2013/10/8小田和正その日が来るまで沖縄市民会館ライブレポその3

October26 [Sat], 2013, 21:00

沖縄市民会館前。青空とシーサー。

小田和正「その日が来るまで」沖縄市民会館日記その1・1~6曲目→
その2・7曲目~12曲目、ご当地紀行→

ご当地終わり、後半から。めざましライブになんとか間に合った…!   


・・・

※当ブログにおける全てのライブに関する記述は、録音録画機器は一切使用しておりません。
すべて個人の記憶に基づくもので、実際とは異なります。
正確な内容は音楽系情報サイトなどを参照ください。

ご当地紀行が終わり、小田さんたちがステージに戻ってきました。

後半の一曲目、これもライブで初めて聴く…というより、フルコーラス聴くのが初かも。

JRA「エマズウィッシュ物語」の曲でした!
(モニターに『かなた』とタイトルが出ていたそうです。)

またしてもびっくり茫然…( ° 口 °
CMでは120秒が最長だったと思いますが、それより長かったはず(役立たずレポ)

いや違う、長さとかでなく!

迫力が、凄かった!!
歌も、バンドも。圧倒されました。サビとか、ほんっと凄かったです。

僕らを越えて 別れを越えて
悲しみを越えて 心越えて
命を越えて 時さえ越えて
永遠に 続いていくだろう

「命」がテーマの曲なんですね。ずっと先の未来へと繰り返し続いていく命。
そっか…だから『かなた』なんだ。そうかな?
ああ叶うことならもう一度、フルコーラスで聴きたい。聴きたい。

あやうく自分がどっか彼方に連れてかれるとこでしたが ~

我に返って次の曲。

『グッバイ』

その時の私のライブメモ:金原さんタンバリン裏!!

よっぽど驚いたらしい(笑)
金原さんが、木下さんのタンバリンを打ってらっしゃいました。(いやタンバリンが木下さんの私物というわけではなく、ツアーにおけるパーカッション系担当木下さん的な)
沖縄の『グッバイ』気持ち良く乗れました♪

そして灼熱の、怒涛の三曲がこれだーー!!

『やさしい雨』『ラブ・ストーリーは突然に』『キラキラ』
無敵!( ゜∀゜)o彡゜

『やさしい雨』

巷では「ラブソングの帝王」と呼ばれることもある小田さんですが
私にとって小田さんは「イントロの帝王」でございます。
その帝王イントロを封印し、いきなり力強いユニゾンで始まる『やさしい雨』
初聴きの時は「やられたー!」って思いましたよね~カッコ良すぎる!

ライブでは、ファーイーストクラブバンドのコーラスで聴けるのもすごく好き!
たまに誰かがフライングするのも好き(笑)
私の中では「FAR EAST CLUB BAND SONG」に続く、ファーイーストクラブバンド、ばんざい!*\(^o^)/*な曲(ややこし)

「君の心の中に」「やさしい雨が降るように」
雨の情景と、心象風景とが、頭のなかにぱあっと広がる。
この曲で、「雨」という言葉の持つイメージが、以前とは少し違う、愛おしいものに変わりました。

そして、イントロの帝王、キター!!

『ラブ・ストーリーは突然に』

フルコーラス、小田さんが全部(笑)歌ってくれました。
長らくこの曲は客席突入ソングで、すごく盛り上がるし楽しいけれど
たまにはじっくり、小田さんの歌で聴きたくもあり…
だってすごく詞が素敵じゃないですか~「君のためにつばさになる 君を守りつづける…」
きゅわわわーん……改めていい曲だなあ、としみじみ…(´;ω;`)

『キラキラ』

「キラキラ」のイントロは~、天才だな!!

これきこえた瞬間、何もかもすっ飛ぶわ~~!!脳内ミラーボール、超高速回転!!

