小田和正ツアー2011『どーも どーも その日が来るまで』
7月2日(土)沖縄・宜野湾海浜公園野外劇場、初日のレポレポでーす
録音録画機器等は一切使用しておりません。
うろ覚えの記憶に基づくもので実際の内容と同じではありません。
ジャスミンさん、キャロさん、みのまのさん、きっちゃん、キヨさん、補足ありがとうございました
【7月2日(日)沖縄初日レポレポ~】
薄曇りの宜野湾海浜公園、野外劇場です。
さっきまで時折、パラパラと雨が落ちてきたけれど…開演前はすっかりあがりました。
このまま降らないといいなあ…
曇っているおかげで、風は涼しく、爽やか~
思った以上に過ごしやすくて、用意してきた保冷シートなんかもいらないくらい。
会場で販売している、オリオン生ビールでかんぱーい!!( ^ ^ )/
と、ほどなく…17:10ごろ、まだ明るいうちからの開演です。
今回は、後方のブロックの、さらに後ろから数列目だったのですが、
着席してみれば、なんと、でべそステージに近い、正面の席。
狭い会場ならではです。ち、近い!!
で、ここぞとばかり、小田さんの衣装チェック。
白いTシャツで、フロント部分にはギターのピックが貼りつけてあります。
ライブ前半は、青、白、赤。
後半は、青、緑、赤だったような…
こんな感じ↓
Tシャツのバックは、赤の線画で、エレキギターの形が大きく描かれています。
ベージュのひざ下のクロップドパンツに、紺の短めソックス、白のスリッポンシューズ。
正直…
卒倒しそうな可愛さです。
メンバー紹介の時に、
「ラフな格好で、すいません…私なりに、一生懸命、考えてきました。」(笑)
沖縄シリーズ、どれだけライブ中に「かわいいー!
」が飛び交ったことか…
ビーサンじゃないの…?と一瞬、残念に思いましたが、
それはそうです。あちこち走りまくるから
いやっほーい!!またしても、どこにいるか見えなくなっちゃった(笑)
が、だんだんと…空の様子が…あやしくなって参りました。
客席突入シリーズの後、しっとりとしたバラードに聴き惚れていた時…
ぽつ… Σ(゜Д゜)
(き、気のせいだよね…?)
ぽつ… Σ(゜Д゜)
(いやいや、雨じゃない雨じゃない)
ぽつ… ぽつ… ΣΣ( ° 口 ° げっ
(がんばれ!持ちこたえてくれーー!
)
バラバラバラバラ。(もうごまかせない雨。)
わーん
歌は ♪雨あが~りの~。。なのに、ちっとも雨上がり違うーー!!
慌てて『大好きな君に』ポンチョをはおり、荷物もビニール袋でガード。
続く ♪ 若葉のひと も、雨に打たれて、耐えながら聴く風情に…
その、雨の中で…『♪ たしかなこと』を歌う前後だったかな?
「前回、沖縄に来たときは、モンパチのイベントで。
モンパチの出番の時にすごい雨が降って、まあこっちは何もきにしないで見てるだけだったから、責任も感じませんでしたが…
他のバンドはみんな、いれずみとかしてるんだよ。怖くて、横のほうで大人しく見てましたが(笑)
その会場で、お客さんたちが、この曲のイントロが始まったら、おーっ!ってゆってくれて。
それを、すごく覚えてますねー。」
私も覚えてる…ちょっと歌が止まるほどの、大きな歓声でした。
「『♪たしかなこと』の前から、(雨が降ってきて)このまま続行していいかどうか、迷いましたが…
ね、こっちの人(弦チーム)は高い楽器使ってるし。」
あ!向こうの空が、晴れてきてる…
「さっき、ギターを渡された時に、一瞬、次の曲がわかんなくなって…
このギターはなんだろうと…(笑)」
次は、でべそステージでの、いなぴーとのコーナー。
このまま雨が降ってたら、ギターが濡れちゃうから、来てくれないかも…と思っていたのですが。。
なんと、話しているうちに、すうっと、雨が上がりました!!
