小田和正「クリスマスの約束2010」12/8収録レポその4(最終回)

December29 [Wed], 2010, 3:15

12月24日(金)23時55分~TBSで放送された
小田和正音楽特番「クリスマスの約束2010」
横浜赤レンガ倉庫で行われた、収録観覧レポのラスト、その4です。

 ネタバレありレポその1はこちら→
その2はこちら→その3はこちら→

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収録終了後の日記はこちら→

録音録画機器は一切使用しておりません。実際の内容、表現とは異なります。
放送された部分は一部文字起こししています。 

キヨサクさんの歌が終わって…

続いて、スキマスイッチの曲です。

先ほどの興奮冷めやらず、ずっと立ったままの客席に、

「お客さんは…座ってもいいかな。

」と、着席。

要さん「スキマスイッチの曲は、気持ちよく聴けるけど、
いざ歌ってみるとすごく難しかったりする。

小田さん「全力少年はさ、大変だったもん。
何年もかかったもんねオレちゃんと身につくまでに。」(笑)

大橋さん「全力少年は、実は、僕らも作ったときに、
一筋縄ではいかないようにしたところもあるんですよ。
だから僕も、あそこのメロディーをお風呂場でずっと口ずさんで、自分の中にたたきこんでましたもん。
そうじゃないと歌えなかったんですよ。
ちっちゃな抵抗というか、簡単に歌われてたまるか、という意地があったんでしょうね、当時。」

小田さん「オレらも言われた、昔。オフコースの曲は難しいって。。
…あ、シーンとしちゃった(笑)」

「惑星タイマー」

そして、最後の曲です。
小田さんが、ピアノの前に座りました!やった~小田さんのピアノ!!

小田さん「あっという間に終わっていってしまいます。。

前説で、阿部くんが10回目を迎えまして、と言っていましたが…
10回目ということで、ドカーンとやろうか、っていう話もあったんですけど、
さんざん話しあって、
小さなとこで、ゆったりとできたらいいな、みたいなことで、
こんな、ライブハウスみたいな感じでやらせてもらいました。

こんなことが、サラッと、簡単にできればいいんですけども、
リハにいっぱいキヨサクが通った、とか、そんな話が出たように、
一筋縄では簡単に、こんな風にいきません。

今日来てくれたアーティストは、やっぱり、僕が考えてるよりずっと、
一生懸命、うちに帰って、予習復習して、頑張ってきてくれたんだと思います。
今日は本当に、どうもありがとう。

そして、バンドの連中はいろんなアドバイスをくれて…縁の下の力持ちで支えてくれました。
今年は、ストリングスの連中は隅っこの方においやられてるような感じで、非常に申し訳なく思ってますけど、本当にどうもありがとう。

10回目のクリスマスの約束も、最後の曲になりました。

10回ですよ。最初に、阿部龍二郎がうちの事務所に来たときに、
どういう話しをしに来るのかもわからない中で、
話を聞いてるうちに、だんだん腹が立ってきて(笑)
今思えば懐かしいですけども…

ま、そっから、別に、シリーズをやろうというのではなく、なんか、音楽番組を、
みたいな話で、
だったら、日本に無いような、誰もやってないような番組を作ろうってことで、一回目をやったんですけども、
こんな風に続いてくるってことは夢にも思いませんでした。
TBSのスタッフも、とっても頑張ってくれたと思います。どうもありがとう。

最後に自分の曲で締める、なんてことはホントに恥ずかしくてしょうがないんですけど…
ま、地元ということで…あの…最後にこの曲を、みんなが歌ってくれるってことは、とっても嬉しいです。

それでは、my home town 」

「my home town」

小田さんのピアノ弾き語りで。

歌が、終わった…と思ったら、突然カウントが入り、

まさか…まさかの、オリジナルバージョン!!

最近のライブではずっと、自己ベストバージョンだったので、
もしかして…八景島以来でしょうか?

