小田和正ツアー2011『どーも どーも その日が来るまで』
2011年8月25日(木)横浜アリーナ2日目、レポその3。後半からアンコールまで。
ライブレポは録音・録画機器等は一切使用しておりません。個人的な記憶に基づくレポですので、実際の内容とは大きく異なります。
ご当地が終わり、後半戦がスタート!
『♪グッバイ』でいつも迷うのが手拍子のタイミングで、
Aメロはぜったい裏だろー!だって小田さん裏で取ってるよー!と思うけど
サビでドラムやストリングスが入ってくると、ガラっと雰囲気変わって、どうしたものか( – ” – )
園山さんでいくか、木下さんでいくか、みたいな(笑)
岡山から新たにセットリストに入った『思いのままに』
冒頭から、客席がぐぐっと惹きつけられてるのを感じる…ここでそうきたか!みたいな!
特に…ある年代以上の男性の、この曲の時のものすごい集中っぷり
(笑)
ライトも超かっこいくて、
オリジナルに近いアレンジ、フルコーラス。
ギターもドラムもキーボードもベースも、バンドの音すべてが、かっこよすぎて総毛立つ。
続く『愛を止めないで』では、ストリングスチームに負けじと、張り切って手拍子する人が増えてきた\(^o^)/
私も鍛えられてきたのか、腕も肩も背中も、一切筋肉痛知らずの今日この頃。
これで二の腕も引き締まってくれたらいうことないのにな~(笑)
2000年のアルバム『個人主義』を代表する曲…『♪the flag』
この曲を、ずっと歌ってくれてることが嬉しい。
自分は、小田さんが曲を書いた年齢を、後から追いかけてってるわけですが、
(すでに追い抜いちゃった曲もあり…
)
「僕は諦めない 誰か聞いているか 僕はこゝにいる 誰かそばにいるか」
20代でも30代でもなく…50代になってから、こういう曲を書いた、ことの凄さが
11年前よりも…徐々に、わかってきたような気がする。。
ツアー中盤から、花道に出てハンドマイクで歌っていた曲は、
横浜アリーナでは、メインステージでギターを弾いて歌うスタイルに戻っていました。
大サビ直前、花道に出ようとして、ギターを外して振り返ったら、受け取るスタッフさんがいない(笑)
どっちがタイミング違いだったのかな~
ちょっと面白かった(笑)
で、なんでYes-Noは短くなっちゃったんでしょう。。
変更した曲を、フルサイズでやるためかなとは思いますが…他に理由はないと思いますが(笑)
せっかく今回のツアーからコール&レスポンス(笑)が復活したのに、
岡山2日目からまた無くなっちゃって、寂しいなあ…
小田さんはとうとう、花道を逸脱して(笑)
ステージ後のスタンド前の黒い段々をあがって、スタンドの高さまで行ってました!
そういえば3年前、自分もバックスタンドA席にいて、
同じく段の上を走ってきた小田さんに、友達がマイク向けられたんだった。
先日の代々木では、機材運搬の箱に上がってた…スタッフさん冷や冷やでしょうね
全力疾走からメインステージに戻ってきた時に
手元でマイクをくるっと一回転させようとして、おっとっとってなってたような?
『♪伝えたいことがあるんだ』
イントロで、右手でギターをコツコツ叩いてリズムをとっていて
そんなこともいちいちカッコいくて、キャー♪であります
花道を全力疾走した直後のこの曲、サビ前の間奏が無い。
Cメロからすぐにシャウトするサビの連続で、最後の「どうもありがとう!」まで一気。
普通の人だったら、たぶん酸欠で倒れるだろうな…
なんて凄いんだといつも思う。
だいいち、幅1メートルの花道を全力疾走なんて…けっこう高さあるよ、あれ…
『♪緑の日々』
不思議なんだけど、小田さんがシャウトし続けてラスト、バンドのコーラスが入ってくる瞬間
ふうっ、と風が動くのを感じる…
そして、ゆっくりと、一歩ずつ…花道を歩き始めます。
『♪今日も どこかで』
この曲も…3年前とは違った重みで胸に迫る。
楽曲の持つ力が、より強く、深まってると感じる。。
声援が飛び交う中、グランドピアノに向かう小田さん。
ピアノ前に座り、客席からの「小田さんありがとう!」の声にこたえて
にこっ、と微笑み…
『♪さよならは 言わない』のイントロを… まちがえた
(笑)
慌ててやり直し。かっかわいい…
モニターの映像が神戸から変わっていて
その時の歌詞が… 「♪ ずっと ずっと 楽しかったね…」
これはね…泣く。
ずっとずっと、楽しかった。
時は、どんどん過ぎていくんだ。。
横浜の空が、もう、夏の終わりの色になっていて、
今年も、大好きな夏が終わってしまうなあ…
「どうもありがとう。
横浜だなーと思ってた2日間が、あっという間に終わっていきます。
時はどうしたって思い切り流れていきます。
中々、日本が思ったような形で快復していかないけど、
いつかきっとそんな日が来ると信じて、また頑張っていきましょう。
そして、そんな日が来たら、きっとまた、
こうしてみんなに会える日が来ると思っています。
その気持ちを込めて。」
歌い始める前、ふうっと息をついて、右目をぬぐって。
花道を歩く小田さんの目が、潤んでるように見えた…
ステージの右に歩きながら、また、グッときてるのを、
客席にニッコリ微笑んで手を振り、なんとか持ちこたえた、みたいな。。
メンバー紹介があって…
最後に、小田さんと一緒に、大きく手拍子をするのが好きなんだ。
ずっとこんなふうにツアーが続いていけばいいのに…
・・・
アンコール、ステージに登場した小田さんは
バンドの方を振り返り、どっちが先?と確認してる模様(笑)
『♪忘れてた 思い出のように』
出だしのサビ「♪いつも ありがとう」と歌った後、いつもの「ありがとー!」とは違う、
低い声で、ボソっと「ありがとう。」
腰が砕けましたがな。
続く「☆」では走り回って、走り回って、歌いながら跳ねながら手を振って、
イヤモニがずれて、周囲の歓声と反響が入り混じり、ちょいちょいバンドの音を見失ってます
中央の花道に戻ってきても、まだ手を振る!!跳ねる!!惜しむように跳ねまくる!!
