小田和正ツアー2015「本日小田日和」2/11サンドーム福井2日目レポ by かわさん

March07 [Sat], 2015, 20:08

福井公演に参加された、かわさんから、レポを頂きました。
ご本人に許可を頂きましたので、掲載させていただきます。
かわさん、ありがとうございます!

【小田和正ツアー2015「本日 小田日和」2/11サンドーム福井2日目レポ by かわさん】

席:ステージ正面アリーナ後方(PAの前) 
※このレポートは、Live終了後の夜からメモを書き始めたもの。記憶違いもあるかもしれません。   

・・・

福井では、日曜は雪がほとんど消えていたらしいが、月曜から大雪警報が出て、火曜は交通網はマヒ状態。
珍しく携帯サイトに「本日のコンサートは実施します」と告知が出た。
火曜夕方に東京から新幹線で米原へ。米原から特急しらさぎ金沢行。
鯖江駅から小田日和のグッズ袋を持った方が乗車「とってもよかったですよ」とのこと。
福井駅前のホテルに着いたら「よく来れましたね」と言われた。

水曜=当日朝、鯖江市内は道路は除雪されているが歩道は除雪されておらず、やむなく車道を歩く。
夕方にはかなり溶けてきたが。
午前中、うるしの里会館(沈金作品(漆皿に金箔細工)作り)で小田さんの話をすると
「昨日は会場近辺が大渋滞だった」とのこと。
夕方、駅からタクシーに乗ったがやはり渋滞しており、運転手さんの機転で会場裏側で下車。
人について歩いていくと、満車状態の駐車場の脇を抜け、ツアートラックの前へ。
サンドームは名前の通り丸いが重厚感のある建物である。中に入りグッズ購入。ギター柄マグカップ(前回より下方がちょっとスリムな形)&ギター柄タオルマフラー。

・・・

オープニング映像:2014ツアーの御当地の総集編~小田さんが気球に乗って飛び立つ~見下ろすと紅葉の街並みが雪景色に変わっていく(この辺からウルウル状態

)~小田さんが走りながら音符を投げると桜の木が色づいていく~歓声がだんだん大きくなる・・・

♪そんなことより幸せになろう     きゃぁ~小田さぁ~ん!!

最初のMC:冬のコンサートはリスクがありますが、こんな雪の中、みなさん来ていただいて、ありがとうございます。楽しく盛り上げていきたいと思います。

♪グッバイ: 稲Pと小田さんとのツインギターがカッコいい。

MC:さっき楽屋で、NHKテレビのファミリーヒストリーの話をしてた。武田鉄矢と「くるり」岸田くんのを見た。
(スタッフが、小田さんの家も)いろいろ出てくるんじゃないんですか?と言ったけど、そんなもの出てきません。
母上の話。曲を書き始めたころ最初はおとなしめの曲だったけど、だんだん愛の曲になり、そうすると自分の母親に聞かれたら恥ずかしいと思うようになって…ね、そうでしょ?(男性客が反応し)わかるでしょ。女の人はそうじゃないだろうけど。
この曲は、母が生きていれば、好きと言ってくれそうな曲です。

♪二人
花道を歩きながら、ゆっくりしたテンポで歌い上げる。スクリーンに歌詞がにじんでは浮かび上がる。この曲はLiveとCDでは違う印象ですなぁ。

MC:タモリの話:[生野アナの結婚式でタモリと小田さんが和解、とのニュースが流れた] 
3日前からタモリさんって言うようになった。それまではタモリって呼び捨てにしてたのに。犬猿の仲と言われてまして。ま、犬猿の仲というのもたくさん居て、 山下達郎なんかもクリスマスの約束までは言われてたし。

♪さよなら(アコースティックVer.)
MC:こんな天気なので、昨日(初日)に楽屋で練習してやったら結構受けたので、今日もちょっとやってみることにしました。タモリさんが「暗い~」とかよく言ってた曲です。
この曲は自分から離れて行った時期もありましたけど、最近また近づいてきました。

大雪の福井で聴くと、たまらんです!

