小田和正音楽特番「クリスマスの約束2009」幕張メッセ収録レポその2

December26 [Sat], 2009, 4:25

2009年11月30日(月)、幕張メッセイベントホールでの
「クリスマスの約束2009」収録レポ、その2です。

レポ1はこちら→

以下ネタバレです。録音機器は使用しておらず、実際の内容と同じではありません。
殴り書きのメモ帳と、うろ覚えの記憶を元にしておりますが、
長丁場だったのと、舞い上がっていたのとで、メモを読んでも??な所があり、今年のライブと記憶がごっちゃになってるかもしれません。。

11月30日、午後6時半ごろ入場。
幕張メッセイベントホールの中に入ったのは、初めてでした。
あまり大きくなくて、2階スタンドからもステージが近くに感じます。

正面のステージは円形のコロシアム風になっており、
それをぐるっと囲むようにオンステージシートがあります。
バンドは、アリーナ左に作られた別ステージでの演奏で、グランドピアノも置いてあります。
いつもとは違った構成に、わくわく感が高まります。

ステージ前には長いクレーンカメラが2台、アリーナ後方には3台のテレビカメラとPAが設置され、
お揃いのクリ約スタッフパーカーを着た人たちが、あちこちで収録に備えて準備中…

あっという間に7時半、開演の時間を過ぎました。
登場したのはクリ約名物Pコンビ。
(前説は、ネタバレなしレポ→にあります)
「素晴らしいエンターテイメントをお届けします!!」という阿部P氏の力強い言葉に、会場は早くも興奮気味で拍手を送ります。

手拍子の練習、ということでバンドが「What’s going on」を演奏。
ノリノリです♪

時刻は午後8時、いったんバンドメンバーが下がり、
スタッフさんがグランドピアノの用意をして…
(ここで小田さんと間違えてひと騒ぎ

いよいよ、小田さんの登場です!!

おださああああん!!ヽ(´ ∇ `)ノ

いつもより軽装なのかな?
Tシャツの上に淡いパープルグレーと白のVニット、白のスニーカー。
クリ約トレードマークのニット帽はなし。
いつも照明で暑そうだもんね^^;

わあああ…という歓声も、
小田さんがピアノの前に座ると、すっと静かになりました。

クリスマスの約束2009、
弾き語りで、スタートです!

「風のように」

久しぶりに聴く、「風のように」…
早くも感激で涙がぶわあ、と溢れます。。

97年の「THRU THE WINDOW」ツアーでこの曲を聴いたときから、
もう12年がすぎたんだなあ…

小田さんは今も、誇りある道を歩き続けてる。どんな時も。

「ぜったい間違えると思っていたんですが(笑)無事、完奏しました。

相変わらず阿部の前説は長くて、私はジリジリしてました。。

幕張は、道を挟んで大きなホールがありまして、去年、ドームリハを、向かい側のホールでやりました。

知ってる人もいると思いますが、
ドームを自転車で走るという企画がありまして。
幕張のリハで、思い切りこけました。

この、でっぱってるところをしこたま打ちまして…
ドームの長い長い花道を、這うように歩いていたという…(笑)(涙)
ちょうど一年前ですね。そこで転んで。

一年、年々早くなっていきます。。

と、ちょっと、つないだだけです(笑)」

「今、うちのバンドが What’s going on をやりましたが、
あれはみんなの気持ちをリラックスするためにやったんですが…
堅くなってないですか?

(客席:小田さーーーん!!)

あいっ!(笑)」

「今年は、みんなにとって、どんな年だったでしょうか。
この一年、みんなの前に出る機会はなかなか無いですが、充実してました。

春は、スタジオに入って。

夏は、逗子海岸で、キマグレンと、OTODAMAというライブハウスでやりました。
砂の上に直に立って、キマグレンに合わせてビーチサンダルに膝丈のパンツ。
突然、雨が降って、キーボードの上に雨漏りしたり、
花火が鳴って、歌うのをやめちゃったり…

仲間と一緒に海に行った、その頃の思い出を書いた曲で、スタートしました。
では、その曲をやります。」

「16号を下って」

モニターに映像が映ります。
横須賀~金沢八景~16号の標識、トンネル、灯台、水鳥、夕日、ヨット…

逗子の、蒸し暑かった夏の一日を思い出します…
OTODAMAという名の、海辺の粋なスチームサウナ

(笑)

「16号といえば…昔、千葉に住んでるヤツは
『16号を下ると銚子の方に行く』とか言ってましたが…

(ハーイ!