そして小田さんは客席へ突入

(笑)
左側の客席の通路を上がり、さらに上へ。
中央の通路を横切り、右方向へ。
途中、男の人に歌わせるのも忘れない

(笑)そして男性、グッジョブ

(笑)
そして右側の通路へ。場内総立ち、大盛り上がりです!

小田さんのコンサートがすごいのは、
ホールもアリーナもドームも同じ、変わらないところ。
どんな会場でも、すっごい感動するし、盛り上がるし、楽しいし、
どの席でも、少しでも近づこうとしてくれる気持ちが伝わるから、
すぐ近くに、小田さんを感じることができる。

で、「キラキラ」アウトロも~、天才だな!!

小田さんが、花道を全力疾走したり、懲りずに(笑)自転車で激走したり、野外フェスでスタッフ置き去りにして駆け抜けてく姿が、ありありと浮かんでくる。
CDだとアウトロ短くて物足りないくらい(笑)

怒涛の三曲が終わって…燃え尽きたよね…と、思っていたら。

本当の意味での、燃え尽きが待っていた。

小田さんがステージに戻り、静けさを取り戻そうとしたホールに、
ありえないイントロが、私の耳に飛び込んできた。

こ、こ…これは… !!

イントロが進むに連れ、身体の内側から、言いようのない感情の震えが湧き上がる。
震えは徐々に大きくなってゆき…
間違いない、あの曲だ、と確信に変わった瞬間、

頭が、まっ白になった。(本日6度目くらい?)

歌が、始まった。

どうしても今 君に伝えたい
今でも君を 誇りにしてること

うう…うわあああああああーーーーー!!

心の中で絶叫していた。いや実際に絶叫したかもしれん。

風君!

風と君!!

『風と君を待つだけ』!!!!

びっくりするぐらい速く、涙がボロボロと溢れてこぼれ落ちた。
体中の水分がぜんぶ涙になったんじゃないかというくらいに。

この曲…ずっと生では歌われてなかった気がする…
自分がライブで聴くのは、91~92年ツアー以来だろうか。
この20年、CDと自分の小田カラだけ(大好きだから毎回歌う。そして毎回歌いながら泣く)

初めてこの曲を聴いたのは、1991年12月”sometime somewhere”大宮ソニックシティだったと思う。
まだアルバム発売前で、コンサートの半分近くが初めて聴く曲という、期待と驚きと感激が一体になった体験だった。

その日「風と君を待つだけ」の演奏が始まった瞬間から、これは凄い曲なのでは…と思った、
この曲は、全身全霊をかけて聴かねばならないと思った、
ホールの片隅で、自分と、小田さんとバンドだけが、対峙しているような気持ちになった。
曲が終わった瞬間、感動のあまり気持ちが抑えきれず、
立ち上がってひたすら拍手をしながら叫んでいた(ひとりスタオベ状態)

その時の、えもいわれぬ気持ちがよみがえってきた。
自分と、小田さんとバンドとだけが、対峙してる感覚、
ただ、この曲だけがある空間。

誇りを捨てないて 諦めないで ひとりにならないで
僕らは信じている 君が手を高く上げて
肩を並べて いつかまた 走り始めることを

号泣。。(つか、もはや嗚咽。)

ステージ袖にスタッフコーラス隊がいる、みんな声を合わせて歌っている。

ひとりにならないでもう一度夢を見せて
今船は真白にかゞやく帆を高く上げて
あとはたゞ強い風と 君を待つだけ

今この時に歌われるために、この曲が生まれたのかもしれない、
ずっと、歌われるべき時を、待っていたのかもしれない。

泣きすぎて胸が苦しい。。
しまいにはえづくわたくし(笑)

小田さんの楽曲の法則のとおり
若かりし時に聴き、さらに齢を重ねてから聴いた「風と君を待つだけ」は
ずっしりと重く深く、心に響きました。

燃えた…燃え尽きたよ…まっ白にな…  ( ꒪⌓꒪)