♪この街
小田さんはウクレレですが、稲Pも有賀さんも、ウクレレっぽい小さな楽器です。

・・・

【御当地紀行】

■大雪の中、福井駅前からスタート。以下、順不同。≪カッコ内は当日の私達の行動≫

■ドトール駅前店:レタスドッグの朝食。「やっぱり美味しい」と呟く。
外に出たら店員さんたちが追いかけてきた「君たち、みんな出てきちゃって大丈夫なの?」
≪ドトール隣の珈琲店で豆を購入。旅先で地元の珈琲屋の豆を買うのが楽しみなのですよ≫

■西武デパート:長靴と毛糸の帽子(てっぺんにボンボン付)を購入。
外に出て雪を踏みしめる“キュッキュッ”という音をマイクで拾って「みなさん、聞こえますか?」

■お寺(成田山?):地元の人が初詣に行くところとのこと。「コンサートやいろいろお願いしてみました」  

■眼鏡ミュージアム:前回の写真が飾ってある。小さい眼鏡(キーホルダー?)を3個購入。
≪Live後、お友達が購入したメガネ型の可愛い指輪を見せてもらった≫ 

■サバエドッグ:スティックのついたソースカツらしい。
お店で小田さんだと気づかれ、紙コップにサインをした。ん?と思ったら、有名人のサイン入り紙コップがピラミッド状に積み上げられていた。
店の外に出て、サバエドッグを美味しそうに食べ「みなさんも街角で食べてみて下さい」と。
≪この店の向かい側の和菓子店には行ったのに!≫ 

■えちぜん鉄道:≪朝、あれに乗ろうかなぁと言ってたのに福武線へ≫
下車したあわら温泉駅構内に踏切があり珍しがっている。
駅前の一面の雪を見て「私が汚してしまっていいのでしょうか?」と言いつつ、キュッキュッと音をたてながら楽しそうに一直線に横切って“芦湯”へ。
混浴という文字に盛り上がるが、足湯です。ちょっとのぞいて「ババアばっかり」。
キョードー北陸のスタッフ(太・細)と並んで足湯に入り「出たくないなぁ」。
壺のようなものがあり手湯だと思ったのか、小田さんが手を入れたら「熱っ!」
(太)さんも同様に手を入れて「熱っ!」(細)さん「あ~、60度っすね~」
小田さん「危険って貼ってないと危ないよ~」
(太)さん、小田さんに向かって「無防備(不用意?)でしょ!」とたしなめる。そうだ!指をヤケドしたらどうするんだ!  

■日本海:岩場に波が砕け散る。「演歌って感じですね」と言ったとたん、ド演歌のイントロが流れる。
波がザブーンと来て、うわ~っと言いながら逃げる。

(↑このシーンは名古屋のご当地紀行総集編でも流れて、会場爆笑でした)

■西山公園≪福井鉄道福武線で公園前を通過。ツツジの名所とのこと≫
雪の中、展望台へ登っていく。サンドーム福井が見える。
「御当地紀行、いかがだったでしょうか?それではコンサートもいよいよ後半です。後半も盛り上がっていきたいと思いますっ」

・・・

・・・力強いピアノ=♪愛になる のイントロ。鳥肌が立ちました。
スクリーンにはピアノを弾く小田さんの手指のアップ。ヤケドしなくてホントによかった。

♪ラブ・ストーリーは突然に
スタンド席を一周。お付きの人も大変だけど、あの観客席に突入していくのは勇気があるなぁ。アリーナから見上げると観客の喜んでいる顔がよく見える。アンコールではアリーナ外周も一周してました。

♪風と君を待つだけ
イントロからウルウル状態。大切な友人が好きだった曲。
客席を指さす。
後半、スクリーン中央にコーラス用の歌詞が出る。小田さんが主旋律で、観客がコーラスをつける感じで大合唱。

♪Yes-No
なんとイントロが照明の変化で表現されるのですよ。濃いピンクの照明が音に合わせて動いていき、♫ジャ~ンジャ~ン、といつものイントロへ繋がっていく。とっても素敵な演出です。

