小田和正ツアー2012『どーも どーも その日が来るまで』
5月26日(土)横浜赤レンガパーク特設ステージ、うろ覚え日記その2。
毎度のことですが録音録画機器は一切使用しておりません。
記憶とメモのみで書いてますので言い回しなど実際の内容とは全く異なります。
えーと、8曲目から(ゴールが見えない
・・・
「音楽を始めた時、楽器を手にして歌い始めて、
当時は、弾き語り、なんて言葉あったのかもわかりませんが
楽器を弾きながら歌うのは難しくて、自在には歌えなかった。
でも段々、楽器を持ってないと、歌いにくくなってきて。
ギターなら、このコードを押さえながらこのメロディーを歌う、みたいな
段取りが自分の中にできてきた。
今日は、『たしかなこと』手ぶらで歌ってみたいと思います。」
『たしかなこと』
北西側の花道を歩いていきながら。
こちら側からは、生の姿は見えないので、想像で。
モニターに映る小田さん、イヤモニを気にする素振り。聞こえにくいのかな?
一緒に歌ってる人が多かったです。南東ブロック合唱団\(^o^)/
うっわ…まさに、今のこの状況… (´;ω;`)
同じ風に吹かれて『たしかなこと』聴いてる…
小田さんには届かなかったかもだけど、みんなで歌ってたんですよ~。
だんだん、日が暮れてきました。
『緑の街』
今度は、南東側の花道へ。
野外だからかな?私の席では、いつもより低音が聞こえにくかったのですが
代わりに、ストリングスの音が、とてもくっきりと響いて聞こえました。
艶やかな弦の音色と、小田さんの歌声に…
うっとりです。
思わず、空を仰ぎ見ました。
両手でマイクを持って、目を閉じて。
この曲では、ゆったりと、花道の途中まで歩いて、ステージへと戻っていきました。
次は『風の坂道』…?と思ったら、ギターを持って、ステージ中央に。
何の曲が来るんだろう…(どきどき)
…これかーーー!!
『たそがれ』
その瞬間の空は…
開演前からかかりはじめた雲が邪魔をして、鈍い色ではあったけど
西の空の、ずっと上の方が、うっすら茜色に染まってた…
ほんのちょっとだけ、夕焼け。( ´∀`)
ステージの小田さん、気がついたかなあ?
夕暮れの風に吹かれて聴く『たそがれ』
会場の向こうには、海上保安庁の「しきしま」が見えて、
左手には赤レンガ、右手はすぐ海。
海上を行き交う船のエンジン音が、低く響いていて、
『たそがれ』の歌詞そのまま…夢うつつな気持ちで聴いていました。
『その日が来るまで』
このツアーのタイトルと同じ、小田さんのいちばん新しい歌。
やさしいギターの音から、ふわっとかぶさるようにストリングスが入ってきて
小田さんが、歌い始めます。
モニターに、小田さんの手書きで『その日が来るまで』の文字。
ネタバレをさけるため書いてなかった秋田のMCから…
(2012/4/14,15 秋田ライブメモより)
「あんな、とんでもない震災がありまして…
僕は…ホントにびっくりしてしまって…
歌なんか歌っても、何の役にも立たないと思いました。
そんな中いち早く、歌を作って被災地に歌いに行ったアーティストもいましたが…
一年を経て、自分も、ようやく曲を書きました。
今日は、その曲をやろうと思います。
良かったら一緒に歌ってください、と言いたいところですが、
初めてやる曲です。
このツアーのサブタイトルにもなってる…なんだっけ?(笑)
『その日が来るまで』これをタイトルにして、できました。
では、聴いてください。『その日が来るまで』」
秋田初日は、小田さん、途中から涙で歌えなくて…ズタボロで。
アンコールに、もう一度歌わせてください、と、2回目を歌ってくれました。
ゆっくりと暗くなっていく空に
小田さんの歌う声と、ギターの音とが、すうっと高く、のぼっていきます。。
さざ波のように広がる拍手。
じんわりと、心の中に、温かな気持ちが広がっていきます。
あの日、我が身のこととして深く傷つき、歌えないとまで思った小田さんが
一年を経て、届けてくれた歌は
たくさん涙を流した後の心に、すうっと染みこんでいくように
限りなく優しくて、あったかくて…
そっと静かに、傍らで微笑んでくれているような…そんな歌。
光に満ちた歌を、ありがとう小田さん。
・・・
ご当地に続きます。先は長い…