中居正広さんのラジオでクリ約話・その2

January15 [Sun], 2006, 3:35

土曜夜の中居正広さんのラジオ「サムガールスマップ」、
「小田和正・クリスマスの約束2005″大好きな君に”」の話しちゃうよ、パート2!ステージ立ってから~!(2006年1月14日放送)

先週分・その1はこちら→

また雰囲気だけ、なんとなくまとめてみました。
小田さんは「小田っち」なのね(笑)
オープニングは、雑音がひどくて聴き取れませんでした。
先週は、何年かぶりにあがってる、いよいよ本番!というところまで。

■前の日にリハーサルをやって。いい「あがりっぷり」だなっていう。
で、本番当日、仰天ニュースの収録終わってすぐ入って。
久しぶりにあがってるな、と。あのあがり感は、10年以上ぶりぐらい。

控え室でも、あがってんなって。自分なりに発声練習なんかしながら。
人に聞かせられないぐらいの、発声練習。

いよいよスタンバイお願いしまーす、って。
自分でも「あがってる~お前~」みたいな。
「お前もあがることあるんだ、まだ。ドキドキすることあるんだ」

■いざ!ステージですねー。
何が不安なのかって、お客さんがどういう風に受け入れてくれるのか。
どういう風なブーイング(?)なのか。
完全にアウェイな感じですよ。
スマップのファンの子は、元気でさ。静かなときは静かに聴いてくれるし。テンション高いときは、みんなでうわーっ!!って。そんなイメージあるっしょ。

■小田さん「それでは紹介しましょう」

「間に合わないと思いましたが、来てくれました!」(パチパチ!拍手)

「異色のゲストです。きっと喜んでくれると確信しております!」(パチパチ!拍手)

「イェ~イ!」とか「キャ~!」とか「フウ~!」じゃないんですよ。

『拍手』。

俺なんかのライブには無い。手拍子はあっても『拍手』って。
横で聞いてて、うわー、リアクションて全部『拍手』なのか、って。

■「それでは紹介しましょう。中居 正広!」  
■…と言った瞬間に。
これ、賛否でしたね。

「ええーっ?」「はああー?」「どひゃー!」「うああ~あ~??」(笑)
なんだこのリアクション?

「ええーっ?」だけだったら、「ええーっ?」ってどういうことですかっ

で始められんのよ。
バラバラなのよ。
でね、少し「キャー♡」みたいのもあんの。
これキッツイなー。どうしよう、と思って。

■MCは、30分近くしゃべったのかな。
リハのとき、「歌前に少し、しゃべるから」って言われたけども。
少しってどんぐらい?スマップのライブでは、40分ぐらいしゃべるし。

■で、いろいろなリアクションの中、ステージに出て。
小田さんに迎えられ。「どもどもども。」
小田さんのステージのトークの手順を知らないですから、最初に一言。

「申し訳ございませんでした」(ぱちぱちぱち。拍手)

…拍手してくれたんですね。

たぶん、小田っちのお客さんたちは、チャゲ&飛鳥とか、Mr.Children 桜井君とか、ゆず、スターダストレビューだとか、今まで過去に色々なゲストの方が来てるわけですよ。

…まあ…(僕がゲストというのは)「無い」でしょ。まあ、無いでしょ!
お客さんは、もう理解できないのかなって。
ホントに残念、って思っているお客さんももちろんいるんですけど…

■まあ、優しかったですね~。
理解はできないけども、小田さんが言ってるんだから、それは受け入れなきゃいけないねっていう優しさが、すごく伝わりましたね。
ありがたかったですよ。

トークをいっぱいしゃべったっていうのも、皆さんのリアクションがすごく良くって。
自信つくな、っていうくらい(笑)
ひとりでしゃべってました。小田さん途中まったくしゃべんなくて。

■意外だったのが、僕の「歌下手」な事を、小田さんのファンは、知らないのか?さぐりさぐりだったんですけど、
「僕は…歌手じゃないんですけど…」っていったら、どっかん!て。
あ、わかってるんだ、って。下手キャラ(笑)
で、下手キャラ知ってるんなら、これはいける!って。

アウェイなところで、どこまで認識してもらえてるのか。
スマップで、コントとか司会とかやってるアイドルグループの中居くんね、みたいなのはわかってるとしても。
どれだけ認識しているのか、探りながら。

■それで、「申し訳ございませんでした」のときに、「拍手と笑い」があったんですよ。あれ?