16号を下ると房総にいきま~す

僕らの16号は、横須賀ですからね(笑)」(うわーん

「夏には、もうひとつ思い出に残ることがありました。

昔、和歌山から出てきて、僕の家に下宿していた叔父さんが、
まだ子供だった僕を、よく大学に連れて行ってくれて、
叔父さんの同級生たちにも、よく遊んでもらいました。

そのひとり、岩手県の大船渡で薬局をやっている、千田さんから、
『私は小さい頃の小田和正をかわいがってやった、といっても信じてもらえない


と相談がありまして、
なんといっても、年長者の顔はたてなければなりません(笑)

…その写真は…でませんねえ~?どうしたんでしょう?
(大船渡に行った時の写真が写る)

大船渡に行って、60年近くたって、恩義を果たしました。

そしたら、またまたおじさんに連絡が入って、
今度は、大船渡で新しい市民会館ができることになった。
ついては、こけら落としで、コンサートをやってもらえないだろうか。

…こういうのを、乗りかかった大船渡といいます(爆笑)

小田しゃん… 

さて、多少の不安はありましたが、
コンサートは「ダイジョウブ」でスタートしました。
なんといっても岩手、地元の歌ですから
つかみはバッチリ!のはずが、どういうわけかシーンとしまして

でも、このコンサートのいきさつが、地元の千田さんだったと話をしたら、
大いに盛り上がり、
経験したことの無いコンサートになりました。

「ダイジョウブ」

♪思いを~誰かに~ …ギター、びにょん(笑)

「すんません!!(笑)」

(客席:がんばれ~!)

「えーい、がんばってますよ!(笑)
MCが長かったんだな。。歌える人は、歌ってください。」

「ダイジョウブ」2回目。
皆で一緒に歌います!

歌の途中で、大船渡のコンサートと同じ?写真がモニターに映ります。
昭和27年の、千田さんと、小田さん。
今の千田さんと、小田さん。
大船渡に訪れた時の写真。
コンサート直前、大船渡駅でバンドと記念撮影。
いいなあ…

(客席:オヤジさいこー!)(笑)

「えー、よく聞こえませんでした」(笑)

「そして秋には、沖縄に行きました。
モンゴル800が、沖縄に恩返しがしたいと、地元でイベントをやることになり、
私も参加することになりました。

タトゥーのあるようなアーティストもいて、ちょっと怖かったけれど、
とってもいい人たちで、みんなのステージを観ると約束してしまいました。

しかし、そのイベントは昼から始まって、モンパチが出るのは翌朝の3時、
おじさんは、とっても疲れてしまったですが

(笑)
すがすがしく、楽しいイベントでした。

若い人たちの中で、おじさんの歌もちょっとウケて(笑)うれしかったです。

沖縄のスタジオで、レコーディングした曲をやります。
歌っていると、沖縄の空が浮かんできます。」

「こころ」

♪あのね… のところで、スタンドからマイクをはずし、
アリーナに降りて客席へ!
もうもう、あっと言う間に総立ち、大盛り上がりです!!

「おっ、いい感じですね~♪」(ほめられた!

「今日は公開録音ですが(録音?)
ここへ来たお客さんのために、いつもはアンコールをやるんですが、今日は事情があって、アンコールができない仕組みに…」

(客席:えーーーーーっ!!)

「だから、始まったばかりですが、アンコールを先にやります!」

わーーーーーー!!

「今日も どこかで」

コンサートと同じように、客席の間を周りながら…

観客も、大声で、一緒に歌いました。
この曲がまた一緒に歌えて、幸せだなあ…

みんな笑顔、笑顔です!

アリーナ後方に来た小田さん、テレビカメラが設置してある台を、花道ステージがわりに乗っちゃったよ♪

そりゃあもうみんな大騒ぎさ!!

大興奮!

の客席にむかって…

「はいっ!また、座りますか。(笑)
その前に、模様替えがありますから。」

ここで、スタッフの人たちがステージのセットを変更します。
その間、つなぎのお話。(ここだけ、再放送の文字起こし↓)

「皆さんは…えー、マイコー、観ましたか?「THIS IS IT」。
ねえ~素晴らしかったですねえ。
「MJ行って来たぜ」って言ったら、誰かが「明治神宮ですか?」(爆笑)
へへへ…(笑)いやいや。
マイケル・ジャクソン見て、まあ俺も若い頃からちょっと、踊りとかやっときゃよかったなあ…(爆笑)(拍手)
やっぱねえ~楽しそうですよねえ。
俺は今までそんな踊りなんてね、なあーにお前ミュージシャンは踊りなんかしなくったっていいんだ、みたいな(笑)
そういう偏見ありましたけども、できるにこしたことないよね(笑)
ねえ~。素晴らしかったね。」

(おっ、おどり…?

「初めてオレの顔を見た人はどれくらいいるの?
(けっこう手があがる)(へえ~)

ねえ…。いい加減なオヤジで。(笑)
もうちょっと、待ってね。」(いくらでも待ちますとも!)

(客席:小田さん、素敵~!!)

(男の人の声で:ステキーー!!)(爆笑)

「いやーー。還暦すぎると、はやいっすよー(笑)」

そんなつなぎの間にも、着々とステージの模様替えは進んでいます。
椅子が4つ、並べられました。
4人…?

小田さんと、あと3人……ま、まさか?
この時、私の頭の中は…

『3人といえばSMFだっ!!ついに、この日が来たああああっ!!

…と、幸せな勘違いで満たされておりました。。

前半は、小田さんのソロで、逗子、大船渡、沖縄と、
今年一年を振り返る構成になっていました。
ツアーがなくて、少し寂しかったファンに向けての、
小田さんからの温かなメッセージのように感じました。

アンコールが最後にできないため、
始めからアンコール状態で、立て続けに小田さんの曲が聴けて、
すごく嬉しかった!

会場は、早くも熱気でむんむんです!!

その3に続きます~