2009年11月30日(月)、幕張メッセイベントホールでの
「クリスマスの約束2009」収録レポ、その2です。
以下ネタバレです。録音機器は使用しておらず、実際の内容と同じではありません。
殴り書きのメモ帳と、うろ覚えの記憶を元にしておりますが、
長丁場だったのと、舞い上がっていたのとで、メモを読んでも??な所があり、今年のライブと記憶がごっちゃになってるかもしれません。。
11月30日、午後6時半ごろ入場。
幕張メッセイベントホールの中に入ったのは、初めてでした。
あまり大きくなくて、2階スタンドからもステージが近くに感じます。
正面のステージは円形のコロシアム風になっており、
それをぐるっと囲むようにオンステージシートがあります。
バンドは、アリーナ左に作られた別ステージでの演奏で、グランドピアノも置いてあります。
いつもとは違った構成に、わくわく感が高まります。
ステージ前には長いクレーンカメラが2台、アリーナ後方には3台のテレビカメラとPAが設置され、
お揃いのクリ約スタッフパーカーを着た人たちが、あちこちで収録に備えて準備中…
あっという間に7時半、開演の時間を過ぎました。
登場したのはクリ約名物Pコンビ。
(前説は、ネタバレなしレポ→にあります)
「素晴らしいエンターテイメントをお届けします!!」という阿部P氏の力強い言葉に、会場は早くも興奮気味で拍手を送ります。
手拍子の練習、ということでバンドが「What’s going on」を演奏。
ノリノリです♪
時刻は午後8時、いったんバンドメンバーが下がり、
スタッフさんがグランドピアノの用意をして…
(ここで小田さんと間違えてひと騒ぎ
)
いよいよ、小田さんの登場です!!
おださああああん!!ヽ(´ ∇ `)ノ
いつもより軽装なのかな?
Tシャツの上に淡いパープルグレーと白のVニット、白のスニーカー。
クリ約トレードマークのニット帽はなし。
いつも照明で暑そうだもんね^^;
わあああ…という歓声も、
小田さんがピアノの前に座ると、すっと静かになりました。
クリスマスの約束2009、
弾き語りで、スタートです!
「風のように」
久しぶりに聴く、「風のように」…
早くも感激で涙がぶわあ、と溢れます。。
97年の「THRU THE WINDOW」ツアーでこの曲を聴いたときから、
もう12年がすぎたんだなあ…
小田さんは今も、誇りある道を歩き続けてる。どんな時も。
「ぜったい間違えると思っていたんですが(笑)無事、完奏しました。
相変わらず阿部の前説は長くて、私はジリジリしてました。。
幕張は、道を挟んで大きなホールがありまして、去年、ドームリハを、向かい側のホールでやりました。
知ってる人もいると思いますが、
ドームを自転車で走るという企画がありまして。
幕張のリハで、思い切りこけました。
この、でっぱってるところをしこたま打ちまして…
ドームの長い長い花道を、這うように歩いていたという…(笑)(涙)
ちょうど一年前ですね。そこで転んで。
一年、年々早くなっていきます。。
と、ちょっと、つないだだけです(笑)」
「今、うちのバンドが What’s going on をやりましたが、
あれはみんなの気持ちをリラックスするためにやったんですが…
堅くなってないですか?
(客席:小田さーーーん!!)
あいっ!(笑)」
「今年は、みんなにとって、どんな年だったでしょうか。
この一年、みんなの前に出る機会はなかなか無いですが、充実してました。
春は、スタジオに入って。
夏は、逗子海岸で、キマグレンと、OTODAMAというライブハウスでやりました。
砂の上に直に立って、キマグレンに合わせてビーチサンダルに膝丈のパンツ。
突然、雨が降って、キーボードの上に雨漏りしたり、
花火が鳴って、歌うのをやめちゃったり…
仲間と一緒に海に行った、その頃の思い出を書いた曲で、スタートしました。
では、その曲をやります。」
「16号を下って」
モニターに映像が映ります。
横須賀~金沢八景~16号の標識、トンネル、灯台、水鳥、夕日、ヨット…
逗子の、蒸し暑かった夏の一日を思い出します…
OTODAMAという名の、海辺の粋なスチームサウナ
(笑)
「16号といえば…昔、千葉に住んでるヤツは
『16号を下ると銚子の方に行く』とか言ってましたが…
(ハーイ!
16号を下ると房総にいきま~す
)
僕らの16号は、横須賀ですからね(笑)」(うわーん
)
「夏には、もうひとつ思い出に残ることがありました。
昔、和歌山から出てきて、僕の家に下宿していた叔父さんが、
まだ子供だった僕を、よく大学に連れて行ってくれて、
叔父さんの同級生たちにも、よく遊んでもらいました。
そのひとり、岩手県の大船渡で薬局をやっている、千田さんから、
『私は小さい頃の小田和正をかわいがってやった、といっても信じてもらえない
』
と相談がありまして、
なんといっても、年長者の顔はたてなければなりません(笑)
…その写真は…でませんねえ~?どうしたんでしょう?
