2006年1月26日NHK-BS放送「居酒屋の星野仙一・ゲスト小田和正」一部文字起こし再掲。
2005年12月の名古屋ライブのあと、
当時名古屋にあった、大豊さんの台湾料理のお店での対談でした。
おしぼりで顔をふく小田さん
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2006年1月26日(木)NHK-BS2放送
「居酒屋の星野仙一~ゲスト・小田和正 in 名古屋」より
■名古屋のコンサート、隠し球のゲスト、星野氏が登場。
ステージに二人並ぶと、小田さんほそいな~。
小田さんから三つの質問。
小田さん「そうやってエラそうにしてますが(笑)(星野氏の肩をぽんぽん、と叩く)
相談したりする人って、いるんですか?」
星野さん「ほとんどぜんぶ自分で決めちゃうね。小田と一緒だよ。
聞く耳をもたないというか」(客席拍手)
小田さん「(反論して)俺はあのー、誰にでも相談しちゃうっていう。気楽にね。
そういうとこありますね。」
星野さん「ああ…。でも、最初から決めてるんだろ?」
小田さん「あはははは!(爆笑)」後ろ向く(笑)
わかってるねー!って感じで「わかりますねえ…いいね。」
星野さん「団塊の世代は頑固じゃなくちゃいけない。
ほら、きょういっぱい来てるもん。団塊の世代が」(笑)
自他ともに認める頑固なふたりは、
名古屋の、元野球選手の大豊さんがやっていらっしゃる台湾料理の店へ。
星野さん「大豊、コレがお前さんと一緒で頑固なんだよ。」
小田さん「俺はそんな頑固じゃないと思うけど…」(まだ言うか)
小田さん、大豊さん「はじめまして…」(握手)
大きな手の大豊さん。すっかりテンションが上がり、目をキラキラさせる野球少年K.ODA。
小田さん「いやすっごい手だなーおい。ええー?(星野さん:バットより太いだろ?)
俺が今まで握手した中で、一番でかいぞ。」
大豊さん「そうですか。ありがとうございます。」
字幕で紹介されます。
【大豊 泰昭さん(42)台湾出身 元中日・阪神 94年本塁打王・打点王】
小田さん「いや驚いたね~。同じ人間とは思えない…いや、手、あんな凄いんだね。」
星野さん「それはもう…大変なパワーだったよ。」「ねえ。」
「王さんに次ぐ台湾の英雄だもん。」
現役時代の大豊選手について、
小田さん「俺はね、なんであんなに空振りすんのかな…?って思ってたんだよ実は。
でね、現役最後の頃になって初めて…そういう意地があって、当てにいくのが絶対イヤだったわけでしょ?
それを聞いて、そっから見る目が変わったね。」
星野さん「一本足(打法)でタイガース行ったわけよ。トレードで。
で、野村さんに一本足はダメだと。言われてぶつかっちゃったのよ。
じゃ俺やめる!って、やめちゃったのよ。
それぐらいね…(小田さんに)似てんのよ。」
小田さん「いやいや(笑)俺はそこまで…わっかんない…笑)」
・・・
当てにいくのが絶対イヤだった、大豊さん。
小田さんは、それを知ってから、大豊さんのことを見る目が変わった。
小田さん…どんだけ負けず嫌いの意地っ張りが好きなんだ…
星野さんに可愛がられ、意地っ張りで大きな手の野球人・大豊氏。
大豊さんの娘さんは、タカラジェンヌの、ひろ香祐さんです。
2013年春、宝塚初の台湾公演にて、
階段の中央に立ち、見事な台湾語の歌を披露していました。
野球選手って、引退してからも、その姿は現役時代のままずっと心に残っていて
監督やコーチではなくても、元気にしてると勝手に思ってしまう。
元気でいてほしかったです。