どーもどーも2011/7/23(土)さぬき市野外音楽広場テアトロンその1

July26 [Tue], 2011, 20:38出航するフェリーから、高松港とANAホテル。

小田和正ツアー2011『どーも どーも その日が来るまで』
7月23日(土)さぬき市野外音楽広場テアトロン、その1。

以下ネタバレです。すべて私個人の記憶に基づく感想で、実際の内容とは別物です。
録音・録画機器は一切使用しておりません。
自分の脳内記憶による記録です。実際に行った人なら、いかに空耳で曖昧な記憶なのか分かると思います。
ライブ後にいつも一緒にMCの記憶を確認してくれるお友達、
間違いや足りない部分をフォローしてくれる皆さん、ありがとう

・・・

3年前のテアトロンは、身の危険を感じるほど容赦ない陽射しで、灼熱のライブでしたが

今年は、台風が過ぎた後…早くも秋が来たかのように、ぐっと涼しくて、雨の心配もなく、
理想の野外ライブ日和でした。
いちばん暑かったのは、駅でのシャトルバス待ちの時間かな~

バスが会場付近に到着し、いきなり絶景がお出迎え!やっほーい!

たしか3年前は、たこ焼きの屋台があったはず…あった!

いただきまーす!たこ焼きはふはふ

柵で擦りむいて流血した足をひきずりつつ、坂を下って、会場へ。
海を背にしたすり鉢状の会場を、上から見下ろします。
懐かしいなあ…

すでに、全国各地から集まったであろう、小田さんファンでいっぱいで、
しばらく、この喧騒の中で、始まる前のわくわく、ドキドキを楽しんでいたい。
始まってしまうのが、もったいないくらい。

ステージが前に張り出していて、客席との距離がとても近いです。
ベンチの客席も、一人あたりのスペースが狭くてぎゅうぎゅう。
こんな、はるばる遠くまで来て…お椀みたいなとこに、みんなでこちゃっと集まって、
小田さんたちの登場を今か今かと待ってるのが、なんかおかしくって楽しい

(笑)

・・・

まだ明るい17:10ごろ、コンサートがスタートしました。
オープニングムービーが進むに連れて、バンドのメンバーが登場してからは
拍手でムービーそっちのけ(笑)

そして…

小田さんの登場です!!

うわああーーーーーーーー!!

2011年夏のテアトロン、開幕!!

階段状の花道を駆け上がって、真ん中のステージへ。

♪『明日』

「どーもーーー!」

一曲目を歌い終えた後の拍手が、鳴り止みません。。

マイクスタンドから身体を離して、肉声で「どうもありがとうーー!!」

「実は、このテアトロン、
『その日が来るまで』とツアーをスタートして、後半の、一日目です。(拍手!)

スタートしてしまうのがもったいないような気持ちですが、
最高の、夏の思い出の一日にするべく、がんばります!」

小田さん、白地のTシャツに、フロントは緑・赤・青のピック。
背中は、沖縄ではエレキギターでしたが、
今日は、サックスの線画が、茶と緑の2本で描かれています。
クロップドパンツに、紺×グレーの短いソックス、白のスリッポンシューズ。
走る気まんまん(笑)

で、さっそくステージを降り…

♪『ラブ・ストーリーは突然に』

あっという間に、どこにいるかわからーん!

いつもはピンライトが目印なのですが、明るすぎてわかんない(笑)
観客がすごい盛り上がってる辺りを目で追うけれど、
テアトロン全体が、どこもかしこもすごい盛り上がりで、位置を特定できません(笑)

あっ、いたーーー!!

♪『こころ』

まさかの…芝生席前

 はるか遠くです…
次の曲までに戻ってこれるのでしょうか…あっ!戻って来た!ちと急ぎ足(笑)

♪『夏の日』

「この曲を…『夏の日』をテアトロンでやったら、こんな感じかな…?と思っていたけど、予想以上でした!」(大歓声!)