涙腺、決壊。。(T△T) 。。

あの頃 こゝは僕らの 特別な場所だった
今でも こゝに来れば 丘の上 僕らがそこにいる

my home town こゝで夢を見てた
my home town この海に囲まれて

my home town 感じる風は my home town
my home town いつかまた my home town

my home town どんなに離れても
my home town またいつか来るから

my home town 感じる風は my home town
my home town どんなに離れても またいつか my home town

こゝで夢を見てた 海に囲まれて
どんなに離れても いつかまた my home town

こゝで夢を見てた 海に囲まれて
どんなに離れても いつかまた my home town

どんなに離れていても

ここで夢を見てた。この海に囲まれて。
繰り返されるこのコーラスが、大好き…

夕暮れの空を見上げた、横浜スタジアム。
真夜中の八景島、細かな雨と、吐く息の白さ。
この歌を聴いた、いろんな場所の思い出が、脳裏によみがえってきます。

小田さんのふるさとを歌った歌なんだけど、
この歌を聴くと、いつも、記憶の箱がすっと開いたみたいに
心の中に、懐かしい風景が浮かんでくる。

小田さんにとって、特別な場所でのライブ。
初の横浜でのクリ約を締めくくるのは、やはり、この曲だったんだなあ…

そして、私はなんといっても小田さんファンなので…

やっぱり、小田さんの歌声は、圧巻だった!!

(`・ω・)b

何にも代えがたい、唯一無二の歌声…
ここまでずっと温存してたんかーい!というくらい(笑)
ものすごい、爆発力でした~!

繊細なコーラス、ふわりと舞うような歌声、
優しく語りかけるようなソロ、力強いシャウト…

ひとりオーケストラみたいだ…

もっと、ずっと、この歌声を聴いていたいなあ…

歌が、終わりました。

バンド、ストリングスのメンバーも全員、ステージへ。
大きな拍手が送られます。。

アンコールの拍手は、しばらく続き…

そろそろ手がぱんぱんになってきた頃、
ステージ後方の通路から、小田さんを先頭に、アーティスト全員が再登場です!!

小田さん「クリ約は大変だから、もうやめよう…と思うけど…
この瞬間に、またやろう、と思うよね。」

うう…小田さああーん…

毎年、大変な苦労をして、番組を作ってくださってるんですよね…
ありがとうございます…ありがとうございます…

撮り直しの曲がいくつか。

「空も飛べるはず」もう一回やります。

続いて、

「小さな恋のうた」

最初に歌ったときも、客席が盛り上がって続々と立ち上がったので、
その感じで!もっと盛り上がってくださいね、と。

客席はすでに十分ヒートアップ、さっそく立ちあがりかけますが、
これまでとのつながりが不自然にならないように、打ち合わせ。

小田さん「立って…あ、手拍子から立つ感じで…?」

ここでふいに、小田さんが後ろを振り向き、「さいしょ座ってた?」とお客さんに確認

小田さんに話しかけられた人、いいなー

でも、もし自分だったら…固まって返答できない、に1万点

(笑)

二回目の「小さな恋のうた」も、大盛り上がりでした。

最後に、もう一度、「Today」を歌って、終わりましょう、と。

数えきれないくらいの明日がやってきて、
今、この時の歓びを忘れていってしまうに違いない

だからこそ、「昨日の栄光」や「明日への約束」ではなく
今日という「今」を生きるんだ

今こそが、自分の歴史が作られている瞬間なんだ。

何回目という言葉にとらわれずに
この一年を、今この瞬間を、全力で。

だからこそ、10年も続いてきた…クリスマスの約束。

今年で10回目のクリ約に、「Today」という曲を選んだ小田さんの、
心持ちの凛々しさ、潔さに改めて感動し、

心に、しみじみと… 歌が染みてゆく…

そんな、10周年のクリスマスの約束でした。

すべての収録を終えて、アーティストが退場してゆきます。

小田さんは、一番最後に、

階段を飛ぶように駆け上がって、去っていきました。。

>そそそんなに急いで帰らなくても~

(心の声)

小田さん。アーティストの皆さん。

素敵なクリスマスイブを、ありがとうございました。

次に会えるのは、長い花道を、颯爽と走る小田さんでしょうか…

ツアー会場で会える日を、楽しみにしています!

「my home town」作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用

【クリスマスの約束2010セットリスト】

全員で「Today」
JUJU「Hello, Again~昔からある場所~」
スキマスイッチ「空も飛べるはず」(スピッツ)
山本潤子「冷たい雨」(ハイ・ファイ・セット)
根本要「美しすぎて」(ガロ)
小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」
松たか子「500マイル」(訳詞・忌野清志郎)
玉城千春「未来へ」「長い間」(Kiroro)
根本要「思い出はうたになった」(スターダスト・レビュー)
清水翔太「君が好き」
キヨサク「小さな恋のうた」(MONGOL800)
スキマスイッチ「惑星タイマー」
小田和正「my home town」