♪言葉にできない
金原さんのバイオリンにスポットライト。渾身の小田さんの歌唱を全身で受け止める。すんごいです。

♪今日もどこかで
花道を歩きながら歌い上げる。歌い終えた後も拍手が鳴りやまず。

MC:一人でスタジオで歌を作っていても、こうやってみんなの前で歌って、歌が育っていくんですね。
新しい歌を作って、またみんなに会いにきます。
頭がどんどんシンプルになってるから、シンプルな歌を。それまでみんな元気で。
今日はホントにどうもありがとう。

・・・

【アンコール】
♪またたく星に願いを
この胸、小田さんが左手で自分の胸をたたいてましたよ。

また星の最後、花道で立ち止まり、全身をよじって渾身の体勢で「どぉも~っ!」真横から見たよ。

♪YES-YES-YES
会場全体が大合唱。小田さんもリズムとりつつ、指さししつつ歩き回る。スタッフのコーラス隊が映し出されるとキョードー北陸の(太)さんが全身で歌っている様子がスクリーンに映ってた。

♪my home town
イントロ聞いて、まさか!と思った。横浜以外で?!私がLiveで聴くのは、2000年の八景島カウントダウン以来かも?!ウルウル状態のまま、曲後半のうねりのような演奏が重なっていく。
今回、小田さんがきっかけで福井に来て、いろいろな人に出会いました。
福井の方々にとってのmy home town. それぞれの人に、それぞれの my home town・・・
全身に小田さんの歌声が染み入りました。
「小田さん、ありがとぉ~う!」と叫んでみた! エヘッ(^_^)/

Ending:今回のご当地のダイジェストが静止画像で流れる~昨年からの会場名が流れる。
サンドーム福井が出ると拍手。
「♪本日♪小田日和」→「♪明日も♪小田日和」   あ~~終わっちゃった。。。

・前半はTシャツの上に白い薄手のジャケット。胸から背中へ横ラインが一本。後半は半袖のTシャツ。でも、汗ぐっしょりで走り回る。汗が照明でキラキラ光っていた。少し声が出にくそうなこともあったが、力をこめて歌う部分は、ぐわっと声が伸びていた。

・「楽しいね」と小田さんが何度も何度も言ってた。
うん、私たちも楽しいで~す!

・歩く、走る、ピョンピョン跳ねる、ダッシュする。手を振って「one,two~」とリズムを取る、あちこち指さし…客席・スタンド席・天井方向・肘を起点にブンブンと腕を振ってリズム取り。体を横に揺らしながら歌ったり、歩きながら歌い上げたり。
グランドピアノ、ギター、ウクレレなど楽器を演奏する姿もカッコいい。もぉ~目が離せません。もぉ~、まいりました m(__)m。

・照明が一段と素晴らしい!ステージ後ろに客席のない壁面があり、そこを利用し、天井もうまく利用し、曲に連動して、色や動きが変化する。特にサンドーム福井は丸い天井なのでミラーボールの映り方が、うわぁ~っと声が出てしまうほど凄い。

・弦楽の方々がコーラスもかなりの曲で参加。チェロの方にはスタンドマイク。生の弦楽は音が違います。キレイな音を出しつつ,曲によっては、まるで吟遊詩人のように動き回って演奏。
金原千恵子さんはワンピ+ジャケット、アンコールは黄色フレアスカート+Tシャツ。素敵。

・開演前に副社長の吉田雅道氏がPA近辺に居た。友人が会釈したら返されたと。
終演後、PAの方に感謝の言葉を伝えた。

・余談:先月は福山雅治がサンドーム福井に来たとのこと。次はB ’ z、浜崎あゆみ・・・だとか。
商店街の蕎麦屋前に「歓迎・小田和正さん」という手製の看板がでており、近くで見ると「2日間とも行きます!」と手書きで追記あり。

【おまけ】翌朝、雪道をトコトコ歩いて、ドトール福井駅前店へ。御当地紀行での小田さんと同じレタスドッグ+コーヒーを注文。「レタスドッグはモーニングセットではないのですが」と店員さんに言われたが構わず注文。しばらく後に入ってきた女性2名もレタスドッグを注文。ドトールの店員さん(イケメン2名)は前日から小田ファンがたくさん来て喜んでいたのでは。
平日の朝なので、出勤する方々、小学生~高校生に交じって、福井城址へ。福井の語源になった“福の井”という井戸を見たかったが積雪が多く近寄れず。
その後、福井-(特急サンダーバード)-金沢-(特急はくたか)-越後湯沢-(上越新幹線とき)-東京。大雪の関係か、ダイヤが乱れたものの、切符の買換などスリル満点(笑)で、越後湯沢では、まったりと雪を見ながら足湯にも入り、旅を満喫しました。  

Byかわ

・・・

大雪の中集まったお客さんたち…小田さんたちも、きっといつも以上に熱い気持ちがあったのではないでしょうか。小田さん、悪天候の時ほど燃えるし!