「申し訳ございませんでした」っていうのは、俺の気持ちとしては、

「こんなに歌が下手なのに、歌手じゃないのに、皆さんの期待を裏切ってしまって…」ってことが言いたかったんだけど、

それに笑いが来たってことは、「あ、下手キャラ、これ有るな!」(笑)

■それで、歌下手ネタ、全面押し!でいきました。
多分、僕みたいな人間のステージを見た事がないんでしょう。よくしゃべるような。

いやーリアクションいいなあ~!

これ、受け入れてくれてんのかな?

良くしゃべった分、リラックスできた、じゃないですけど。
何よりも、「お客さんが受け入れてくれた」ということが、歌にも繋がったのかな。

■結論から言うと、僕は歌はうまくはない。それはわかってる。

ただ、「歌下手キャラ」として僕の事を見てる人たちからしたら、
「うまいじゃ~ん?!」(笑)「歌えるの~?!ねえ!」みたいな(笑)
なんとなく、下手なんだろ、ガラガラ声なんだろ。
「そのわりには、うまいじゃん!」的なところまでは、いけたかな。

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中居正広さんのラジオでクリ約話−1

January08 [Sun], 2006, 18:50

土曜夜の中居正広さんのラジオ「サムガールスマップ」にて、
「小田和正・クリスマスの約束2005″大好きな君に”」で歌うことになった、その顛末話(前編)がありました。(2006年1月7日放送)
ナカイさんにとっても大事件だったのが、ひしひしと伝わって参ります。

その一部を、雰囲気だけですがまとめてみました。

■オファーは11月初め頃?「クリ約」「金スマ」共通のプロデューサーから直接あった。
最初に言われたときは真っ先にお断りさせてもらった。すいません。
もう意味がわからない。誰も理解できないでしょう。
僕が一番理解できない。
「申し訳ございません、全然ムリ、ムリムリムリ!!」

■が、数日後にまた言われる。
その時も「ムリだよ~」「わけわかんない…恥もかきたくないし…」。

■小田さんのアルバムは好きで、車に入れている。オフコースも好き。
クリスマスの約束は毎年ビデオに録って観るほど好き。

■普通、交渉はまずマネージャーにいくが、今回は僕にダイレクトで来た。
それでも「無理だ~」2度もお断りをしました。

■しかし、また次の日にプロデューサーが「どうですか?」と。
すでに断ったはずなのに???
「じゃあ、話だけでも…」となった。

しかし、一旦話を聞いてしまうともう断れない…

■「小田さんが、夜空ノムコウを、中居くんと歌いたい、と。言ってます。」

そのスタッフに「見える?小田さんのステージに、僕と二人で立ってるのが成立してるの、見える?」ときいたら、
「見えません!」「我々スタッフ一同、誰も見えてません!」
「構成は?」「二人で決めてください!」

「今回は真面目に歌ってください」「俺いっつも真面目だよ!」(笑)

■で、こんなに小田さんがダイレクトに言ってくださってるんで、
「そこまで言うのであれば…ちょっと見えないけれども…、やらさしていただきます…」
「じゃ、マネージャー通します」普通と順序が逆だよ(笑)

■それから、事務所のほうに話がいった。
しかし、当日は仰天ニュースの収録があり、間に合わないから会社的にやっぱりNGのところ、
小田さん側から「アンコールの一番最後まで待つから」と言ってもらえた。
そこまで言ってもらったら、もうホントに断れない。

出ると決めてからは、不安でしょうがなかった。 

(当日は、コンサート開始後わりとすぐに到着してましたよね。
『日テレ仰天ニュース・収録しながらナカイ輸送大作戦』のおかげだよ。
もう日テレさんにも足を向けて寝れません!
…でも汐留の方向がわからない!!←根本さんのパクリ)

■テンポやキーなど、スタッフを通して、いろいろときいてきてくれた。
たぶん、原曲キーが僕には高過ぎるんじゃないか、という優しさだったんでしょう。
僕がそんな音楽的なこと言ってもいいのかな?全て小田さんにお任せします、と。

「もし欲をいうならば、テンポを落としても(いいんじゃないか)とお伝えください」

■前日の月曜夜、会場でリハ。
挨拶をし、いろいろな話をする。
小田さんに「見えてますか?」ときいたら「よくは見えないな」といわれた。
「ダメだ(笑)やっぱりこの人も全然見えてないんだ…」
「見えない」ことほど怖いものはない。