やったあ~!奇跡!ヽ( ´ ∇ `)ノ
空がどんどん、明るくなってきました!
まさに、♪雨上がりの空、です。今のタイミングならよかったのにー
スタッフさんたちが急いで、でべそステージの床の水を拭き取り、セッティングを始めます。
それを待つ小田さんに、次々に声がかかります。
「小田さーん!」「小田さん!」
隣からは「和正さーん!!
」(笑)ちょ、照れる(〃▽〃)
「いろいろ言って頂いて、ありがとうございます。」(笑)
「ここからはいなぴーとのコーナーですが…
3年前、座ってやっていたら、それまでの汗がすごくて、立ち上がったときに、
おさるのお尻みたいになって、みんなに笑われたので、
今年は、立ってやることになりました。(笑)
その時は笑ってましたけど、けっこう傷ついてたんです…
」
小田さん…やっぱり、相当気にしてたのね
ちなみに、3年前の沖縄レポから
『愛の唄』が終わって、椅子から小田さんが立ち上がり…と、
汗に濡れて、ズボンのおしりの色が黒くかわっちょるではないですか!
ステージの上はめちゃくちゃ暑くて、ものすごい汗なんですね。
そんなになって、歌ってくれるなんて…(感動)
この小さな発見に、騒然となる客席
(笑)
「ん?大丈夫ですかって?なんかまずいことあったんですか?」
(客席:おしりがぬれてる~)
「え~、おしりが濡れてるそうです(笑)えへへへへ…(笑)←か、かばええ
お尻が濡れてる位で、そんなに嬉しいんですか?」(爆笑)
(客席:がんばれー)「がんばってます!(笑)」
『さよなら』
「♪もう… あ、ごめんごめん(爆笑!)
どれくらい濡れてんのかな~って、気になって
」
・・ほんとだ、気にしてる~
そんなわけで、今年は、立ったままのスペシャルバージョン。
「なんか昔のフォークデュオみたい。。昔じゃなくてもいいんだけど。」
小田さん&いなぴーのステージ、開演です♪
「なんか、時間が過ぎてくのがもったいないですね…あ、ビールですか?」
???と思ったら、ちょうどでべそステージ前の通路を、ビールを持ったお客さんが通ったんですね。
それがまるで、ステージにビールを差し入れに来たスタッフさんのようで(笑)
「私に持ってきてくれたのかと…(笑)
私はビールを飲んだら終わってしまいます(笑)飲むとやたら陽気になっちゃって。まあ今も陽気ですが…」
やたら陽気な小田さん、みてみたいー♪ |∀・)
続いて、何曲か…
ちょうど、「♪水曜日の午後」で、♪夕方には 晴れるかな… と歌っている時に、
さーっと、明るい光がステージに差してきました。
うわあ…なんてすごいタイミングなんだろう…と思っていたら、
次の「♪めぐる季節」では、
夕陽の最後の光が、メインステージの柱や屋根に当たって、真っ赤な色に染まっています。。
うわー、うわー、うわー。。
おじいさん!山が燃えている!燃えているわ!(ハイジ
)
なんて綺麗なんだろう…ほんの一瞬の出来事でした。
「いなぴーは優しくてねー。あ、みんな優しいですけど(笑)
雨で、だいぶ床が滑るようになってきたから、拭いてくれて。
さっき、♪夕方には 晴れるかな…って歌ったときに、
(光が)ふわあっ、とね…。ぐっときちゃいますね。」
雨は完全にあがり、周りの樹々の鳥たちが、ぴよぴよとさえずるのが聞こえてきます…
「(映画の話から)やったほうがいいことは、やったほうがいいな。
50の手習い…といっても、50をとうに過ぎてますが(笑)」
「あ、どうも~。
♪ 僕はここで待ってるから…(緑の街)って歌い終わって、
あっ、どーもー♪って言うのも…今の歌は何だったんだ(笑)」
「沖縄は、オフコースの頃は何回か来ましたが、
一人になってからは、なぜかそんな気持ちが起きなくて…
そんな時に、スタレビの根本要が、
『小田さん、沖縄行かなきゃダメだよー!』
なんでお前に言われなきゃならねーんだ(笑)
それで、スタレビのコンサート見に行くことになって、ゲストで2~3曲、歌って、
あ、こんなにあったかく、受け入れてくれるんだ。と思いました。
スタレビのおかげです。
…要にこんな恩売ってどうすんだ(笑)
年取ってから、縁、というものを、考えるようになりましたね。どうですか?