「要が必ず、また一曲終わっちゃったよ…次の曲やると、また終わっちゃったよ~

うっせーな、と思ってたんだけど(笑)
今日はそんな気持ちですね。

もったいないけど、曲いきます。」

♪『誰れも どんなことも』

途中で歌詞がスコーンと飛んだのは、きっと空が高かったからに違いない。

それで、空を見上げたら、もう夕暮れに向かう時間なんだね…

♪『こたえ』

夏の小田さんは、絶好調で…
徐々にやわらぐ日の光の中、こんな場所で、小田さんの歌を聴いてるのが…
誘われるようにずっと、うぐいすが鳴いてる気持ちがわかる。

右側の花道のステージに来ました。

「へへへ…(お客さん)こんな目の前にいんの

(花道と客席の距離、無しに等しい)
なんか集中すんのが難しいですが…かといって目がうつろになってもなんだか。
キャンプファイヤーみたいだね。

せっかくこっちに来たから、本来はこっち(メインステージ側)を向くんだけど、
向こう(後方)を向いて歌うことにします。」

小田さん、やさしい…客席は大喜びです。

「(四国のイベンター)デュークの宮垣は、オフコースが、まだ虫けらみたいな(笑)全然売れてなかった頃からの付き合いで、
初めてのコンサートが徳島の共同会館…たぶんお客は150人くらいだった。
いつになったら、こいつと別れんのかな…と思い続けて、40年。
ともに昭和22年生まれで、いろんなことがあって。
…いま、影で泣いてるかもしれません(笑)

こいつが無類の世話好きで、田舎のばあさんみたいな。
楽屋にうどんだの持ってきて、これ食べろ、と。
私は、歌う前は食べないんだけど、仕方ないから食べて…まあ、それだけの話ですが(笑)

長い付き合いでやってくると、とっても大事な存在になってくる。
あ、しんみりしちゃった。では、『たしかなこと』。」

♪『たしかなこと』

空と海が近くにあるせいか
風が吹くたび、心地良いせいか

大事なものがぎゅっとつまったこの会場は、いつもとちょっと違って
自分自身の心が、より素直で柔らかくなってる
今までも何度となくライブで聴いたのに、まるで初めてのように感動してる…

君は空を見てるか 風の音を聞いてるか
もう二度とこゝへは戻れない
でもそれを哀しいと 決して思わないで

いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を 
今の気持ちのまゝで 見つめていること

忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ

3年前のテアトロンの思い出をずっと大事に温めてきて
またこの場所に戻ってこれたこと、
みんなで同じ空を見て、風に吹かれて…

かけがえの無い思い出がまたひとつ、積み重なってく。

それがどんなに大切で、幸せで、奇跡的なことなのか
今は、3年前よりも良く分かってる。。

そういえば3年前は、この曲の直後に、小田さんがステージから急にいなくなって、
みんな不安になったっけ…

…今年は涼しくて良かった(笑)

「暑い、暑い…と言いながら、けっこう涼しい。例年は汗が滝のようだったけど。

みんな、にこにこしてますね

今日、県外から来た人は…(はーい


県内の人…?(意外に多い)
6対4てとこでしょうか。ぜひとも今日は、心に残る一日にしたい…

…ステージの上にバッタがいますが。(笑)」

てんとう虫もいたよ

あちこちから声をかけられて、客席に身を屈めて手を振るのがたいそう可愛らしく

「できるだけ、まんべんなくと思うんですけど…」

「僕は、季節の歌が多くて、その季節が過ぎると、歌いにくくなるんですけど…」

♪『若葉のひと』

いなぴーが途中でギターをチェンジして、ラストにエレキでソロを弾くのがまた…うっとり

「過ぎていく時が愛おしくて、ただ君を見つめるばかり…ねー。いいですね。(笑)

こんな場所にいると、何かが生まれてきそうな、頭に浮かんで来るような気がすると思うだろうけど、
こんなとこにいたら、もったいないよね。考えるの。
ぼーっ、としちゃうよね。」

(客席:世界でいちばんかっこいいー!)「世界でいちばん…みんな困っちゃうよ。(笑)」

(客席:かっこいーーー!)「はいはい。」(笑)

「何回もツアーやって、ここに、志度(地名)に来て。前回のツアーは3年前か。
あ、みんな、大変だなー。
みんな、お金と、時間と、体力を使って、ここに来て、ほんと申し訳ないな…
歳とったから、サービスしないとな…(笑)
でも、どうサービスしていいか、わからない。(笑)

