静岡エコパ初日ご当地紀行より、大井川にかかる蓬莱橋
小田和正ツアー2011『どーも どーも その日が来るまで』
10月22日(金)静岡エコパアリーナ、初日のMCあいまい記憶メモちょこっとだけ。
以下ネタバレです。
毎度のことですが録音録画は一切しておりませんので実際の内容とは異なります。
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3年前のツアー初日のエコパは、桜が咲いていました。
今年もそんな景色を見るはずだった。
この日は、2011年3月27日(日)の振替公演でした。
長いツアーが始まって、まだ2日目の、浮き浮きふわふわとした気持ちで見ていたであろうコンサート。
もうすぐツアーが終わってしまう寂しさと切なさを抱えて見ることになろうとは。
18:40、開演です。
「春、何事も無かったら、ここからコンサートツアーがスタートする予定でした。
秋になって、ここに戻ってきました。
その日が来るまで、という思いを強く持って、新たにスタートしたいと思います。」
メンバー紹介で…
「静岡県出身、金原千恵子。(拍手!)静岡出身はこの人だけです。」
「吉田翔平。(てっぺんでお団子にまとめた髪型に)へへっ、みなさんどうですか、あの頭(笑)」
エコパのスタンド席は、ステージに対し後側と正面側で、横はありません。
「まだ会場に慣れてなくて…壁に手を振りそうになりましたが(笑)」
「歩きながら歌っていると、歌謡ショーのようです(笑)
石ころかなんかあって、よけるように ♪どうして~ なんて歌って。
段々、日が短くなってきましたね。前は7時くらいまで明るかったのに。
日が短くなると、さみしいです。みんなもそう?
春になって、日が長くなってくると、わくわくしてきます。」
花道の右ステージに到着。
マイクスタンドの向きが、いつもと微妙に違います。
「ここでどっちを向いて歌うのか、さっきスタッフと様々な角度で検討して、こうなったんで」(拍手!)
「さだ君と僕はニアミスで、さだ君は、昨日静岡、今日は浜松でコンサートやってて、
僕は昨日、静岡に来まして、迎えに来たサンデーフォークのスタッフに、
さだの…さだ君の(笑)方には誰が行ってるの?と、僕はホントに他意なく聞いたんだけど、
それはとってもイベンターにはイヤな質問だったみたいで(笑)
ちょっとためらったあと…『社長です』(爆笑)
へえー向こうは社長なんだーとか、私は全然気にしませんが(笑)
サンデーフォークみたいに手広くやってるとね。
…今、サンデーフォークの連中は、ドキドキしてると思います(笑)」
花道を歩いてると、声がたくさんかかりますが、一人「キャーーッ!!
」と凄まじい悲鳴が!(笑)
「なんですか?!…気味悪いから行こうっと(笑)」
「私はこないだ大阪で、ポカリを入れたコップを枕元に置いていて、
それを寝てるうちに倒してしまって、夜中にひとりタオルで床やベッドを拭いていて
男の哀れさというものを感じたのですが…
今朝も、スタッフと部屋で話をしていて、
スタッフはドトールで、コーヒーと僕の大好きなスパイシードックを買ってきてくれた。
それを食べてたら、ある拍子に、ソーセージがポンと飛びまして
(笑)
そしたら、どこにそんなトマトが入ってんのかというくらい、大量のトマトを、ドーンとベッドや床にぶちまけちゃった~
(笑)
…それを拭きながら、なんで男は哀れなんだと。拭きながら。
女の人はなんかさっとやっちゃうよね?家事、みたいな感じで。」
『♪若葉のひと』 を歌い終えて。
「今のキーはAなんだけど、歌うと可愛くなっちゃうから、Gで渋く歌おうとしたけど、Aに戻しました。
このように、音楽というのは とっても曖昧なものなのです。
たとえば、『さよなら』という歌がありますが
メロディーで♪タタタタ~、っていうのが浮かんで、違う言葉で書いていたけれど
