September14 [Sun], 2008, 21:10
小田和正ツアー2008『今日も どこかで』
9月10日・日本武道館初日レポ、その3です。
武道館その1はこちら→その2はこちら→
以下ネタばれです。実際の内容と同じではありません。録音録画機器はいっさい使用しておりません。
ご当地紀行が終わり、小田さんと稲葉さんが向かい合って弾く、
懐かしく切ないイントロのメロディ。
『NEXTのテーマー僕等がいたー』
武道館で『NEXTのテーマ』を聴くのは、ひょっとして、19年ぶり…?
1989年、2月3日以来でしょうか。
あの頃抱えていた、どうしようもなく切なくて苦しい感情は
今はただ懐かしい思い出に…なったわけではないけれど(ないんかい)
あれからたくさんの時が流れたなと、
これからも流れていくんだなと、
そんなことを思いながら聴いていました。
「これは、オフコースを想って作った曲です」(風うたより)
何も見えない明日に向かって、ひたすら走っていた僕等の歌。
今回のツアーであえてこの曲を選んだこと、
小田さんにしかわからない理由があるとは思いますが。。
『NEXT』のテーマですから。
ひとつの終わりがあって、また新たに次が始まる。
この先へ、未来に向かって行く決意の歌なんだと思う。
現在のセットリストからは外れていますが、
初日、この曲の次に歌ったのは『もっと近くに』でした。
思い出は思い出として
約束は約束として
通り過ぎてゆく 今を生きて
私には、この2曲が対になっているように思えます。
できれば復活して欲しいですが…
『Yes-No』
武道館前に2001年クリ約を見ていて、改めて思ったのが
ラスト、小田さんが「♪君を抱いていいの!」(客席:キャー!
)って繰り返すの、最近とんとやってないじゃん!
還暦だからこそ、あえてやってほしいぞ
『ラブ・ストーリーは突然に』
『キラキラ』
ステージ後ろに設置した通路を、生き生きと巡る小田さん。
ほとんどお客さんに歌わせてます。
初日は花道を降りることはなく、なんとなく手持ち無沙汰な感じ?
武道館は厳しいですからねー。
『そのままの 君が好き』
『時に愛は』
胸に迫ります。小田さん自身、思うところがあるんでしょうか。
『風のようにうたが流れていた』
『東京の空』
間奏で、ご当地撮影時の空が映るのですが、
高速を走る車から、見覚えのある風景が…上野駅じゃん!!
どこへ向かった時のだろう?
歌い終わって、もの凄い拍手が武道館を包みます。
「どうもありがとう。
えー、追加公演を(拍手!
)かっこつけてるようですが…
散々迷ってから、決断しました。
また冬、東京でコンサートやります!(わーー!!
)
でも、これでしばらくお別れという人もいると思います。
このツアーを始めてから、乗り切る自信がたっぷりあったわけではなかったのですが、
全国行って、みんなの笑顔を見て、手を振ってもらって、
また行けっかなー?という気になってきました。(涙…
)
これからは自分の歳と戦うことになりますが、
油ものは控えて、キライな魚を食べて(笑)、もずくも食べて(笑)、
また、元気に会いましょう!」
『ダイジョウブ』
小田さんの笑顔。笑顔。
最後に、「どうもありがとう!」と、マイクなしで。
バンドのメンバーが、中央の花道に、笑顔で駆け寄ってくる。
いなぴー、体の前で小さく手を振りながら、それは嬉しそうに(笑)
がっちり、ひとりひとりと握手。
みな立ち上がって、惜しみない拍手を送り続けます。
アンコールは『またたく星に願いを』から!!
『君住む街へ』
「1982年に、武道館で、みんなが歌ってくれました。」
『YES-YES-YES』
そして…
「今日はみんなにお願いがあります!」(
???)
「『今日も どこかで』のシングルが、出ることになりました!」
(わーー!!拍手!!
)
「そのカップリングを、
全国各地でみんなと一緒に歌ってきたんで、
ぜひ、みんなが歌ってるバージョンを入れたいんで、
今日、録音します!」
ええええええっ!!((((;゜Д゜)))
ううう、うた?録音する?
うちら…ついに…
CDデビュー?!
(違うから)
「目立とうとして『おーい』とかやらないように(笑)
名古屋のテープを流しますから、それに合わせて歌ってください。
もうひとつ、手拍子はしないように、いろいろミキシングの都合がありますから。
もうひとつ、我々は歌いません!黙ってます!
(えええーーーーー!
)なに~?
(笑)
終わってから、みんなで歌いましょう!!」
「入るとこ合図しますから。画面に歌詞が出ます。
もうひとつ、注文があります。
歌った後、16小節、後奏がありますら、そこは黙っててね。
また、入りを合図します。」
最初だけ、一度練習しましょう、ということで
先週の、名古屋の音源が流れてきます。
イントロが終わり、歌い始めますが…あれあれ?だいじょぶかな?
「いいですねー。(ホント??)じゃ本番いきます!」
いよいよ、ドッキドキの本番です!!
始まる前のしーんとした空気に、緊張も高まり(汗)
やがて、イントロが流れてきて…
指揮する小田さんの手元に集中します。
早稲田グリークラブの皆さんもこんな気分だったのか?
… …気づかない うちに 助けられてきた
さんざんサイトで聴き込んでいるし、会場で歌ってきたけれど
細かい譜割が、ところどころ不安になる
がんばって大きな声で歌いましたよ。
いつ声が裏返るかと冷や冷やしつつ
音程がブレてても、呑み込まれるに違いないと信じて
間奏の16小節、その後の大サビの入りもまたまた大緊張
最後まで歌い終わり、心配な気持ちで後奏を聴いていたら、
小田さんは胸の前でぱちぱちと拍手してくださってます!
よかった~~!!
緊張が解けて、みんな安堵の拍手!
「今日来た人はみんな(シングル)買うように(笑)」
「では、今度は一緒に『今日も どこかで』を歌いましょう。」
『今日も どこかで』
一緒だと安心して、さっきより声が出てるし(笑)
今日3回目の『今日も どこかで』、幸せです。
小田さんはそのまま、ピアノの前へ。
「お礼に、『my home town』を歌います。」
『my home town』
たくさんの思い出がつまった場所、
ここ武道館で聴いた『my home town』
いつもより、この歌を歌う小田さんの気持ちに近づけたような…
「これからは自分の歳と戦うことになりますが」
小田さんの言葉が心に刺さりました。
…『the flag』ですね。
あと、横浜では「…もずくは食べませんが
」と発言してましたが、
各方面からツッコミが入ったのか、改心してました
(爆笑)
左から、アムロちゃん、松嶋さん、真央ちゃんからのお花。