縁。
では、要の顔は、思い浮かべないで(笑)聴いてください。」
『♪ 風の坂道』
まだ明るさの名残が残る、空の下、
でべそステージに手早くセッティングされたキーボートでの弾き語り。
小田さんと、空と…時々小田さんの足元と(笑)交互に眺めながら、
この曲を聴くために、今ここにいるんだ、と思いながら。
すごく不思議なんですが、
「♪今 風に吹かれて…」 と小田さんが歌った時に、
風がさーーーっと吹き抜けていって…
キーボードの、最後の音の余韻が、消えていきました。
・・・
【7/2(土)沖縄初日のご当地紀行】
◆「沖縄のご当地紀行、スタートです。まぶしくて目があきません!」
「ご当地用の衣装を用意してきました。」
ボーダーのシャツに、麦わら帽です。あごひもがキュートです(笑)
◆ セルラースタジアムにやって参りました。
「ベイスターズの帽子をお借りしましたが、私は特にベイスターズのファンではありません。」(笑)
スタジアムの一角で、キャッチボール!
きゃー!
しかし、相手の投球がいまいちの様子…
「お前…野球やったことねーな。
オレの人生の中で、野球やってました…でも軟式ですけど、って言い訳しなければならないのがとても辛い…」
「楽天イーグルスに何度か始球式を依頼されてますが(えええ!\(◎o◎)/)
まあそのうち… ストライク!!
これで始球式は大丈夫だな。」
やってーやってー!!ヽ( ´ ∇ `)ノ(2013年開幕戦で実現しましたね!)
◆ ゆいレールに乗る小田さん。混んでますが、気づかれもせず普通に乗ってます(笑)
牧志駅で降りて、国際通りのなだらかな坂をブラブラと…
「こんちはー」「あっこんちはー」
「気がついてくれるのは、バ◯アだけです」(爆笑)
◆「♪あなたは もう 忘れたかしら~。こうせつ(公設)市場にやって参りました。すいませ~ん(笑)」
市場の中を歩いていて、またもや強烈なおばさまに話しかけられます。
「あら!あなた!ちょっといらっしゃい!スナックパインあげるから!」
小田さん、ふらふらとついていってしまいます~
(字幕:スナックパインに目がない小田)(爆笑)
しかして、やはりこのバ◯ア おばさまも、K.ODAのことがわからなかった模様。
「みんなはよく知ってるから…私は知らなかったけど。」
と、スナックパインをちぎって、K.ODAに渡そうとしたところ
K.ODA、口をあけて、おばさまから食べさせてもらいます!
(笑)
「あらま、アーンしちゃった
どうしよう
」
バ◯ア おばさま、すっかり心を奪われた様子(笑)
「海ぶどうもあげるから!食べなさい、ね!」
しぶしぶ、海ぶどうも食べるK.ODA…(字幕:実は海ぶどうがキライな小田)(笑)
通りかかった若者の集団と会話。「どっから来たの?」「静岡です」
若者たちと記念写真…と、バ◯ア、ちゃっかり写真に入ってる!
(笑)
その後、「オバサンでごめんなさーい」というグループと、記念撮影。
バ◯ア、またちゃっかり写真に入ってる!!
(笑)
いやーまたしても最強キャラの登場に、涙がでそうなくらい笑いました
◆ 「波上宮」(なみのうえぐう)にやって参りました。
「♪大きな雲が空を低く横切っていく…(グッバイ)すいません♪
もう、厄も何も無い歳になりました…全部をくぐり抜けてきました。
あとはお祝いだけだ!喜寿だの古稀だの米寿だの…」(笑)
古稀ライブツアーやって~
(やりましたね…)
◆「やって参りました、牧港のA&Wです。さっそくいただきまーす。
んー、うまいなあ!ハッピーハッピー!
