小田さんと一緒に歌った、夏の日

August24 [Thu], 2006, 12:28

昨年の8月20日は、大阪にいた。
小田和正ツアー2005”大好きな君に” in 大阪万博公園もみじ川芝生広場。

野外ライブの小田さん。
夏が好き、というだけあって、夏の陽射しがとても似合っていた。
小田さんの周りだけ涼やかで。額を流れる汗が爽やかで。
日焼けして花道を走る小田さん、かっこ良かったなー。

・・目の前で一緒に歌ったなー(ぽー)

この日はちょうど、甲子園の決勝だった。
以前クリ約で、高校野球の青くさい感じが、けっこう好きなんですよ。と語っていた小田さん。
この日のライブで、「僕らの夏」を歌う前に、「どっち勝ったの?」と。
この年、駒大苫小牧が連覇を達成した。

あー「僕らの夏」聴きたくなってきた。
(さっそく聴く。・・浸り中・・)

誰れかの くやしさが 誰れかの 涙が
見えない そのやさしさが 僕らを 連れていった

どんなに ひろい川も 今ならこぎ出せる
いつかきっと その場所へ 必ず行けるはず

夏が終わるころ いつか僕らは みんな ひとつになっていった
でも もう 僕らに 明日はない やがて こゝから 離れてゆくんだ

勝ち続けることは 誰れにもできない
なぐさめもなく たゞ 立ちつくす

でもすべてのことが 必ずその日々が
かがやき始める いつの日か

夏が終わるころ いつか僕らは みんな ひとつになっていった
でも もう僕らに 明日はない やがて こゝから 離れてゆくんだ

果たせぬ 夢も この日の 笑顔も 誰れにも告げない 想いも
駆け抜けてきた 僕らの日々を すべてこゝへ このまゝ残して

「僕らの夏」/ そうかな(2005年)より

初優勝とか3連覇とか、そんな言葉は関係ない。
本人たちにとって、今年の夏はたった一度きりなのだから。

万博公園での野外ライブは、めっちゃくちゃ暑かった。灼熱。
時おり吹き抜ける風が、朦朧とした意識を引き戻してくれた。

2005年8月20日・小田さん万博公園野外ライブレポ→

同行した『真夏の恋』うちわが、まさに命綱であった。
ぼくらのなつ。

「僕らの夏」作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用

放送されたクリ約とライフサイズを合わせたら・・

May15 [Mon], 2006, 1:24

ライフサイズ2005後半に50分間収録されている、クリ約ライブ映像はTBSさん提供なんですよね?

クリ約で放送されていない曲が、ライフサイズには収録されています。
DVD収録時間には限界があるため(つか小田さん編集のため)曲の途中でばしばしカットされてはいますが。

ということは!
クリ約とライフサイズ、交互に見ればあの「大好きな君に」ツアーの曲順が完成するのか?!
よっしゃさっそくやってみるべ!(ひまっこ)
記憶をたよりに、クリ約のセットリスト順に再生してみた。 
■TBSクリ約で放送された曲
●ライフサイズのみ収録のクリ約の曲(TBSで放送された曲は除く)
□ライフサイズ、他会場でのツアー曲

■オープニング映像
■まっ白(2コーラス目から。ナレーションがかぶる)
●まっ白(ナレーションなし)
■ラブ・ストーリーは突然に
●the flag

●たそがれ
■さよなら

■LET IT BE
●銀座カンカン娘
■眠れぬ夜
●黄昏のビギン

<ゲスト映像>
■ムッシュかまやつ「バン・バン・バン」(7月6日武道館)
■松たか子「ほんとの気持ち」(7月7日武道館)
■根本要「銀座カンカン娘」●「木蘭の涙」(10月13日沖縄コンベンション劇場)
■ゆず「夏色」(12月6日武道館)
■財津和夫「青春の影」(8月28日名古屋港オープン・エア・パーク)
■星野仙一(12月21日名古屋レインボーホール)
■スキマスイッチ「全力少年」(12月7日武道館)
●矢野顕子「中央線」(12月6日武道館)
●スガシカオ「夜空ノムコウ」(12月11日大阪城ホール)