雪の福井で聴いた「さよなら」心に染み入ったことでしょう…かわさんをはじめ苦労して会場に行った人たちへの、小田さんからのプレゼントですね。
頂いたレポを読みながら、ひとつひとつ、想像しています。
BGMは「さよなら」と…ド演歌で(笑)

ご当地紀行も面白そう!

好奇心旺盛、確認もせず熱々の湯に手を突っ込むって…ちびっ子か!

火傷しなくて本当に良かった~(笑)

「こうやってみんなの前で歌って、歌が育っていくんですね。」

小田さん、追加公演でさらに手応えを感じてくださってるようで…
私達も、ライブで聴くほどに心打たれ、自分にとってとても大切な楽曲になっていきます。
やっぱりツアーはいいなあ!

かわさん、貴重なコンサートレポを掲載許可してくださり、ありがとうございました。

小田和正ツアー2015「本日小田日和」名古屋ガイシホール2/17~18レポ「時の流れに勝たないまでも、負けない方法が…」

February19 [Thu], 2015, 23:52

小田和正ツアー2015「本日 小田日和」名古屋ガイシホール2/17~18。

この公演が大千秋楽か?!というくらい、物凄い盛り上がりでした。
どうした名古屋。私の中ではどっちかというと静かな会場のイメージなのに。
昨年の夏からちょっとおかしい(笑)
みんなすごい合唱っぷり、一体感がすごかったです。自分も声枯れんばかりに歌ってしまった。

夏は横使いでしたが、今回は縦使い。
少しでも客席の近くに…という花道の特性が生きるのは、横使いだと思いますが、
縦使いだと、小田さんがどこにいても、わりと正面よりに位置してるから、より一体感を感じやすいのかも。
上から見ていて、会場全体がわっと、うねるような…跳ねているような感覚がありました。

初日に「寒い中、こんな風に、なんとなくへんぴな場所に(笑)集まってくれてありがとう!」
と小田さんが挨拶していて、笠寺がへんぴな場所…?と思ったけど
名古屋だけでなく、近隣のあちこちから、たくさんの人達が、小田さんのコンサートのために集まってきてるんですよね。
このかけがえのない時間を惜しみ、慈しむようにコンサートは進み、
でも始まったらいつものように、あっという間に終わってしまう…  

※当ブログにおける全てのライブに関する記述は、録音録画機器は一切使用しておりません。
すべて個人の記憶に基づくもので、実際とは異なります。
正確な内容は音楽系情報サイトなどを参照ください。

・・・

■2/17(火)初日、『今日も どこかで』を歌い終えた後、拍手が鳴り止まず…

とうとう小田さん「今日で引退みたいな…(笑)もうちょっとやるんで、すいません(笑)」

本当に、とても長くて熱い拍手でした。

「貴重な時間が終わっていくのはさみしいけれど、
素敵な曲を書いて、またやってきますので、みんな元気でいてください。」

『もっと近くに』の曲紹介の時、

「もう一度、心を合わせてやっていこうと…ファンの人達ともひとつになって、
勝手にそういう思いだったんですけど。
『as close as possible』というツアーもやって。
ま、そんなことをやってもムダだったんですけど(笑)」

いつもの自虐的な(笑)曲紹介ですが「ファンの人達ともひとつになって」という言葉があって
それがとっても嬉しかったです。
「as close as possible」のツアータイトルを、小田さんの口から聞けたのも嬉しかった。

