小田和正さんの言葉。ENCORE!!ENCORE!!ツアーのMCから。その1

August10 [Sat], 2019, 23:45

愛媛県武道館での感動的なファイナルは終わっていったけれど…私のツアーは終わっていなかった。小田さんからのBBSメッセージを読むまでは。

8月8日に更新されたメッセージを読みました。

もうね…。ツアー中に流した涙と同じ分量くらい泣きましたし、読み返すとまた泣く。。

はじめはPCから読んで、ひとしきり泣いて泣いて、
もう一度読み返そうと思って今度はスマホ画面でみたら、スマホが
「70過ぎたってへっちゃら」を、
「70過ぎたってへっ
ちゃら」と改行してたせいで、
「70過ぎたっ、てへっ♡」、だとぅ…さっきは気づかなかったぜ…なんて可愛らしいことを…(身ぶるい)と思ったら、ぜんぜん違いました。

ENCORE!!ENCORE!!ツアーの間、ずっと楽しくて、楽しくて、いつもなら終わりに近づくに連れてさみしくなったりするのにそれもなく、ずっと楽しかった。なんでだろう?
やっぱり、アンコールなツアーだったからだ。と思った。

ENCORE!!ツアー本編最終地の大阪城ホールが1月に終わって、高揚した気持ちのまま、拍手して手拍子してお水飲んでアンコール!ってゆって、あと少しで小田さんがゼリー飲料を飲んでTシャツを着替えてあのカーテンの向こうから花道へと飛び出してくる!その瞬間をひたすらワクワクしながら待っているような、めちゃめちゃテンション上がりっぱなしのあの感じ。
ENCORE!!ENCORE!!ツアーの間中、ずっとそんな気持ちで、毎回が全力で、毎回がとっても幸せだった。

新しくなったセットリストも最高だった。
小田さんはますます元気で、かっこよくて、おちゃめで、客席を愛おしそうに眺めて、縦横無尽に客席に突入していった。

不思議なんだけど、2000年頃のツアーを思い出したりした。個人主義を出して以降、こっちがついていけないほどハイスピードで猛進してゆく小田さんの、あの頃のライブを彷彿とさせる瞬間が、何度もあった。
なおも進化し続ける小田さん、をひしひしと感じていた。

最終日の愛媛では…
まったくなんでそんなことを考えたのかわからないけれど、

音楽の神様がいたとしたら、今、ここにいるのかも…とぼんやり思っていた。

その、小田さん神!とかではなく(笑)もし、ポップ・ミュージックの神様の存在を信じるとしたら、小田さんの力を借りて、今この会場でその姿を解き放っているのではないか。

小田和正という名の音楽の神様が、目の前の小田さんの身体を借りて歌っているような。(何を言ってるんだ)

花道を歌いながら歩いてくる小田さんは、いつものようにシンプルな白い服にスニーカーで、手を振りまくる客席に応えて、ちょっとだけ立ち止まって振り向いて、去ってゆく背中はしびれるほどかっこよくて、

だけど…こんなにすらっとスリムで、鍛えてはいても決して頑健なタイプではない、御年71歳の小田さんが、どうしてこんな風に、ものすごい歌声をずっと響かせ続けられるんだろう?
3時間、ほぼ休みなく、歌って、弾いて、走って、階段上って、アリーナ歩き回って、、おかしいです、、
そんでライブ翌日はゴルフって(笑)おかしいです!!

小田さんはずっと、たくさんのものを背負い続け、歌い続けてきて、
きっともう小田さんは半分くらい、みんなの小田さんになってるんじゃないかなあ。

愛媛の「たしかなこと」リハーサルとか、ラブ・ストーリーは突然にで、わすれなーいー、とコーラスパートを歌ってくれたこととか、キラキラでカウントをとって振り向いた瞬間の笑顔がとってもステキだったこととか、神戸のロミオとジュリエットとか、いなぴーと有賀さんと三人で肩を寄せて歌ったアンコールの会いに行くとか、書いておかなきゃいけないことがてんこ盛りですが(リクエストすいません、夏休みがんばります)

小田さんの、ENCORE!!ENCORE!!での言葉を、振り返ってみます。
とりあえず簡潔にMCだけ抜粋して…と思っても、やっぱ長くなったので、分けます。
まずはツアー前半から。



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※当ブログにおける全てのライブに関する記述は、録音録画機器・携帯電話やスマートフォンの録音録画機能など、一切、使用しておりません。
すべて私個人の聞き違い多めで極めて曖昧な記憶と、解読困難な手書きの速記メモによる主観に基づくもので、実際とは異なります。

