年末年始テレビ「ソウル・ディープ」

January12 [Tue], 2010, 21:59

風邪をひいたおかげで、テレビばっかりみてる気がする…

スマとか、アメフトとか、アメフトとか…(今も観戦中)
あれっ?終わっちゃったよ…ベリチックどうした?!

1/4~9の6日間、BS1で放送された
BS世界のドキュメンタリー・ソウル・ディープ(2005年BBC制作)が、
予想外に興味深く、面白かったです。

1回目「ソウル・ミュージックの誕生」は見逃したのですが、
第2回・ゴスペルからソウルへ
第3回・モータウン・サウンド
第4回・サザン・ソウル
第5回・ファンク革命
第6回・ヒップホップ時代のソウル
は録画して見れました。
ソウルミュージックの誕生と変化の過程を、時代背景とともに見ていく、みたいな。

ソウルがわりと好き…というか、好きな曲だけはよく聴きますが、
歌詞にこめられた意味を理解して聴いてるか?というと
もちろんノーであります。英語詞ききとれないっつーのもありますが
歌詞以外のところに魅力を感じてるんだと思う。音とかリズムとか。

ソウルミュージックとは何ぞや?
もやもやとよくわからないままだったわけですが…

この番組のおかげで、なんとなーく頭の中がすっきり。
ソウルの立役者…レイ・チャールズ、サム・クック、ジェームス・ブラウンの3人。
R&Bとゴスペルから派生して、北部のモータウンと南部のサザンソウルがあって、JBのファンク、後にヒップホップが誕生して現在に至る。
さむくっく…知らんかった。
JBがいろいろな意味で凄い人だったとは知らなかった。ただの陽気でファンキーでもめ事の多いおっさんだと思ってた。
ジャラジャラJAPANなんか歌わせちゃってすいませ~ん

思ったのは、音楽は、その土地のものであり
その土地に生きる人々のものであるということ。
その熱が音楽に宿って伝播し、大衆を巻き込むうねりになり、
ジャンルを確立し、やがて文化と呼ばれるものになっていくんだなあ…

一方で、ソウルミュージックもロックもジャズもクラシックも、
ルーツも思想も成り立ちもなにもかも関係なく一緒くたに聴いている、
日本という国の節操のなさ、貪欲さ。
料理と同じ、なんでもありの雑食なんですな。

言い換えれば、良いものすべてを選択できる、自由の素晴らしさ。
好きな音楽を、好きなだけ聴ける。
これって、公平で自由な社会のあかしなんだなあとしみじみ思ったです。

だけど、音楽に宿る熱まで自分たちのものにするのはなかなか難しくて、
かといって、自分自身の内なる熱がどこにあるのかというともっと難しい。
「日本の音楽文化」ってそもそも何なんだ?

…と、ソウルの特集を見ながらもつい、
小田さんが「クリ約」で成そうとしている試みへと思考が飛んでしまう、生粋の小田ファンな私…(笑)

話がそれた^^;
ソウル・ミュージックが深刻な人種問題と表裏一体だったことは、
しょせん日本人にはわからないと言ってしまえばそれまでですが
ヨーロッパでオーティス・レディングが熱狂的に受け入れられたように
単に彼等の音楽が好きだよーん、もありかなとは思う。
それこそが音楽の持つ力なわけだし。
なんだかんだで45分×5回、しっかり引き込まれて観てしまった。
というわけで、またちょっと一歩、興味の扉が開いたのであった。

もうひとつは、大好きテレ東の旅番組(笑)
「にっぽん列島縦断!ローカル線で行く人情ふれあい旅」

録画しつつ、結局3時間まるまる見てしまった…
いやーあいかわらず素晴らしいねテレ東!!

ローカル線に乗って知床から長崎まで、4人で二泊三日ずつ乗り継いで、日本列島を縦断するんですが
真冬の北海道を横断して知床から函館へ…青森、八戸、三陸海岸…宮古、大船渡、気仙沼、会津、新潟、松本…うおお飛騨だ!
京都を通って姫路…岡山、広島、山口、佐賀、そして長崎へ。
1~2両のローカル線、真冬の風景を行くのがいい。
食べ物もいちいち心ひかれるものばかり…カキー!カニー!

旅人の人選もいい!
なんでそれ紹介するの…??な、知らなくても困らない情報ナイス!

こんなに心揺さぶられる旅番組に、新年から出会えて、幸せです(笑)
明日にでも電車に乗って旅に出そうな勢いでした…

今年は、ローカル線でもろもろ巡ることになるかも?