・・・

■2/18(水)ガイシホール2日目のMCより。

「名古屋最終日。有終の美をかざりたい。
有終の美とはどんなものか?考えてみたんだけど。思い出に残るコンサートのことかなと。」

グッバイの終わりに、左側の花道ステージへ向けて走りだすのですが
ステージ上の段差をぴょいっ、と跳ねてかけ出すのがすごいカッコいい。
跳ねて駆け出す姿がとっても(2回め)

走った先のステージでギターをかけ、呼吸を整える間も置かずに
やさしい風が吹いたら、を歌い始める。

それが小田さんにとっての普通なんだけど…
凄すぎることが多すぎて、ファンにとってもそれが「小田さんのライブ」で、
でも、実は凄いことだらけで。

小田さんの後ろ姿を見ていたら、
ものすごく大人で、たくさんのものを…その中には数えきれないほどのファンの思いなんかもあって
それらを一心に背負っている、大人の背のはずなのに

ふと、まだ若々しい青年のような背中に見える時があって

なんて純粋さを失わない人なんだろうと。
まるで高校生みたいな背中…

で、背中をじっと見ていたら、小田さんが振り向いて、
今の小田さんで。


「昨日来た人もいるかもしれないけど、昨日も紺のズボンで今日も紺ですが、違うやつです(笑)」

「今朝ホテルの部屋で、ベッドの端にしこたま足をぶつけまして…
気をつけてるんですが、近頃は2日にいっぺんくらいやる。
若いころも気をつけてたけど、これはいったいどういう…」

「先日、あるインタビューで、どんな趣味を?と聞かれて『ゴルフですかね~』と答えたけど
先方はゴルフにはまったく興味がなかったみたいで、あっという間に話が終わり…
たとえば、趣味が食べること、グルメとか料理とか、俳句、絵を描く、なんて言ったら話が広がったのかな。
自分が幅のない人間?
まもなく、後期高齢者なので(笑)まもなくでもないか。
もっと情緒的な趣味を持ったほうがいいのか…
ジム行って走るのが趣味になるのか?
学生の本分は勉強で、クラブ活動が野球だったら…野球は趣味じゃないよね、クラブ活動だから。
昔はもちろん音楽が趣味で、趣味が高じて仕事になってしまった。

では、趣味が高じてできた曲をやりたいと思います。
依頼がなかったら、こういう曲は書いてなかったと思う。『二人』」

小田さん…情緒的な趣味って…
今やってるの(ライブ)は、情緒的な最たるものじゃないんかーい!と、誰もがツッコミたかったと思う。

・・・

『明日』を歌うとき。
モニター映像が消え、暗闇の中、明かりがステージ上のバンドと小田さんだけになって、サーチライトのように客席が照らされる演出がとても好きで
ステージ真横の席だったので、じっくりバンドの様子を見ていました。

万作さんのドラムが始まる。

小田さんといなぴーが向き合い、アイコンタクト。

いなぴーがバンドに向け、指でカウントを出す。

向き合った二人の、小田さんの左手、いなぴーの右手が同時にカウントを取り、

小田さんの右足、いなぴーの左足が同時にカウントを取り、

二人であのギターの前奏が始まる。

この一連の流れがですねー、もうもう!あまりにかっこ良すぎて!!

しびれました。(大事なことなので太字のでか字。)

小田さんがCメロを歌い出すと、
後ろからスタッフさんが、絶妙なタイミングで、いなぴーにエレキギターを渡し、
いなぴー、素早くギターを掛け替え、
あのエレキの印象的なフレーズが入り、曲は大きくうねり、クライマックスへと向かいます。
この部分が、神業的な素晴らしさで。。
『明日』すごいな!毎回、感動で滂沱の涙だったけど!大泣きだよ!(;_;)

モニターに映像はないけれど、カメラマンさんがずっとバンドを寄りで撮影していて
小田さんの歌に重なる、栗ちゃんが弾くキーボードの旋律…
この映像はライフサイズで見れるでしょうか。見れたらいいなあ。

「まもなくあの3.11から4年が経ちます。
大きな余震が来たりするとドキッとします。

この歌は、あの3.11から1年ほどして書いた曲です。『その日が来るまで』」

・・・

 ご当地紀行は全国総集編。名古屋地域の映像がありました。
広島に続き、福井の雪の映像も。すごい悪天候の中でのご当地紀行で、小田さん高波にさらわれそう(笑)
BGMは演歌…兄弟船?(笑)