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【2019.5.14(火)横浜アリーナ初日】

「どうもありがとう!
ENCORE!!ツアー終盤、もう少し続けていたくて。
そんな気持ちになるのは、前はあったことは無かった。スタッフに告げたところ、ぜひやりましょう!と。
半年、時間が経過して、お客さんも、もういいやって思ってるんじゃないか、余計なこと言ったんじゃないか…でもこんな雨の中、たくさん来てくれて嬉しい。
あの、追加公演をしたい、と思ったときの気持ちに戻って、おじさんは一生懸命やります。
追加なので、やることはだいたい、ほとんど同じ(笑)よく目を凝らしていただくと、ちがうとこも。今回も、前回から続いてることとして、もし、歌いたくなったら、隣に迷惑にならないように(笑)歌ってください。それを見ると、元気になりますから。」

「キザなことを言えば、時間が経っていくのが愛おしい。えへへ(笑)」

「一生懸命やりました。このあと追加はありません。
明日来られる方もいらっしゃると思いますが、来ない方はこんど次いつ会えるか全くわからない。ぜひとも皆さん、元気でいて頂きたいと思います。
どうもありがとう。」

【2019.5.15(水)横浜アリーナ2日目】

「知ってる曲があったら、積極的に歌ってください。しかしながら、隣の人に迷惑にならないように。」

「追加公演、やらしてもらいました。
追加はもうこれ以上しません。
ENCORE!!ENCORE!!をもって、これから全国へ行って参ります。
そういうことで、先のことは全くわかりません。みなさん元気でいてください。
どうもありがとうございました。」

小田さん、スタートで気合十分、最後の言葉は比較的そっけない(笑)追加公演!を強調されてます。なんと申しますか、正直な方です(笑)
でもとっても素敵な初日&2日目のスタートでした~。新しいツアーが始まったみたいです!

【2019.6.1(土)四日市ドーム初日】

「どーも!こうしてたくさん集まってくれて。追加公演をやってもらって、本当に良かったと思ってます。前回、リハーサルしたとき、明るいし、ぽわんとしてて、しまらないな…どうかと思っていましたが、コンサートが始まったらとってもいい雰囲気の、心に残るコンサートでした。今日も一生懸命、さいごまで 楽しくやっていきたいと思います。よろしくお願いします。」

「久しぶりにゴルフに行ったら、急に胸がきゅってなって、、あ、時々なるんです。そういう方多いでしょ?検査行ってるから大丈夫。でもいつもと違う。で、見てみたら、虫なんですよ(笑)虫キライなんですよ~こっち見てるし(笑)アブ?みたいの。払おうとしたけど払えなくて。刺されて、今はかゆくなってます(笑)子供の頃はともかく、いい大人になってアブに刺されるなんて…なにやってんだろ。」

アブは、純真な子供の心を失っていない人を刺します。本当です。(うそ)

「どうもありがとう。楽しみにしていた四日市ドーム、もうちょっとで半分終わって行きます。あんなに明るくて、日が差し込んでいたのに、いつの間にかしっかり夜になってしまって…。
先のことはわかりません。とにかくみなさん元気でいてください。」

周囲がガラス窓でカーテンがなく、さながら半野外の会場。ちょうどステージの向こうに夕焼け空が見えて最高の雰囲気。
小田さんは昨年テアトロンで着用していたTシャツ、野外気分でとっても盛り上がりました。

【2019.6.19(水)長野ビッグハット初日】

「長野へは8年ぶりに戻って参りました。
東日本大震災でツアーが延期され、その結果、長野がスタートになった。
当時は何をどうしゃべったらいいか、とっても緊張したことをよく覚えています。

昨日、地震があって…
でも、こうして、今日を迎えることができました。
皆さんも集まってもらってどうもありがとう。
最後まで楽しく、大いに盛り上がっていきたいなーーと、思います!」

「あっという間に終わっていきます。
とにかく、今はがんばって生きていこう。

会場の皆さんをじっくり見渡しながら、ぐるっと回っていったら、
僕と同年代の方よりも、思いの外、若い方もいる。
皆さん、元気で生きていってください。
僕もがんばります。今日はどうもありがとうございました。」

この会場もものすごい盛り上がり!温かなお客さんが多かったな~。周りのはじめましてな人たちと、今日は歌いましょう!って一緒に歌ってニコニコ盛り上がって。また素敵な思い出ができました。

【2019.6.20(木)長野ビッグハット2日目】

楽屋で久々に逆立ちにチャレンジして、
「これできないと今日のコンサートうまくいかない、とかそういうこと考えるたちなんです(笑)」
で、見事成功したそうです!そのせいか絶好調!昨日より多く花道走ってた!

「長野を楽しみにしていましたが、終わっちゃうんですよね。
こっからはなかなか余計なことは言えない。できるだけ健康に留意して、
夢みたいだけど(聴き取れず)
体を大事にして、心も大事にして。長生きしてください。
どうもありがとうございました。」

余計なことは言えない…
(その直前:ラブ突キラキラ客席突入→花道全力ダッシュ→YES-YES-YES絶唱→間髪入れずグランドピアノ弾き語り)

…また会おうぜ!以外、選択肢が浮かばないなあ。。(と、このときは思っていた。)

 

 

つづく。