■O COME ALL YE FAITHFUL
■戦争を知らない子供たち
■生まれ来る子供たちのために
●風のようにうたが流れていた
■たしかなこと

■ご当地紀行総集編

●Re
●正義は勝つ
■Yes-No
■キラキラ
■YES-YES-YES

■明日
●僕ら
■言葉にできない

■大好きな君に
■夜空ノムコウ(ナカイさんゲスト)
□君住む街へ(台湾公演・北京語バージョン)
□そして今も
■たしかなこと(みんなで)

なんとかクリ約(ツアー)の曲順で完成!
でも「忘れてた 思い出のように」が無いのが惜しい。

「だからブルーにならないで」と「またたく星」は台湾公演での様子が少し。台湾の小田ファンは熱い・・

コンサート会場の皆で歌った「たしかなこと」と、ライフサイズの最後に収められている「そして今も」は何度見ても泣けます。

小田さん。小田さん。小田さん。。
君にまだ 言葉にして 伝えてないことがあるんだ。
ライフサイズを幾度も繰り返し見ていて、思ったこと。

小田さんにまだ言葉にして伝えてないこと、それは。

つーかこの際TBSさんでもいい(え)

お願いですからクリスマスの約束完全版を作ってもらえませんか。

クリ約とライフサイズ、交互に観るのはとっても疲れました・・

「アルバム曲は丸ごとばっさりカット、超有名な曲はフルで」(TBS)
「ほぼ全曲あり、ただし曲の途中でばしばしカット」(小田さん)
どっちもどっち・・か?

しかし、特に今回のクリ約TBS映像には、楽曲への愛情と敬意を感じております。
あの、アリーナ空中をしゃーっ!!と斜めに横断するカメラでとらえた、花道を激走する小田さんを。
走った直後、息が上がりながら、気が遠くなりながらも全力で歌い上げる小田さんを、「あのスピードで走りたかった」と語った、3時間半を超える戦いの全記録を。
ぜひぜひノーカットで!

「クリスマスの約束2005・完全ノーカット版」DVDリリース求む

「たしかなこと」作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用

居酒屋の星野仙一・その4「the flag」

February17 [Fri], 2006, 17:32

「居酒屋の星野仙一~ゲスト・小田和正 in 名古屋」

NHK-BS2で2006年1月26日に放送されました。
ツボをぼちぼち書くつもりが、全編に渡ってツボだらけなので、ほとんどひたすら文字起こしの様相を呈してきております…

■「the flag」
名古屋でのライブ、フルコーラスが流れる。

客席には『歌がわかる、人間がわかる、男がわかる』そんな人のひとり、
星野氏。
頬の涙をぬぐいながら、聴いている。

それからの 僕らに 何があったんだろう
変わってしまったのは 僕らの方なんだ

自由な翼を 僕らは たたんで
二度と そこから 飛び立つことはなかった

やがていつの日か この国のすべてを
僕らが この手で 変えていくんだったよね

僕らが この手で すべてを

こゝから 行くべき その道は どこかと
できるなら もう一度 捜さないか
戦える 僕らの武器は 今 何かと
それを見つけて こゝへ 並ばないか

(「the flag」作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部抜粋)

星野氏「今日聴いてて…、3曲目に『the flag』。
涙出てきたんだよ。
若い時にこう思って、…なんでお前それ貫かないんだと。
頑固なまでに、
この歳になっても、若い時の夢を貫こうよ!っていう風な、メッセージに聞こえたわけよ。」

「定年、リストラ、早期退職、次の就職、もうひとつは孫の話。
おいちょっと待てよお前ら、と。
若い時のあの考え、『the flag』じゃないけども、あの考えを。
もう少し、考え直してみろと。