■いきなり控え室でやってみることに。
歌ってみたら「いいよ」と言われたけどよくわかんない。
小田さんがいい、というならいいんだろうな~。

そしてステージに上がってリハーサル。
数回歌って、そこでいろいろふたりで決めていく感じ。「どうする?」みたいな。
「ここはこうこうこうで…」

■小田さんに「俺ハモるから」といわれ、
「僕はハモったらつられます!」
「大丈夫、コイツつられないから!」

何を根拠に言っているのか全然わかんない。

「大丈夫、お前つられないよ。」
「いや、つられます」
「だいじょうぶ、やればわかるよ。」

■リハには自分の車で行って、帰り道は小田さんが歌うのをずっと聴いていた。

■あがる、ということは最近はない。何万人のコンサートでも、大きい番組の司会でも。いい意味での緊張感はあるけど。
ここ何年もあがることがなかったのに、そろそろスタンバイ、という時に、
「これあがってんのかな~?」と。

■あがる、というのは自分が見えないとき。
想像もつかない、どんな武器を持って行けばいいのかわからない。
もう、カバンの中からありったけの「根性」「勇気」をポケットに詰め込んで行くぜ、みたいな(笑)

■この、あがってるのが、なつかしかった。
昔、光ゲンジのバックで、初めてステージに出た時のような。
初めてのレギュラー番組で、原稿を読むときとか、あがって読めないぐらい、いっぱいいっぱいなかんじ。
久しぶりにあがってるな~と思った。

■お客さんの数の問題じゃない。1000人、100人でもあがっただろう。

■いよいよ小田さんからゲストを紹介される。そのときのお客さんの反応がまず不安だった…いざ、ステージへ!

といったところで来週に続く!!

北側の出窓でしか、クリアに受信できないサムガ。
いつもサムガを聴くときは、ラジカセ(笑)を出窓の端に置いて、夜遅く、窓からくる冷気に震えながら、雑音と戦いつつ必死に聴く私。
窓の外から見えたら怖いだろーなー(大笑)だから部屋の電気は消して、暗がりの中で聴いてみる(笑)よけい怖いわ!

来週も楽しみであります。

金スマX’masスペシャルでさらに感動する

December24 [Sat], 2005, 21:32

小田和正「クリスマスの約束2005”大好きな君に”」の裏側。
昨日、「金スマX’masスペシャル」後半で放送されました。

小田さん男前すぎ。

ひっさびさに、体育会系体質炸裂の舞台裏でございました。
中居正広さんにスポットを当てて、クリ約舞台裏を見せてくれてましたが、小田さんの言葉の男前なこと!

「心が通えばいいって思うんだよな。
それをみんなが見れば、みんなとっても、いいプレゼントになると思うよ」

「そんなハッキリ見えて、それのイメージに向かって進んでいくっていうのは、まあそこそこの仕事が出来るけど、
…見えないけど『これ絶対面白いな』っていうのは、そこを
思い切って行った時に、
考えられないような、摩訶不思議な面白いことになるはずなんだよ。」

武器を持って行かないと怖い、と不安いっぱいの(笑)ナカイさんに、

「それはね、武器じゃなくて、お前の等身大の、全部剥ぎ取った形で、
来て勝負すればいいんだと思うよ。」

「テレビで人気の中居じゃなくて。その辺は難しいかもしれんけど、
そこを乗り越えて行くような、力は発揮できるはずだと思うよ。
じゃなかったら、俺たぶん呼んでないと思う。」

「お前の武器は俺でさ、俺が居るって言う。」

くーーっ!!聞きましたか皆さん?!(←何者じゃ)

ナカイさんの何を引き出そうとしているのか?という質問に。

「一般人から見ると、とっても特異な育ち方をしてきている。
昨日そうだったよな。
コイツ俺の全く知らない、見たことのないベールに包まれている。
そういう人間が素直に、なんかどっか一瞬でも素直になって、
とりつくろわないところの、中居正広が出てこないかなって。

それをアイツが人前でさらけ出していいんだ、って思った時に、
なんか変わるんじゃないかなって。

今日アイツはね、ほんとできないと思うけど。
何にも持たないで、ボロ負けで、…いいや。っていう気持ちで来てくれれば
一番いいと思うんだよね。
絶対出て良かったと思うから。」

小田さんて…

なんでそんなにナカイに詳しいの?! 