(大船渡に行った時の写真が写る)
大船渡に行って、60年近くたって、恩義を果たしました。
そしたら、またまたおじさんに連絡が入って、
今度は、大船渡で新しい市民会館ができることになった。
ついては、こけら落としで、コンサートをやってもらえないだろうか。
…こういうのを、乗りかかった大船渡といいます(爆笑)
小田しゃん…
さて、多少の不安はありましたが、
コンサートは「ダイジョウブ」でスタートしました。
なんといっても岩手、地元の歌ですから
つかみはバッチリ!のはずが、どういうわけかシーンとしまして
でも、このコンサートのいきさつが、地元の千田さんだったと話をしたら、
大いに盛り上がり、
経験したことの無いコンサートになりました。
」
「ダイジョウブ」
♪思いを~誰かに~ …ギター、びにょん(笑)
「すんません!!(笑)」
(客席:がんばれ~!)
「えーい、がんばってますよ!(笑)
MCが長かったんだな。。歌える人は、歌ってください。」
「ダイジョウブ」2回目。
皆で一緒に歌います!
歌の途中で、大船渡のコンサートと同じ?写真がモニターに映ります。
昭和27年の、千田さんと、小田さん。
今の千田さんと、小田さん。
大船渡に訪れた時の写真。
コンサート直前、大船渡駅でバンドと記念撮影。
いいなあ…
(客席:オヤジさいこー!)(笑)
「えー、よく聞こえませんでした」(笑)
「そして秋には、沖縄に行きました。
モンゴル800が、沖縄に恩返しがしたいと、地元でイベントをやることになり、
私も参加することになりました。
タトゥーのあるようなアーティストもいて、ちょっと怖かったけれど、
とってもいい人たちで、みんなのステージを観ると約束してしまいました。
しかし、そのイベントは昼から始まって、モンパチが出るのは翌朝の3時、
おじさんは、とっても疲れてしまったですが
(笑)
すがすがしく、楽しいイベントでした。
若い人たちの中で、おじさんの歌もちょっとウケて(笑)うれしかったです。
沖縄のスタジオで、レコーディングした曲をやります。
歌っていると、沖縄の空が浮かんできます。」
「こころ」
♪あのね… のところで、スタンドからマイクをはずし、
アリーナに降りて客席へ!
もうもう、あっと言う間に総立ち、大盛り上がりです!!
「おっ、いい感じですね~♪」(ほめられた!
)
「今日は公開録音ですが(録音?)
ここへ来たお客さんのために、いつもはアンコールをやるんですが、今日は事情があって、アンコールができない仕組みに…」
(客席:えーーーーーっ!!)
「だから、始まったばかりですが、アンコールを先にやります!」
わーーーーーー!!
「今日も どこかで」
コンサートと同じように、客席の間を周りながら…
観客も、大声で、一緒に歌いました。
この曲がまた一緒に歌えて、幸せだなあ…
みんな笑顔、笑顔です!
アリーナ後方に来た小田さん、テレビカメラが設置してある台を、花道ステージがわりに乗っちゃったよ♪
そりゃあもうみんな大騒ぎさ!!
大興奮!
の客席にむかって…
「はいっ!また、座りますか。(笑)
その前に、模様替えがありますから。」
ここで、スタッフの人たちがステージのセットを変更します。
その間、つなぎのお話。(ここだけ、再放送の文字起こし↓)
「皆さんは…えー、マイコー、観ましたか?「THIS IS IT」。
ねえ~素晴らしかったですねえ。
「MJ行って来たぜ」って言ったら、誰かが「明治神宮ですか?」(爆笑)
へへへ…(笑)いやいや。
マイケル・ジャクソン見て、まあ俺も若い頃からちょっと、踊りとかやっときゃよかったなあ…(爆笑)(拍手)
やっぱねえ~楽しそうですよねえ。
俺は今までそんな踊りなんてね、なあーにお前ミュージシャンは踊りなんかしなくったっていいんだ、みたいな(笑)
そういう偏見ありましたけども、できるにこしたことないよね(笑)
ねえ~。素晴らしかったね。」
(おっ、おどり…?
)
「初めてオレの顔を見た人はどれくらいいるの?
(けっこう手があがる)(へえ~)
ねえ…。いい加減なオヤジで。(笑)
もうちょっと、待ってね。」(いくらでも待ちますとも!)
(客席:小田さん、素敵~!!)
(男の人の声で:ステキーー!!)(爆笑)
「いやーー。還暦すぎると、はやいっすよー(笑)」
そんなつなぎの間にも、着々とステージの模様替えは進んでいます。
椅子が4つ、並べられました。
4人…?
小田さんと、あと3人……ま、まさか?
この時、私の頭の中は…
『3人といえばSMFだっ!!ついに、この日が来たああああっ!!
』
…と、幸せな勘違いで満たされておりました。。
前半は、小田さんのソロで、逗子、大船渡、沖縄と、
今年一年を振り返る構成になっていました。
ツアーがなくて、少し寂しかったファンに向けての、
小田さんからの温かなメッセージのように感じました。
アンコールが最後にできないため、
始めからアンコール状態で、立て続けに小田さんの曲が聴けて、
すごく嬉しかった!
会場は、早くも熱気でむんむんです!!