夏の名古屋で犬山城が大行列で、天守閣まで上るのを断念してましたが、
今回、リベンジで天守閣に上った映像も。絶景でしたね~。
小田さんご自身の携帯で、記念撮影をしていました。

・・・

初日は『ラブ・ストーリーは突然に』『hello hello』
2日目は『Yes-No』『hello hello』
の時に、アリーナ後方への客席突入があったと思います。

『愛を止めないで』『Yes-No』『ラブ・ストーリーは突然に』と、激しい曲が続いたあとで
これまでは『mata-ne』の前に、ネイザンとのエピソードを話してくれてたのですが
名古屋ではまったくMCを挟まずに『mata-ne』を歌い出し、
間をおかずに『言葉にできない』『彼方』と続けて歌っていて
どんだけ自分に厳しくすれば気が済むんだろう…とすら思った。
水も飲んでいなかった。

・・・

「追加公演、ここに戻ってきて良かったと、心から思っています。(拍手。涙…)

新しい歌をもって、戻って来たい。
また歌いに来れるよう、私も努力いたしますので、
みんなも、健康に気をつけて。
大変、天候が不順になってきてますので(笑)気をつけていれば、きっと会えると思います。

いろんな思いをこめて、『やさしい夜』を歌いたいと思います。」

・・・

「えー、それでは。オフコースというバンドをやってましたが(拍手!)
活動した年数って、意外と短かったんですよね。
でも短かった中にもいろいろ危機があって、最後に『もっと近くに』という曲を書いて、もう一度心をひとつにしてがんばろうとしたけど、ダメだった(笑)

近くにいるつもりでも、口に出して言わないと。
思ってたのに…って言っても、ダメですから。
うちに帰ったら、思ってることは、ぜひ、言葉に出して、伝えてください。」

小田さん…まさかおうちで怒られたとか…?(笑)
今までとちょっと違ったMCで、面白かったです(笑)
思ってることは言葉に出して伝えてください。
わかりました。

小田さんありがとう!新しい曲待ってます!(それか!)

アンコールの曲数、曲目は変わっていませんが、2日目、若干の変更が。
ちょっと驚いたのと、一気に突っ走る感じがあったせいか、ここでまた一段と盛り上がったと思う!

客席が小田さんに覆いかぶさっていくような、大合唱になりました。
何度も客席を指さす小田さん!

「有終の美を、飾りかけておりますが…まだまだ油断できません。

時の流れに勝たないまでも、負けないような方法が、どっかにあるはずなんですが。

小田日和は10曲入っています。そのうち9曲をやりました。
残りの1曲を演奏します。」

『今のこと』

「時の流れに勝たないまでも…」と小田さんが言った意味を、考えています。
相対性の彼方、を思い出しました。
辿りつけないかもしれないけれど、そこにたどり着きたいという思い。相対性の彼方。

そして、小田さんは、本当は、勝ちたいんだと思っていることも。
さすが負けず嫌い…

バンドメンバーの紹介、最後に「小田和正でした」と。

「自分で言うのもなんですが、有終の美です。

この曲で、みなさんとはしばらくのお別れです。どうもありがとう。」

『my home town』

名古屋ガイシホール2日間、最後の曲は『my home town』でした。

追加公演ということもあって「またここに帰ってきたよ」みたいな感じがあって
とってもあったかかった。
また、ホームタウンができちゃったよ、小田さん。
『この街』『やさしい夜』が生まれた街、名古屋。

「名古屋の2日目からは、また会おうぜ!に変更させていただきます。」
(2014/8/26 大阪城ホールMCより)

全てを終えて、ステージに立つ小田さんの瞳が、潤んで見えました。
会場を、客席を見渡して。

あんな表情見たら、泣く。
去っていきながら、振り返って手を振り、最後まで声援に応え、スタンドに手を振り…

名古屋はとても温かくて、熱くて、いいコンサートでした。来てよかった。
必ずまた次の、名古屋でのコンサートを。
待っています。