その日ナカイさんは「いいとも!」「増刊号」たぶん「サムガ」、
日テレで12/14に放送された「ザ!世界仰天ニュース・200回記念」の収録を終えてから、クリ約に臨みます。

その仰天ニュース。
初めてスタジオを飛び出し、バスに乗ってどこかへ行くようです。
ナカイさんは、しきりと時間を気にします。

「早く!早く!あ、もう始まっちゃってます!」
…何が?(大笑)

そして、バスはなぜか「埼玉」へ。
一瞬、さいたまアリーナらしき建物が映ります(笑)
埼玉名物の塩ラーメンを食べるために、はるばるやってきたのです…
釈然としないゲストと鶴瓶師匠(笑)

その仰天ロケ終了直後、ナカイさんは会場入り口に現れました!
これぞまさしく収録しつつ移動もする、ナカイ輸送大作戦!
日テレ太っ腹~(笑)

ステージでは小田さんが「愛を止めないで」を歌っています。
白いシャツに着替え、控え室で待つナカイさんの後ろで、小田さんのMCや歌が聞こえるのが、わくわくします♪
このとき、すっかり小田さんの歌に酔いしれていたんだなー。
まさかすぐ近くに、ナカイさんがいるとも知らずに。

ナカイさん、すごい涙目。
「ここ何年か緊張したことない」ナカイさん、緊張のあまり歯磨きもっかいしようか?などと言い、スタッフに止められる(笑)

「大丈夫か?大丈夫だよな。あんまり余計なこと考えないで」

「そのまんまでいきます。小田さんに全部預けますんで」

「ウチにいる時のお前のままね」

「普段の僕でいいですか?」「そうそうそう」

「おし!じゃいくぞ」

いよいよ登場です!

「中居 正広!」

会場はすっごい盛り上がり!
小田さんがナカイさんをハグして、ステージに迎えます。

当日のナカイファン的レポはこちら→

MCはほぼ放送されましたが、うろ覚えながら追加しますと、

(ひとしきり恐縮したあと)
「僕らのコンサートと同じように、皆さん、あたたかーく迎えてくださって。ありがとうございます!」(大拍手)

「この話を頂いたとき、ぼくは、最初に、お断りをしました。(笑)

理由は、あまりにも『見えない』って。
どう考えても、小田さんとぼくと二人で歌うっていうのが。
もう見えなすぎて。
プロデューサーにきいても『見えないな』つって。(笑)
小田さんだって昨日リハで『クリアには見えないな』ってゆってたじゃないですか!」(爆笑)

「でも、なんで僕のこと呼んでくれたのかなっていう…」

「それはね…話すと長いんだ!」(笑)

「ま、長い話を短くするとだな、俺らみたいなアーティストと、テレビに出てる人と、垣根をとっぱらってやっていかないといけないな、と。そんな細かいこと言ってる場合じゃないなと…。
君はなんてったって、ほら、ジャニーズだし(笑)
それに、そういう垣根を取っ払うみたいなことは、君が一番、分かってくれるかと思うんだよね。」

「歌手じゃない」ってナカイさんがゆっちゃったときには、ウケてましたが、私は内心ヒヤヒヤ。またこの人自虐に走るよ…って。
小田さんにはそういうの、通じません(笑)
「(日本の音楽シーンには)いなくてもいい奴いっぱいいるよな」とか、平気でバンバン言ってますから。
その小田さんが、ナカイさんのこと、一緒に歌うために呼んだのに。
「そんなことをいわせるつもりはなかった」と小田さん。

「夜空ノムコウ」の感想は、語りつくすことはできません。
小田さんと中居さんが一緒に歌う。
私にとって、奇跡のような出来事だったですから。

でも、なんであんなに心に響く歌声だったのか、金スマを見てわかった気がしました。

裏に戻ってぐったりしているナカイさんの背後からは、小田さんの歌が。

「そんなに自分を責めないで…」

いやー音楽の神様が降臨してたっ!!
これぞ究極の「相対性の彼方」!!

小田さんて、ほんと男前。
小田さんによって鎧をはぎ落とされた、ありのままの中居さんも、良かったなー。
一流は一流を呼ぶ。
小田さんがカッコいいのは知ってたけど、ナカイさんもカッコいい(笑)って知ってたけど、
いやーふたりともとっても素敵だったなっ!!
ファンでよかったなっ!!

小田さんのことも、ナカイさんのことも、もっと好きになり、「クリスマスの約束」もまたいっそう楽しめる。
金スマX’masスペシャル、最高のプレゼントでありました。

「君住む街へ」作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用