まだ夏ですが…空気が秋のような…

♪あれが あなたの… じゃねーけど、急きょ、特訓しました。

『夏の終り』これをやりたいと思います。」

と、PAが不調で、微かにジーッという音がします。
それを修正する間にMC。

「ちょっとジーッっていうんで…

曲を作るでも、何をするんでも、集中力がないとダメ。
だけど、僕は集中力がない(ええええええええ)

でも、試験のとき、あの時の集中力はすごくて
いい点を取りたい、という思いであれだけ集中力が発揮できるんだから、
じゃあ、歌詞を書くのも、この詩ができないと点がとれないんだ、と擬似的に考えればいいんじゃないか。
でも、気がつくと、全然ちがうこと考えてる(笑)
じゃ、あの時の点をとりたい集中力は、何だったんだろうか。」

「なんか質問ありますか?

(客席:オダレビやらないのー?!

(にこっ)楽しいもんね、オダレビは。MCしないでいいっつーのが、最高だね

」(笑)

と、機材が直ったようです。
でべそステージで、いなぴーと二人並んで。

♪『夏の終り』

二人のギター、イントロだけでもう涙腺が…

駆けぬけてゆく夏の終りは…

二人のハモリと、ギターの音が、染み渡って…

後方の斜め下から見上げる、日が陰ってきたステージ、
夕暮れの空と客席、小田さんといなぴーと。

目を閉じると、あの時の光景が…空気までがよみがえる気がする。
テアトロンで聴いたこと、忘れない。

終わって欲しくないものほど…なんで終わってゆくんだろう。
今年の夏もきっと、駆け抜けるような早さで過ぎていく…

まだ5月の三重2日目レポも書いてないのに(ぶるぶる

続いて、懐かしい曲を、メドレーで。

♪『I LOVE YOU』

写真が映ると同時におきる、どよめき(笑)

なんでこんなに、胸の奥にまで響く…切ないメロディを生み出せるんだろうと
オフコースを好きになった頃から、ずっと思ってきたけど…
この写真たちを見ながら聴くと、本当に…

なんだろう、懐かしくて、切ない。

横浜2日目からメドレーが短くなってしまって、大好きな2番

♪ どうしたの 変わるこころ 不安になるの
  あなたは僕を しあわせにしてるよ

ここの部分が、聴けなくなってしまったのが悲しいけど、
なんといっても悲しいのは、5人の写真がなくなったことだなー。

その悲しさが、この曲の切なさに妙に合ってるという矛盾…(笑)

・・・

「ちょっと前に、ap bank fes に出まして
新潟からその日のうちに掛川入りして、掛川からワゴンタクシーに乗る時に
頭をしこたま打ちまして…

最近、しこたま打ちます(笑)

フェスは、もうこんな感じで、ぜんぜん緊張しませんで…
櫻井くん…知らない方もいるかも。(客席:えー)
…いるかもしれないじゃないですか。ジジイがいっぱいいますよ?(笑)

登場する時に、すごく持ち上げてくれまして。
『会うたびに、好きになる人です』とかね。(そうそう


それを聞いて、もしかして、最初はあんま好きじゃなかったとか…?(心配になる小田さん)
思い返すと、櫻井君、最初はけっこう怖い顔してました…

いや小田さんの方が怖いから

(笑)

「ま、最初から好きだったのかもしれませんが

その、櫻井君が、ap bank で歌ってくれた、2本目の映画の主題曲を…
彼は映画のことは知らないかもしれないけど…(笑)」

♪『緑の街』

歌が始まって… … おや~

「ごめんなさーい!!」

耐え切れず、自己申告した模様。。客席、やんややんや

(笑)

「どーもー!

今、わたしは、シカト75%

、残り25%が、もう一回やれ、と言いました…

みなさん、巻き戻してください~

(笑)はい、『緑の街』やりまーす。」

周囲の小鳥たちも、この騒ぎに鳴き放題です

(笑)

仕切り直してすぐ歌に集中する小田さん。

二度目の♪『緑の街』、

続く♪『風の坂道』 …

私にとって、特別な曲。
この場所で、聴くことができてよかった。

長くなったので一旦送信しまーす。つづく。