」
そしてやっぱり、灼熱の外の席…
(笑)
◆ 海パンで中城(なかぐすく)城跡へ。詳しくは前頁へ→
◆「ここは、読谷の海岸です。一昨年、モンパチのWWWというイベントがあって、それに呼ばれてね。
素晴らしいイベントでした。
今日来たのは、ここで、みんなで一緒に歌おうと思いまして。
一生懸命、練習してきたので…」…と話していると、突然の豪雨!
「逃げましょう!」
しばし、車の中で雨宿り…
「それでは、一生懸命、練習してきました。『てぃんさぐぬ花』。」
・・・
ご当地が終わって気がつくと、ステージのライトがはっきりと分かる程、周りが暗くなっていました。
夕暮れ。
いなぴーと向い合ってギターを弾く姿が、ライトに照らされています。
怒涛の後半、スタートです。
・・・
途中まで、元気いっぱいで客席に突入、絶好調だった小田さんが、
『♪今日も どこかで』を、歌っている時でした。
ちょうど私のブロックの前の通路を、歩いていて…
ふいに立ち止まって、目を押さえたので、
最初、汗が目に入ったのかと思ったら
そうではなくて…泣いてる。
何度も、何度も、手であふれる涙をぬぐって…
目も、鼻も、真っ赤になって…止まらない涙。
あんな風に泣く小田さんを見たのは、どこだったろう。
小田さん、泣くなー!!
・・・
「もっと辛い人がいるのに、自分が泣いてどーすんだ、って話ですよね。
でも、涙が出ちゃったもんはしょうがないやー…」
「もっと辛い人がいるのに」って…
どれほど、たくさんの人たちのことを思ってるんだろう。。
そんなに、背負わないで。
そんなに、悲しみも苦しみも引き受けなくていいから。
でも私のそんな物思いは小田さんには届かない。
小田さんはもう決めて、走り出してしまったから。
泣いたせいで、ちょっとだけ、声がつまった『♪さよならは言わない』
キーボードの鍵盤が、滴る汗で滑って、やり直した『♪東京の空』
沖縄の、夜空の下で聴いた歌たち…忘れられないです。
・・・
「えー、なんつーか。時間がたつのが、残念です。
楽しい時間は、あっという間に過ぎていきます。
私も頑張りますから、みんなも頑張って、愛する日本を、応援していきましょう。
きっとまた、会える日が来る。
それを目標に、沖縄の …(歌?)を練習して、
若い人はまあ大丈夫ですから、僕と同じくらいの…同世代の人たち、
みんな健康に気をつけていれば、きっとまた会えると思います。」
この時「また沖縄で会いましょう」って言ったような気がしたんだけど…
言ってないような気もするし…願望のせいで、そう聞こえたのかなあ?
でもまた沖縄で会いたい。
・・・
アンコールでは、通路を縦横無尽に歩きまわり、
少し離れた席にいた友達のすぐ近くまで、小田さんが行ったときの、
友たちのキラキラした表情が、忘れられません(笑)
本当に嬉しそうで…
(笑)
2度目のアンコール、キーボードの前に座って
「えー、やっぱり…要に感謝しないといけないな…」
そんな言葉、要さんきいたら泣いちゃうから~
そして始まったイントロ…ざわめき、拍手…
『♪言葉にできない』
『♪YES-YES-YES』の大サビは、目の前のでべそステージで!
一緒になって声が枯れるぐらい張り上げて歌った!歌いきった!!\(^o^)/
夜空に響く、アカペラの歌声…
何度も、マイク無しの声で
「どーもー!」
「どうもありがとー!」
「ありがとー!」
そう、叫びつつ、小田さんたちがステージを去っていった、その瞬間、
ドーン と、予期せぬ音に振り返ると、
打ち上げ花火。
次々と。次々と。
鎮魂の花火。
絶え間なく夜空を彩る花火が、あまりにも綺麗で…
綺麗で… (涙)
泣き笑いの沖縄初日が、終了しました。21:14。