で、ここからふっつりと、記憶が途絶えております。
どんだけ風君で燃え尽き力果てたのか。

お友達から教えてもらったセトリは

『東京の空』
(途中、沖縄の空の映像で、冒頭のシーサーの映像もあったそうです←記憶なし)

『その日が来るまで』

そして本編最後はこの曲。『ダイジョウブ』

…ダイジョウブ、つか、大丈夫かわたし。みたいなエンディング。
去っていく小田さんたちに向けて手を振るのがやっと。
腰が抜けてました…

久しぶりの小田さんのフルライブ、その破壊力たるや…なんと恐ろしい。
小田さんライブ、心底、恐ろしいわ!!

・・・

アンコール、ありました。ここから記憶が戻ってる!

「(年をとってきて)どんどん意固地になり、どんどん素直になっていきます。」

「オフコースが4人になり、ちょっとずつみんなの心が離れていって…
できるだけ心合わせてやっていこうと…
ちょっとずつ心が離れ、ちょっとずつ離れていったお客さん(笑)」といったMCのあと

『もっと近くに』

うん…あの頃も、アルバムのインタビューでそう言ってた、
バンドとしてこれからどうしていくのか、もがき苦しむオフコース。
でも、あの頃、残されたファンも一緒にもがき苦しんでたんだよ。
小田さんがアメリカ行っちゃって、いつ帰るかもはっきりしなくて
やっと帰ってきてくれて、また4人が集結して、
不安やもやもやを一気に吹き飛ばして、未来へと突破していくような、そんな楽曲を待っていた。
あの曲の持つ刹那的な疾走感は、あの時の4人にしか作れなかった。
だから「as close as possible」は今でも特別な曲。

all,all the way to you.

なぜ今、小田さんがこの曲をアンコールに選んだのか、きいてみたい。
もっと君の近くに…という意味なのかな。
ああまだ私は骨の髄までオフコースファンなのだな。。

アンコール2曲目は

『hello hello』

2010年に完成してたとは思えないよ…

小田さんたちがステージを後に。ちょ、この曲で終わりなのは切なすぎる~

・・・

2回めのアンコール、登場です!*\(^o^)/*
沖縄でレコーディングし、沖縄でPVを撮影した、
もう沖縄のご当地ソングと言ってもいい

『こころ』

アンコール最後の曲は

『YES-YES-YES』

ホールがひとつになり、大合唱でした。

これで終わり…
ステージもホールも狭いから、小田さんたち、すぐにいなくなってしまう…

(ドーム花道体質)
一生懸命、バンドメンバー、小田さんに、手を振りました。

最後、客席に向かって、小田さんが、にこっと。

にこっと… にこっと…

(エンドレス反すう)

エンディングの映像が流れて…最後のメッセージは小田さんの文字で

「また会おうぜ!!」

うおおおおお、小田さん!!また会おうぜ!!

今度は全国ツアーで!!!!

コンサート終了後、沖縄料理の店に行き
オリオンビールにつぐオリオンビール、ライブの感動を語ってはオリオンビール、
風君を歌ってはオリオンビール…泣きながらオリオンビール…

翌日おきたら、乗るはずだった帰りの飛行機が、すでに飛んでいた。~

・・・

【2013年10月8日(火)小田和正「その日が来るまで」沖縄市民会館初日セットリスト】

たしかなこと
僕等の時代
眠れぬ夜
愛の唄
Yes-No(LBバージョン)
言葉にできない
倖せなんて
ワインの匂い
老人のつぶやき
さよなら
愛を止めないで
やさしい風が吹いたら

ご当地紀行(沖縄総集編)

かなた
グッバイ
やさしい雨
ラブ・ストーリーは突然に
キラキラ
風と君を待つだけ
東京の空
その日が来るまで
ダイジョウブ

(アンコール1)
もっと近くに
hello hello

(アンコール2)
こころ
YES-YES-YES

作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用