楽しみにしていた昨日の「SONGS」、山本潤子さんでした。
ドレッシーなスタイルで素敵~
で、いきなり小田和正氏のコメントがきてびっくりした(笑)
事務所の窓からのぞく、緑の樹々がきれいです
「稀有な。ボーカリストだと思いますね。ああ、日本にもこんな歌をうたう人がいたんだ…みたいな。」
財津和夫さん。
「無表情に歌うんですけども、その中から、底のほうから、ぐぅぅっ!と来る、熱いものとか。歌のうまさとか…。で、説得されちゃうんですよね。」
・・・
一曲目『冷たい雨』
2009年のクリスマスの約束で歌われたのが、とても心に残っていて
あらためていい歌だなあと思ったのでした。
♪誰かの赤いくつ~って、若かりし頃の小田さんが気になってたフレーズですよね
1969年、第3回ライトミュージックコンテストに「赤い鳥」として出場。
潤子さん
「なにしろその、コンテストのトップバッターで出て、あんなに緊張しなかったのは初めてかもしれないけれど、
ほんとにね、歌い終わった後は、達成感というかね、天にものぼような気持ちと言うか。
今死んでもいいやみたいな、ぐらいに、歌いきったというか。演奏しきったというか。
もう、結果はどうでもいいやー、みたいな感じで、本当に幸せでしたね。」
財津さんコメント。
「ほんっとに完成されてたんです。ステージの動きから、誰がリードボーカルをとる、誰がコーラスにまわるとかっていう、その、絶妙なコンビネーションがあって。(カット)
歌の頭から最後まで、かん…っぺき、でしたね。」
小田さんのコメント。
「赤い鳥は、その、ライト・ミュージックコンテストをステップにして、プロになっていこうとして…してたんですね、後から聞いたんだけど。たしか。
で、それに反して僕らは、そのコンテストに出て、音楽活動をやめて、就職(笑)していこうとしてたわけで…
(カット)彼らが、プロになったときに、いやーどうしようと思いましたね。
こんな中途半端な気持ちで、音楽やめていいんだろうかっていうような、えー…それくらい、赤い鳥の存在っていうのは…(カット)大きな存在でしたね。僕にとっては…」
2曲目『翼をください』
赤い鳥の曲だと知ったのは大人になってからで、普通に合唱曲だと思っていた…
中学の合唱コンテストで歌った記憶が。きっと担任の先生、この歌が好きだったんだろうな。
「戦争を知らない子供たち」もよく歌わされました。若いころフォーク青年だったに違いない。
3曲目『海を見ていた午後』
ドルフィンだー山手のドルフィンだ~!
行ったことない!
高校で、クラスのユーミンファンの子が、ドルフィンに行ってきた!ソーダ水頼んだ!
ってゆってて、すげえええ!大人だああああ!と驚愕したものです。
ドムドムバーガーとディッパーダンクレープが定番な女子高生にとって、「山手のドルフィン」は、憧れ…というか、もはや架空の、妄想の場所に近かった(笑)
地元のチョコパフェ屋で、紙ナプキンにインクで文字書いたりしたものです
…今も、なんとなく架空の場所のままなんですよね~。
で、小田さん曰く「あの人(ユーミン)、八王子でしょ?」を思い出す(笑)
財津さんコメント。
「彼女はホントに変わらず、いい声で、やってるっていうところが、凄いなと思いますし、
また、同時代のね、まあ戦友みたいなもんじゃないですか。」
再び小田さんのコメント。
「初めて潤ちゃんの歌を聴いたときから、その印象はまったく変わっていませんけれども、
とにかく…稀有な。ボーカリストだと思いますね。
(カット)ああ、日本にも、こんな歌を歌う人がいたんだーみたいな。
それは、いまだに続いていて、(カット)
だから、なんか彼女と一緒に歌ったりする時に、彼女が入ってるっていうことによって、
その…演奏される楽曲のクオリティが、あ、ここまではいけるっていう…信頼できるっていうか。
そういう力を持った、Singerだと、思っております。」
ハイファイセットと小田さんの写真。
1991年4月発売、HiFi-Setのシングル「忘れないわ」をプロデュースした頃ですね。
4曲目『卒業写真』
高校の友達の結婚式では必ず歌いましたな~。
練習はばっちりハモれるのに、本番は毎回ズタボロで、二次会はいつもおうたの反省会だった…(あら)
ちなみに、小田さんが初めてこの曲を聴いたのがヤスさんの結婚式で、
その時、ウエディングマーチをヤスさんに頼まれて弾いて、ボロボロになったという…(笑)
いつ聴いてもいい歌だなあ…
思い出がいっぱいつまった歌です。
潤子さんの歌を聴いていると、遠い日のことが次々浮かんでくるというか…
番組を見ながら、いろんなことを思い出しました。
自分にとって、潤子さんは、心の深いところにすっ、と届いてきて
穏やかで、懐かしい気持ちを、呼びおこしてくれる歌声なんだなと思います。
・・・
番組中、第3回全日本ライトミュージックコンテストのレコードが紹介されていましたが
うちにあるLP、ライナーノーツのトンデモ誤植が面白いです。
このアルバムは現在CDになっており、iTunesでも配信されています。