そのメロディーは『さよなら』にするしかねーな、と。
で、『さよなら』に書き換えました。
それくらい曖昧なんです。
♪もう終りだね君が小さく見える…(歌詞をたどる)(拍手!)…歌いませんが(笑)
初めは、♪僕は思わず君を 抱きしめそうになる…って作ったんだ。へへへ(笑)
でも、別れるんだし…抱きしめてる場合じゃないか、とか(笑)
抱きしめそうになる…抱きしめたくなる…( – ” – )
そんな風に、あいまいに考えて作ってるんですよ。
では、それよりもっと前に作った曲を。」
「ちなみに、地元の人はどれくらい?けっこういるね。6割くらい。
そうじゃない人は?…6対4だな。」
「懐かしい曲をメドレーで、何曲も続けてやりましたが、
知らない人にとっては、懐かしくもなんともないね(笑)
…何言おうとしたんだっけな…?自分で歌ってても、自分とその曲が結びつかなかったりしますが…ま、いいか。ハズすとめんどくさいから(笑)(えー!聞きたい~)
(切り替えて)さて!私は2本の映画を作りましたが、1997年に作った『緑の街』は、拙いところもいっぱいあるけど、とっても気に入っている映画です。その映画の主題曲です。」
・・・
【静岡初日のご当地紀行。全国総集編その1】
◆「やって参りました、このツアーで何度も富士山の横を通過しましたが、
富士山が見えたのは初めてです!」
◆(名前が同じという青年に)「カズマサっていうの?」記念撮影。
◆ 全国ご当地紀行、総集編が流れます。
◆「日本平にやって参りました。日本観光地100選…眺望はそうでもない…」
◆「やって参りました。大井川、蓬莱橋です!
ドームの花道を彷彿とさせるね。♪YES-YES-YES、って手を振りそう…
私は、気を付けないと、手を振りそうです!」
蓬莱橋。全長897.4m、幅2.4mの木造の歩行者用の橋です。
台風で一部壊れてしまい、中央までしか行けませんが…長い!!
「世界一の長さを誇る木造歩道橋」としてギネス認定されているそうです。
橋の上から、上流側の景色。「越すに越されぬ大井川」広い…
で、花道を走ってるつもりで、通行止めの所までよたよた走ってみた
~
振り返ると、橋のスタート地点があんなに遠くに。
川も、空も、広い。。小田さん、嬉しそうです。
「これは、みなさんぜひ来て頂きたい!
みなさん、ぜひ一度来ていただきたーーい!!\(^▽^)/
…アホや…。」
◆ 大井川の岸辺に座って。「『ふるさと』を歌いましょう。」
・・・
「やっぱりどうしても、ここからスタートするんだったよな…っていう思いが頭によぎって、
いろんな思いで歌った、コンサートでした。
またいつか、清水…(あっ)静岡で、コンサートを。
ここから、思いっきりスタートできる、ツアーをできることを、祈って。
またみんなに会えることを祈って。
『hello hello』を歌いたいと思います。」
・・・
アンコール。
「えー。どうもありがとう。
ツアーがあるたびに、今度が最後のツアーになるんじゃないかと言われますが、
自分じゃあんまり、これが最後とか、もうちょっと、とか考えない。
ただ、いいコンサートにしたいと思う。
周りの人たちからすれば、どうしても、そういうことを言われるような歳になってしまった、
そのことが、また不可思議で。
いつ、そんなに時間が経っちゃったんだろうと思います。
この歳で、ツアーに出れたことを、非常に幸せに思います。
またきっと信じてれば、
あまりいろんなことを考えないで、最後とか考えずにいたら、
みんなに会いたいなー、って思っていれば、
またいつか、きっと、会えると思います。
今日はありがとう。」
ピアノの前に座り、静かに話す小田さんの言葉に、ボロボロと涙がこぼれる。
『♪言葉にできない』
最後に、短く一言。
「えー…ホントにありがとう。」
『♪君のこと』
・・・
いよいよ明日から、ツアー最終地、横浜アリーナ。