だから…ある意味、団塊の世代を代表して、俺は指揮とってたと。
という風な監督時代だったよ。そういう意識はあったよ。
今、そういう意識ない?歌ってて。」

小田さん「ああだからそれはもう、人とギャップができちゃって…。
でも、俺エラそうに言う訳じゃないけど、
俺は頑張ってんだけど、頑張ろうよ?!って。
もう一回、
もう一回出来るような気がして。俺の幻想かもしらんけど。
仲間集まったら、またなんか、そこに、始まることがあるんじゃないかみたいな気がしちゃうんだよね。」 

「今日、俺が感じたように。
うらやましい。
団塊の世代、還暦を迎えようとする男たちが、うらやましいということは、彼らにものすごい勇気を与えてると思う。
俺も勇気もらったもん。本当にそう感じたよ。お世辞でもなく。」

「いやいやそんなこと…いやいや…」

↑燃える男・星野氏が熱く語っている間、ずっと困ったようにちっちゃい声で言い続ける小田さん(笑)

■このあたりでちょっと休憩、大豊さんの台湾料理が並びます。
過酷なツアーですっかりスリムになってしまった小田さん、ぜひいっぱい食べてください!
おいしそうだなー。食べに行きたいなー。
もし場所がわかってたら、名古屋最終日の帰りに寄ったのに~ざんねん!

■「今年台湾のツアー行ったのよ。
それが感動しちゃってさあ、俺もう泣きじゃくっちゃったよ。」
(ぱくっ)「(笑)」

「いやなんかね…。2度目なんだけどコンサート(背筋がぴっと伸びる)
とっても待っててくれた人たちがいっぱいいて。
なんかね。俺は、音楽は国境を越える、とか言うじゃない。
なぁにお前、そりゃこういう人もいるかも知れんけど、そんな簡単に、音楽が国境を越えるなんてこと言うなよ、みたいな。ちょっとへそ曲がりだから。(←自覚あり)
で、今回は、そういうこと、あるぞ、と。

言葉の無い音楽は、音でね、何となく通じ合えることもあるけど、
言葉があるばっかりに、越えられないことって、あるんだよね。
それが…あ、これ、通じ合ってる?みたいなね。
今日のお客さんと、あ、伝わったみたいだっていう、
そういうことがとにかくあって…最高だったね。」

「でも、音符は世界中一緒でしょ?」

「いやだから、台湾語でも歌ったんだよね。北京語で。
やっぱり、一生懸命近づこうとしてくれてる、って向こうは思うのよ。
それが嬉しかったり。

だからさ、今、俺、花道走ってっけど、近づこうっていう気持ちが。
みんなよってくるだろうじゃなくて、近づこうという気がやっぱり、相手に伝わると思うな。」

大豊さんが、バッティングの極意を伝授します。

大豊さん「極意は…僕は気合いだと思います。」
野球少年カズちゃん「え?気合い。(うなずく)…へへへ(笑)」

大豊さん「向かっていく気持ちですね。はい。」
監督「向かっていって空振りしたよな。よく俺に怒られてたもんなあ。」
大豊さん「はい、なぐられました。」(笑)

大豊さん「バッターボックス入った時に、気持ちが負けたらもうダメですね。引いたらダメですね。
向かっていく気持ちがなければ、大振りもできないし。
振らないと、当たらないし。」

(現役時代の大豊さん、豪快な空振りシーン。←ついでにホームランも見せてくれよ~!!)

野球少年カズちゃん、目きらきら。

カズちゃん「僕は、さっきも言ったけど、最初なんでこの人こんなに空振りしちゃうのかなって思ったけど。
それを聞いて。もうすっごく、ああ、よし、今日も空振りしとるなーと思って見てたんだね。」

監督「でもホームラン王獲ったしね。」
カズちゃん「うん。(うなずく)」
大豊さん、笑顔。

カズちゃん「台湾の人たちは熱いねー。」
大豊さん「そうですね。熱狂的なね。」

監督「これ(大豊さん)も熱いんだよー。カーッとなってね。退場なったりしてんだよ。」
カズちゃん「えへへ…自分だってしょっちゅう」

大豊さん「たまには。監督は8回なんだけど、僕は2回です」
監督「そうか…」(カズちゃん爆笑)

まだつづく。