7/29(日)HIGHER GROUND 2012 FINAL 灼熱の海の中道・小田さん出演部分レポ

July31 [Tue], 2012, 23:58

7/29(日)HIGHER GROUND 2012 FINAL 海の中道海浜公園
行って参りました。。いや~あづかった。。8時間灼熱耐久ライブ!

博多駅から、鹿児島本線と香椎線を乗り継いで、最寄りの西戸崎駅へ。
会場まで徒歩15分とのことでしたが、混雑と入場待ちで40分くらいかかったのかなー。
暑さに耐えつつやっと到着したら、会場はもっと暑い( ´ Д`;)

お友だちが確保してくれた、芝生の上に敷かれたシートは、
下からは地面の熱 

、上からは凶悪な太陽光がさんさんと降り注ぎ 

さながら、余熱あたためが完了した、グリルシートみたくなっております。
座った瞬間「炭火焼き

」という言葉が頭をよぎります。。/(^o^;)\

うう…

これはきっと…何かの修行だ。そうに違いない!
この荒行を乗り越えたら、熱さを感じなくなる!

\(^o^;)/みたいな。。

容赦ない太陽に、じりじり焼かれながら

、開演時間の12時になりました。
小田さん登場まで約5時間半…体力もつかな…(;・∀・)



・・・

オープニングは、トータス松本さん!いやっほう~大好き!\(^o^)/
早くも折れかけた心が、シャキッと復活しました

観客は若人だらけ、20代が中心?(若者の年齢がわからない)
トータスさん、「まっちゃん」とか呼ばれて驚きつつ、その呼び名が気に入った様子(笑)
大好きな「ガッツだぜ」に「借金大王」(ナニワ金融道主題歌)「バンザイ」(勝利の女神主題歌)も聴けて、なんと私得な展開~!!\(^o^)/

ライブの最中は、暑さも忘れて、夢中で盛り上がってるんだけど
終わると、急にくらあっときますな~

合間はひたすら水分補給。開始1時間、すでに1.5リットルは飲んだけど、いくらでも飲める!
氷で薄めたアクエリアスが世界でいちばんおいしい!

と実感する、灼熱の午後1時。
なんと今回はビールも無し!(ええっ!)本気で生命の危険を感じたから!

暑すぎて食欲がなく、塩飴と梅とポテチと焼きそばだけ…ってけっこう食べたか/(^o^)\

実際、担架で運ばれてく人の多いこと…

救護テントは、点滴受けてる人で満員でした。
ステージの上も熱かっただろうなあ…

ラインナップはすごい楽しくって、
どのアーティストもみごたえ、ききごたえがあって、盛り上げ上手で、面白かったです。
なんと言いますか、ライブの地力がある人たちばかりで。大盛り上がりでした。
ハイヤーグラウンド、海の中道、いいね!

・・・

さて、午前中から必死に太陽と戦い続けて、7時間。
ようやく!陽射しが、オレンジ色に弱まってきました…

小田さんの時間です。

以下、小田和正さん登場部分覚え書き。
毎度のことですが録音録画機器は一切使用しておりません。
記憶に基づくメモなので言い回しなど全く異なります。実際の内容と同じではありません。

・・・

太陽が傾きはじめ、それまでの強い光から熱がすうっと引いていった、午後5時半すぎ。

小田さんが登場しました。

白のTシャツに黒い文字のプリント。
いなぴー、栗ちゃんの三人編成、着席スタイルです。でべそコーナーみたいな感じ。

一曲目は、『グッバイ』

それまでの出演者がほとんど重厚な音編成だったのが…一転して爽やかな音色に、
熱のこもった会場を、さあっと涼風が吹き抜けていくよう。

三人だけの『グッバイ』、素敵です。

「どうもありがとうーー!!
へへへ(笑)(なぜか笑う)

1998年、スターダスト・レビューとジョイントコンサートをやることになりまして、
ところが、直前になって、僕は、けっこうひどい事故をやりました。
スタッフは、コンサートはやめた方がいい、と言ったけど
僕は、待ってくれる人がいるから、やったほうがいいと、出演しました。
そのコンサートが、海の中道でした。 (拍手)

その時来てた人は…?(何人か?手が挙がる)
思ったより少ないですね~(笑)
あれから、14年もたってしまいました。
あなた達の14年が、とても素敵な14年だったことを願います。

それ以来の、海の中道です。
とっても楽しみにしてたけど、最少人数で来てしまいました(笑)
(楽曲が)イメージと違うところは、想像力で補ってください。

では、話が長くなりました。次の曲にいきます。」

『ラブ・ストーリーは突然に』

小田さんはアコースティックギター、いなぴーはエレキギターで。

いつもと違うのが…あの「♪ちゃかちゃーん

」のイントロを聴いても、
観客の多くが、あまりピンと来てない感じ…

もしかして…みなさん、生まれてないですか~?!Σ( ° 口 °

で、小田さんは、座ってギターを弾きながら、きちんと(笑)フルコーラス。
いいですね~新鮮ですねえ~

( ´∀`)

三曲目は 『Yes-No』

イントロ、いなぴーのエレキの音がバンドの時よりくっきり聴こえてかっくいい~♪
小田さんは始め、座ったまま歌っていましたが、
1番が終わったところで立ち上がり、つまずき(笑)
(一瞬、靴が脱げた?と思いましたが、どっかぶっけただけのようでした。
その様子が異様にキュートな64歳。

2番からは、マイクを持って、ステージの右花道方向へ。
手拍子しつつ、様子を伺いつつ~、な感じで、ぴょんぴょん

続いて左花道へ。もじもじ気味?なぴょんぴょんが、かわゆい(*´ω`*)
もちろん最近の若人は「タン・タ・タン

」なんてしません(笑)

ラブ突も、リアルで知らない世代だとしたら…
『Yes-No』は、歴史上の曲を、生で聴いてる、みたいなことか?(笑)

ラスト、♪君を抱いていいの (好きに~なってもいいの~♪)の掛け合いも、
バ◯アもとい、小田ファンの勢力が弱すぎて、ほとんどきこえませ~ん!

