野付半島2010/8/3
砂州にかかる橋
野付半島・トドワラとナラワラ(2010/8/3)
北海道野付半島、トドワラに行って参りました~
野付半島は、北海道の知床半島と根室半島のあいだに位置する、
全長約26km、日本最大の砂の半島、砂嘴(さし)です。
300種以上の植物と、200種以上の野鳥が生息しています。
途中で、オジロワシ(たぶん)を目撃しました!
季節によってはタンチョウ、オオワシもみれるそうです。
野付半島ネイチャーセンターHP
ネイチャーセンターからは徒歩で。
腰の高さほどに伸びた草花を、かき分けるように歩いていると、
たくさんの野鳥のさえずりが、茂みの奥から聞こえてきます。
姿は見えないけれど…
♪ハマナス~の咲くころ~
トドワラ。
かつて江戸中期ごろまでは、トドマツ・エゾマツ・ハンノキ・カシワなどの樹種から成る原生林でしたが
地盤沈下による海水の浸食で、樹々の立ち枯れ、風化が進み
現在の荒涼とした平原に、姿を変えました。
トドワラでは木道が延び、奥まで散策できるようになっています。
ちなみに、こちらは1999年に、トドワラを訪れた時の写真。
まだ、立ち枯れた木の根元が、いくつも残っているのが見えます。
2001年に訪れた時の写真。
3年が経過して、風化が進んでいるのがわかります。
そして、2010年。。
原生林の名残を認めるのは難しいほど、見渡すかぎりの平原です。
こちらは、トドワラのすぐ近くのナラワラ。
ミズナラ・ダケカンバ・ナナカマド・エゾイタヤなどの原始林でしたが、
徐々に、周囲から立ち枯れてきています。
2001年のナラワラ。
そして現在、2010年。
いずれ、トドワラのような変化を遂げていくのでしょうね。。