2012年2月1日放送 SONGS「山本潤子」小田さんコメント

February02 [Thu], 2012, 15:00

楽しみにしていた昨日の「SONGS」、山本潤子さんでした。  
ドレッシーなスタイルで素敵~

で、いきなり小田和正氏のコメントがきてびっくりした(笑)  
事務所の窓からのぞく、緑の樹々がきれいです

「稀有な。ボーカリストだと思いますね。ああ、日本にもこんな歌をうたう人がいたんだ…みたいな。」  

財津和夫さん。  

「無表情に歌うんですけども、その中から、底のほうから、ぐぅぅっ!と来る、熱いものとか。歌のうまさとか…。で、説得されちゃうんですよね。」     

・・・  

一曲目『冷たい雨』  

2009年のクリスマスの約束で歌われたのが、とても心に残っていて  
あらためていい歌だなあと思ったのでした。  
♪誰かの赤いくつ~って、若かりし頃の小田さんが気になってたフレーズですよね

1969年、第3回ライトミュージックコンテストに「赤い鳥」として出場。  

潤子さん  

「なにしろその、コンテストのトップバッターで出て、あんなに緊張しなかったのは初めてかもしれないけれど、  
ほんとにね、歌い終わった後は、達成感というかね、天にものぼような気持ちと言うか。  
今死んでもいいやみたいな、ぐらいに、歌いきったというか。演奏しきったというか。  
もう、結果はどうでもいいやー、みたいな感じで、本当に幸せでしたね。」  

財津さんコメント。  

「ほんっとに完成されてたんです。ステージの動きから、誰がリードボーカルをとる、誰がコーラスにまわるとかっていう、その、絶妙なコンビネーションがあって。(カット)  
歌の頭から最後まで、かん…っぺき、でしたね。」  

小田さんのコメント。  

「赤い鳥は、その、ライト・ミュージックコンテストをステップにして、プロになっていこうとして…してたんですね、後から聞いたんだけど。たしか。  
で、それに反して僕らは、そのコンテストに出て、音楽活動をやめて、就職(笑)していこうとしてたわけで… 
(カット)彼らが、プロになったときに、いやーどうしようと思いましたね。  
こんな中途半端な気持ちで、音楽やめていいんだろうかっていうような、えー…それくらい、赤い鳥の存在っていうのは…(カット)大きな存在でしたね。僕にとっては…」  

2曲目『翼をください』  

赤い鳥の曲だと知ったのは大人になってからで、普通に合唱曲だと思っていた…

中学の合唱コンテストで歌った記憶が。きっと担任の先生、この歌が好きだったんだろうな。  
「戦争を知らない子供たち」もよく歌わされました。若いころフォーク青年だったに違いない。  

3曲目『海を見ていた午後』  

ドルフィンだー山手のドルフィンだ~!

行ったことない!  
高校で、クラスのユーミンファンの子が、ドルフィンに行ってきた!ソーダ水頼んだ!

ってゆってて、すげえええ!大人だああああ!と驚愕したものです。

ドムドムバーガーとディッパーダンクレープが定番な女子高生にとって、「山手のドルフィン」は、憧れ…というか、もはや架空の、妄想の場所に近かった(笑)  
地元のチョコパフェ屋で、紙ナプキンにインクで文字書いたりしたものです

…今も、なんとなく架空の場所のままなんですよね~。  

で、小田さん曰く「あの人(ユーミン)、八王子でしょ?」を思い出す(笑)  

財津さんコメント。  

「彼女はホントに変わらず、いい声で、やってるっていうところが、凄いなと思いますし、  
また、同時代のね、まあ戦友みたいなもんじゃないですか。」  

再び小田さんのコメント。  

「初めて潤ちゃんの歌を聴いたときから、その印象はまったく変わっていませんけれども、  
とにかく…稀有な。ボーカリストだと思いますね。  
(カット)ああ、日本にも、こんな歌を歌う人がいたんだーみたいな。  
それは、いまだに続いていて、(カット)  
だから、なんか彼女と一緒に歌ったりする時に、彼女が入ってるっていうことによって、  
その…演奏される楽曲のクオリティが、あ、ここまではいけるっていう…信頼できるっていうか。  
そういう力を持った、Singerだと、思っております。」  

 ハイファイセットと小田さんの写真。  
1991年4月発売、HiFi-Setのシングル「忘れないわ」をプロデュースした頃ですね。  

4曲目『卒業写真』  

高校の友達の結婚式では必ず歌いましたな~。  
練習はばっちりハモれるのに、本番は毎回ズタボロで、二次会はいつもおうたの反省会だった…(あら)  

ちなみに、小田さんが初めてこの曲を聴いたのがヤスさんの結婚式で、  
その時、ウエディングマーチをヤスさんに頼まれて弾いて、ボロボロになったという…(笑)  
いつ聴いてもいい歌だなあ…  
思い出がいっぱいつまった歌です。  

潤子さんの歌を聴いていると、遠い日のことが次々浮かんでくるというか…  
番組を見ながら、いろんなことを思い出しました。  

自分にとって、潤子さんは、心の深いところにすっ、と届いてきて  
穏やかで、懐かしい気持ちを、呼びおこしてくれる歌声なんだなと思います。  

・・・  

番組中、第3回全日本ライトミュージックコンテストのレコードが紹介されていましたが  
うちにあるLP、ライナーノーツのトンデモ誤植が面白いです。  

 過去記事:ジ・オフコース、コンテスト音源収録レコード→

このアルバムは現在CDになっており、iTunesでも配信されています。