(笑)

「えーちょっと、アウェイな感じですね。。
なかなか激しく、やらしてもらってます(笑)」←かわいい (*´ω`*)

次の曲は『たしかなこと』

ギターのイントロに続いて…

♪雨上がりの… と、小田さんの歌が始まった瞬間、

会場のあちこちから「わああ…!」と、歓声が湧き起こりました。
それも、ただの「知ってる曲」ということではなく、「あの曲だ!」という、喜びの歓声。

想像以上に強い反応に、小田さんもびっくりしたんじゃないでしょうか。
私も驚きました。『ラブ突』じゃなくて、『たしかなこと』で、こんなに盛り上がるんだ…

それだけでなく、
観客それぞれ、手を突き上げ、それが徐々にうねりになって、
サビではついに、会場中が揃って、一斉に手を振り始めました。
な、なにごと?!

J-POPのライブ会場でよく見かける、盆踊りみたいな、表拍のお手振りです。
最近の若人は、タン・タ・タンはやらなくても、盆踊りはやります(笑)
初めはちょっと唖然としましたが…

間奏では、拍手が。。じーん。。(´;ω;`)

小田さんの歌声が、一人ひとりに語りかけるように、会場に響きます。
繰り返されるサビに、
若人が、思い思いに、自分の感情を委ねて、夢中で手を振っている…
それは、感動的な光景でした。

会場中で手を振らなかったのは、おそらく小田ファンだけという(笑)
夏フェスならではの、一体感あふれる「たしかなこと」でした。

小田さんがキーボードに移動して。

『言葉にできない』

曲が始まり、再び、どよめきがおきます。
観客のヒリヒリするような集中が、小田さんに向かっています。
水を打ったように静まり返る会場。

小田さんの声を、歌われる言葉を、ひとつも聴き逃すまいとするように
身動きひとつない、ぴんと張り詰めた空気の中で、
小田さんの歌声が、響いていきます。
雲が動く、空が動く。 風が吹く。。

どこかから、すすり泣きが聞こえてくる。

間奏のストリングスのパートは、いなぴーのギター。
なんて…なんてカッコいいんだろう…

最後のシャウト、凄かった。

モニターに、小田さんの顔がアップになって、
シャウトの瞬間、すーっと、汗が一筋、こめかみを伝って流れ落ち、

歌声が、空をかけ上るように、高く、高く消えてゆき…

やがて、わあ… という、声にならないため息が、会場中に広がった。
「すごい…」という声、目を赤くした男の子、涙ぐむ女の子…

いやー、泣いた~。。

「去年、ツアーをやって、東北ではできなかったので
今年の春から、東北ツアーを回って。
その東北ツアーに合わせて、曲を書きました。

…ちょっとだけ、チューニングをして(笑)

『その日が来るまで』という曲をやります。」

『その日が来るまで』

シンプルに、三人で演奏の『その日が来るまで』とっても良かったな。
このバージョンも好きです。
一緒に歌いたかったけど、周りが若人だらけだったので、口パクで。
早くまた、赤レンガの時みたいに、みんなで一緒に歌いたいよ~

「どうもありがとう!!」

・・・

あっという間に感じたけど、6曲も演奏してくれて
客席の反応も、小田さんの様子も、何もかもが新鮮で、斬新で(笑)
楽しかったな~。

『言葉にできない』感動しました。

コンサートで聴くたび、今日が一番!て思うけれど…
ああでも本当に、この日の「言葉にできない」は、最高に、素晴らしかったです。

それと。
1980年代、90年代、2000年代、そして2012年。
どの時代の曲も、心に訴えかけるものがあって、誰かの心を打つって…
すごいことなんだよなあと…

自分らにとっては、つい最近の曲(笑)の「たしかなこと」で、
あんなに、ひとつになって盛り上がる若者たちの姿に、ちょっと感動でした。

まだ明るい19時ごろ、一足先に会場を後にする時、振り返ったら、
なだらかな丘の上に、数えきれないほどたくさんの人たちが、ぎっしりといて
老…はちょっぴり、若若男女、みんな一緒に、灼熱の太陽の下で、音楽を聴いたんだなあ…と
過酷な一日を、楽しく乗り切ったんだなあ…と
達成感で、いっぱいでありました\(^o^)/

やっぱ修行だったんだな!

帰りの車から見た福岡の夕焼け空は、とても綺麗でした。

夕暮れの空とマリンメッセ。
2008年の9月20日、みんなでお誕生日のお祝いしたね~( ´∀`)

ハードな一日だったけど、楽しかった~。
お世話になったみなさまに、心から感謝です。ありがとうございました。
頑張ってくれたお友だち、ありがとう。あなたの身を賭した頑張り、忘れません。。

これからもずっと、私達を見守っていてね…

(っておい)
でも本当にありがとうございました。