2006年1月26日(木)にNHK-BS2で放送された、
「居酒屋の星野仙一~ゲスト・小田和正 in 名古屋」。
わたくしにとって、かなりきゃー♡
な番組でありました!というわけで
文字起こしなどしつつ、プレイバーック!
■名古屋のコンサート隠し球のゲスト、星野氏との漫談ステージから!
二人並ぶと、小田さんほそいな~。
小田さんから三つの質問。
小田さん「そうやってエラそうにしてますが(笑)(星野氏の肩をぽんぽん、と叩く)相談したりする人って、いるんですか?」
星野氏「ほとんどぜんぶ自分で決めちゃうね。小田と一緒だよ。
聞く耳をもたないというか」(客席拍手)
「(反論して)俺はあのー、誰にでも相談しちゃうっていう。気楽にね。そういうとこありますね。」
「ああ…。でも、最初から決めてるんだろ?」
「あはははは!(爆笑)」後ろ向く(笑)
わかってるねー!って感じで「わかりますねえ…いいね。」
「団塊の世代は頑固じゃなくちゃいけない。ほら、きょういっぱい来てるもん。団塊の世代が」(笑)
■というわけで、自他ともに認める頑固なふたり。
元野球選手の大豊さんがやってらっしゃる台湾料理の店へ。
「大豊、コレがお前さんと一緒で頑固なんだよ。」
「俺はそんな頑固じゃないと思うけど?」←またまた
大きな手の大豊さんと握手して、すっかりテンションが上がり、
目をキラキラさせる、野球少年カズちゃん!
現役時代の大豊選手について。
「なんであんなに空振りすんのかなって思ってたんだよ実は。でね、現役最後の頃になって初めて…そういう意地があって、当てにいくのが絶対イヤだったわけでしょ?それを聞いて、そっから見る目が変わったね。」
「見る目がかわった」。
どんだけ「負けずギライの意地っ張り」が大好きなんでしょう…本人も相当とは思いますが。
■生ビールで乾杯♪
「おつかれさん!」で乾杯し、「いただきますっ!」と言ってごくり。
ザ・体育会系って感じで良い良いー!
■「ステージ立たせてもらって、お客さんを見たら。
団塊の世代の男女が多かったでしょ。あれ僕は感動したな。
歌がわかる、人間がわかる、男がわかる。そういう風な人たちの集まり。
その中に若い人たちの、受け継ぐ人たちも混じってるという。
この…うわー、いい雰囲気だなあ、と思ってね。」
「いい事言ってくれますね」←いつもの腕組みしながら、ちょっと嬉しそうな顔。照れてます。
「20年30年かかったけど、自分はこういう風にやってきて良かったなと思うよね。ああいう人たちを見ると。
ああ、伝わったんだ。ていうか、あ、伝わってたんだと。
それをお互いに素直に表現できるようになったんだなあと。」
「『君は空を見てるか、風の音を聞いてるか』って歌った時に、
みんなも、そういう瞬間、瞬間をこういう風に感じながら生きてきたんだなあ、と思うよね。それがとってもやっぱり嬉しいんだよね。」
伝わってた、と小田さんにわかってもらえてたのが嬉しい(ややこしいな)
話しながら目をこしこしする小田さん。耳をさわる小田さん。
おねむなのか?
それとも…乾燥肌なのか?
■実生活の中にはドロドロしたことがたくさんあるから、歌の世界ではドロドロした歌詞はあえて書かない、という小田さんに、
「じゃあなぜ、あれだけの客層、ファンの支持を受けるのよ?」と鋭く問いかける星野氏。
「だから、それはもうたぶん、みんなが同じ気持ちを持ってるんだ、って。
君は空を見てるか風の音を聞いてる人たちなんだな、って思うのよ。
で、普段それを日常生活の中で、やな上司がいたり、やってらんねーな、みたいなとこで、
俺が歌ってるとこ来て、『君は空を見てるか、風の音を聞いてるか』って言った時に、『あ、そうだ、俺聞いてるよ!』っていう…その場なんだと。
その場に来れるっていうような。素直になれるんだと思うんだよね。」
「普段だからそんなこと言ったら、お前何言ってんの?って言われちゃうんだと思うんだよね。
会社行って『みんな。今日は、空を、見上げたか?』(小芝居入り・スタッフ笑)とか言ったら、気持ちわりい上司だなって(星野氏高笑い)思われちゃうんだと思うのよ。
それが、もう俺がゆってっから。『そうだよなっ!』って言うんだと思うな。」
ファンがどんな気持ちで小田さんの曲を聴いていると思う?
ストレートな言葉で小田さんに問いかけてくれた星野さん。ナイス!
やっぱそこはファンとしてもすごく知りたいわけで。
小田さんも珍しく、素直に答えてくれた。
早くもビールがまわった様子。
今日は空を見上げたか?って部下に聞く上司…ちょっと困るな~
でも、もし小田さんみたいな上司がいたら。(想像中)
厳しすぎてそれはそれでイヤ(笑)
ここまでで12分、濃ゆ~い対談です。
長年の友人の前で、打ち解けてしゃべる小田さん。
星野さんがね、またいいです。
嘘とか取り繕いとか、一切許さない、熱い人だから。