれますねえ…

きゃーーー!!と一斉にサイリウムを振りまくる我々。

小田さん、バンドの皆さん、見える?
スタンドのてっぺんまで埋め尽くされた光、光、光。
うちらみんなの、心からのありがとうの気持ち。

ここで小田さんの台詞をお借りしてひと言(笑)

どうだ、まいったか!!

『またたく星に願いを』

アンコールはもち!この曲でスタート!
テンションめちゃめちゃ上がっちゃってんですがーー!!

いつもみたいにサビで両手を振る時、ドーム全員キラキラ光るサイリウムを持ってるもんだから、そりゃーもうたいへんなことに!

なんて…なんてキレイなんだろう…!

照明が落ちて、5万本の緑と青の灯りがくっきりと輝き、
小田さんが手を振るのと一緒に、一斉に揺れている!

小田さあああん!見えてる?みんな一緒に振ってるの、見える?
あまりにも美しい光景に、思わず頭上のケーブルカメラをチェック(笑)
よっしゃ、ちゃんと撮影してるな~

キレイで楽しくって、曲が終わるのがほんと寂しかった。
延々とワイパーやってたかった!カモン筋肉痛!

『YES-YES-YES』

テンションわやくちゃのまま、さらに『YES-YES-YES』突入。
 ♪YES YES YES で揺れる光にうっとりしつつ、
9月の武道館よ再び、の気合で歌いまくり!

途中のクラクション&台詞まで再現するしまつ(笑)

 あなたを連れてゆくよ
 手を離さないで

 あなたを連れてゆくよ

小田さんは最後、久々に!

上いきました~!!うっひょほーーい!!

かんぺき!!完全に、連れてゆかれました…

『君住む街へ』

興奮の拍手とざわめきを静めるように、イントロがはじまり…
このツアー最後の、『君住む街へ』。
両手でマイクを持ち、立ち止まって、ひと言ひと言語りかけるように、
小田さんの歌声が、光の中で響き渡ります。
ゆっくりと揺れる、無数の光。

 君住む街まで 飛んでゆくよ
 ひとりと思わないで いつでも

小田さんの歌がある限り、ひとりと思うことは決してありません。
この先ずっと。

アンコール!ってみんなで叫ぶの、夢なんですよ。
1987年の武道館ではそれができた。21才も若かったから(笑)
ドーム中がアンコール!って一体になったらすごいことだよ…と思って、拍手に合わせて叫んでみました。

アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!
アンコー…(ゲホっ)(水分補給)アンコール!アンコール!

え~、周囲で賛同してくれた人、2名(笑)
ジョンさん(likewindさん)、沙奈さん、その節はありがとうございました~

(笑)

叫び続けること、5分くらいかな?ああ、きっと明日は喉がかれてるんだろうな…腹筋使って声出ししてたらめまいがしてきた…おなかすいた…

とクラクラしてきたところで、

小田さんたち、再登場!!

いやったーーー!!ヽ(´ ∇ `)ノ

『忘れてた 思い出のように』

福岡バースデーライブレポでも書きましたが、
『忘れてた 思い出のように』は、アルバム『個人主義』の一曲目。
いろんな事を乗り越えて、ただそこに小田さんがいてくれることの幸せを、
小田さんとファンとの絆が、よりいっそう深まったと心から思えたツアー『SAME MOON!!』を、象徴する曲だと…

 君が くれた 形のないもの
 どうすれば 君に 返せるんだろう

いつも思う。私に何が返せるんだろうって。
一緒に歌って、拍手して、それしかできないけれど。
伝え切れない「ありがとう」が、たくさん、たくさんある…

『今日も どこかで』

「最後、みんなで一緒に歌いましょう!」

ああ、思い出すだけで温かな気持ちでいっぱいになります。
4月5日からスタートしたツアーが、ついに、終わっていく。。
9ヶ月、この歌を一緒に歌い続けて、しばしのお別れ。
どこの会場も、はっきりと思い出せる。

またひとつ、大切な宝物をありがとう、小田さん。

ああ、最後の歌が終わっちゃった…と、それでも拍手を続けていたら、
なにやらステージの上が怪しい動き(笑)
小田さん、いなぴーに耳打ちとかしてる段階で、会場みんな

ふぉおおおおおっ!!(大歓声)

もう止められませんて!!いやったーーーー!!

ちゃかちゃーん!!

『ラブ・ストーリーは突然に』

終わりはやっぱり、みんな大好きなラブ突っしょ!

♪あーのひあーのーときあーのーばーしょーで
手拍子、もちろん頭上で歌いまくり!

ああ、楽しかったね…
ずっとこうして小田さんと一緒に歌っていられたら。。

バンドのメンバーが去って行き、小田さんひとりが残る。
エレキを持った姿に、再びの大歓声!!

小田さんのギターが、ドームに響く。

『きっと同じ』

 昨日のことは 誰もきかない
 変わってゆくのは 心も同じ

 走り疲れて ふり返れば
 何もない今は 誰もいない今は

 僕はここに居て まるで飾り気のない
 明日を待っている

 始まることも 終わることも
 きっと同じだね きっと同じだね

 きっと同じだね

『きっと同じ』
1982年7月1日、武道館10日間公演の翌日にリリースされた、5人のオフコース最後のオリジナルアルバム『I LOVE YOU』に収録されている。

 始まることも 終わることも きっと同じ。

盟友のヤスさんがオフコースをやめる。
自分はもう音楽を続けられないかもしれない。
そんな時期に作られた曲。
始まりを思い、終わりを思い。
この曲を聴く時はいつも、ちょっぴり切ない思いがつきまとう。
オフコース、大好きだったから…

だから、26日の東京ドームで最後にこの曲を聴いたときは、ちょっとだけ動揺した。当時の切ない気持ちを思い出し、なぜ?どうして今この曲を?と。

でも、この日、大阪で聴いた時に思ったのは、

終わることは、同時に、次が始まることなんだ。

終わることも、始まることも、きっと同じ。

楽しかったツアーは今日で終わるけど、
きっと、また、新しいことが始まるんだと信じてる。信じられる。

小田さん…ありがとう。ありがとう。ありがとう。
涙でぼやけた視界の向こうで、小田さんが手を振って去っていく。
小田さんありがとう、叫んでももう聴こえないかな…

と、突如画面に映ったのは、

スタッフに胴上げされている小田さんの姿!!

何度も、何度も。

私たちも、画面の胴上げに合わせて、一緒にばんざい。
涙でぐちゃぐちゃになりながら。。・°°・ヽ(T ロ T)ノ・°°・。

小田さんが、こらえきれずに手で顔を覆う。
ありがとう…ありがとう…

鳴り止まない拍手の中、最後のエンディングが流れ始めた。

全国各地の会場に、拍手。
荷物をトランクにつめて、次の街へ走り去っていく小田さんに拍手。

『きっと また いつか』

最後の、大きな、大きな拍手。

手を振って、泣き笑いの笑顔で。

「みんなのおかげで、

素敵なツアーができました!

ホントにありがとう!!

また会おうぜ!!」

小田さん、ありがとう。
バンドの皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
最高のツアーを、一生、忘れられない、素晴しい思い出を。
この先ずっと、自分の心を温め続けてくれる、
かけがえのない宝物のような日々を、
心から、ありがとう。
楽しかった…本当に、楽しかったです!!

私たちにも言わせてください。

きっとまたいつか、必ず…

また会おうね!!

作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用