跳ねすぎて、バンドの音、無視(笑)
曲が終わって、心底きつそうに、ふいーーー!っとため息。
それはもう、ヘトヘトですよね。。
でもすごいんだもの!小田さんが凄いから、客席の興奮も凄くなっちゃうんだよ!
・・・
2度目のアンコール、まっすぐグランドピアノに向かいます。
客席の興奮は…もう最高潮で…
「みんなの、そんな笑顔から、
勇気とか。元気とか。
いろんなものをもらってます。ありがとう。
(2階席のてっぺんを見て)その、高いとこに入ってる人たち、どうもありがとう。
そんな人たちを、置いてけぼりにしてないか、ずっと気になっています。
(2階スタンドから:だいじょうぶー!)
ダイジョウブですか?(拍手)
君らのことを、一生懸命、思い浮かべながら、歌うわ。」
『♪言葉にできない』
そんなことゆわれたらみんな泣く。。
君らのことを、一生懸命、思い浮かべながら、歌うから…
いつだって、遠くの人のことを一番に思う小田さん。
コンサートに来れない人たちのことも、いつも思っているんだろうな…
『♪YES-YES-YES』
近くに来た時の小田さんを見ると、呼吸が、常に、全力の直後といった風で
相当、キツイんだろうなあと思う。
ライブ中は、特別な、計り知れない力が出てるのかも知れない。
どんなに走りまわってへろへろになっていても、さらに走る。
この歌は乗り越えていく力をもっている…本当にそうだ。
途中で入るストリングス、客席の歌声、スタッフコーラス隊…
あらゆる力が集まって、小田さんを走らせ、
その姿に、会場の歌声がさらに高く、強くなっていく。
『♪いつも いつも』
なんかもう…かわいくてかわいくてどうしよう…としか…
それくらい、みなさん可愛らしゅうございました。
いつもいつも かわいすぎる
・・・
さすが横浜、ほとんど席を立ちません…
三回目のアンコール!
『♪君のこと』
途中までは…涙を浮かべつつ聴いていたのですが
小田さんの声はもちろん、ギターも絶好調で、
だんだんドキドキしてきて、
まるで、ノーヒットノーランの試合を見守ってるような気持ちに…(笑)
ましてやこの日、アマチュア時代からの仲間が来てるとあっちゃ…
曲が終わった瞬間、心の中でガッツポーズ(笑)
ノーミス、パーフェクト達成では?!
やったーーー!!\(^o^)/
そして、再びのグランドピアノへ。
「言いたいことは、たくさんあるような気がしますが、
そっと胸にしまっておけば、
また、それを伝える機会が訪れると思うので、黙っておきます。
どうもありがとう。」
『♪my home town』
うう… 小田さん… (´;ω;`)
なんて嬉しい言葉なんだろう…
その、いつか来るであろう時を、ずっと待っていますから。
私達も、たくさんの「ありがとう」を胸にしまっておくから、
会場で伝えられる機会を、きっとまた、作ってくださいね。
繰り返されるコーラス、いつまでも続いて欲しい…
最後の曲が、終わってしまいました。
小田さんが、木下さんを呼びます。
ああ…最後はみんなで並んで…
ん??なんかこしょこしょ、話してる…?
え?え?…えええーーーーー??!!
まさかーーーー??!!
小田さんが正面を振り返る。
イントロが鳴り響き、花道へと走りだす!!
まさかの『♪ラブ突』だああーーー!!!
うおーーーー!!うおーーー!!
(本当に叫んでいた)
なんか…なんかもう…
泣き笑いでぐちゃぐちゃになりながら
一緒に、歌う。歌う。。
手拍子をし、腕を高く突き上げ…
「ありがとう」なんだか「あじがどう”」なんだか、自分の叫びも何がなにやら(笑)
小田さん、ありがとう!!
何度言っても言い足りない、本当にありがとう!!
・・・
横浜アリーナ、全力で駆け抜けた、3時間20分のコンサートでした。
ステージを去る、小田さんの最後の言葉は、
思いっきり特大の、
「また会おーぜ!!」
作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用