7/23 逗子 OTODAMA 5周年 × 小田和正ライブレポその1

July25 [Sat], 2009, 7:00

雨が降る直前のOTODAMA SEA STUDIO
空調は無くて、開け放した窓から入る海風だけ。
でも外で音が聴き放題♪
7月23日(木)OTODAMA SEA STUDIO 2009(神奈川県・逗子海岸)
にて行われた、OTODAMA 5周年 × 小田和正ライブに行って参りました。
当初は会場の外で聴く予定でしたが、ご好意で立ち見席を譲って頂けることになり、奇跡的に入ることができました!

ありがとうございます!!

昼前に新逗子駅に到着、道に迷うこと1時間

(通常は徒歩15分です。)
シートや折りたたみ椅子や凍らせた飲み物やらで荷物は重いは、日射しは暑いは、道には迷うわでへろへろになり、電話で助けてもらいつつ、
やっと音霊(おとだま)前の海岸にたどり着いて、
砂浜の上にシート位置を決めた数分後、
さっきまであんなに晴れてたのに… ぽつ… ぽつ… 

雨があああ(涙)

慌てて海の家に避難し、焼きそばを食べつつ

やむのを待ちますが

さらに豪雨(涙)

1時間後、無情にも、海の家もう閉めまーす、と言われ

だだ降りの中、大荷物とともに追い出される我々

(号泣)

ほとんど水没状態になって、隣のバーに再び避難しました。
雨はずっと降ったりやんだりを繰り返し、
小田さんの歌リハが始まった瞬間、どしゃ降りは最高潮に!(笑)

♪あなーたをー つれーてゆーくーよー (ざばーーー!)

ちなみにリハでは『YES-YES-YES』が聴けましたが、
本編では歌われませんでした。

半日ずっと雨の逗子海岸でしたが、入場開始の頃には雨があがり、
雲間から太陽が姿を見せ始めたという…

ライブハウスの扉ごしにキラキラと光る海を見て、何か人知を越えた力を感じたのでした…

(笑)

というわけでふよふよメモを元にしたレポです。
以下ネタバレです。実際の内容と同じではありません。
録音・録画機器は一切使用しておりません。 

5時に入場開始、15分ごろ中に入りました。
指定200席の後ろの立ち見エリアは、すぐに400人でぎゅうぎゅうになり、カウンターに飲み物を受け取りにも行けず

蒸し暑さがつのる中、じっとその場で45分ほど待ちます。
ライブハウスは横長で、ステージまでの距離がすごく近いです!

もうすぐ、ここで小田さんのライブなんだ…
まるで夢を見てるみたいだ…
まさか、夢だったりして…
それとも、暑さでもうろうとしてきたのかな…

(危)

そしてついに、6時ジャスト!!

バンドのメンバーと、小田さんが入場してきました!!

大・歓・声!!!

小田さんは白いTシャツ(胸元に小さな文字あり)、膝下丈のカーキ色っぽいパンツ、そして素足に白いビーチサンダル。
なんとキュートないでたちでしょうかーっ!ふぁーっ!!

(興奮)
客席からも「かわいいー!」「かっこいいー!」と声が飛び交います。

バンドは栗ちゃん、有賀さん、万作さん、木下さん、いなP。
全体にアロハな雰囲気が漂ってます

「どうも~!!

おまたせしました~~!!」

ぎゃあああああ(ほとんど悲鳴のような大歓声)

「なんだか盛り上がってますねー。
まるで、何年かぶりに(ステージに)出て来たような(笑)」

「今日はこんな所でコンサート…我々も楽しみにしてました!

(後方から:見えないよー!


ま、時々見えますからってことで♪(笑)」

「夏ということで、夏の歌を歌おうと…

40年前…夏になると、どっか遊びに行かなきゃいけないような気になって、毎日のように車を連ねて、海へ行きましたね。
その頃のことを、書いた歌を。」

『16号を下って』

思いもよらない一曲目!!
あまりの嬉しさに、声にならない悲鳴をあげてしまいました。
じゅ、16号!!Σ( ̄口 ̄; 
16号…(涙目)

私はこの曲が、いっとう好きと言ってもいいくらい好きで、ものすごく好きで、編集カセットテープ時代からiTunesのプレイリストまで、自作の選曲集には必ず入れるほど、大大大好きな曲なのであります。

なぜなら、この曲の収録アルバム「Far East Cafe」が発売された1990年当時、同じ16号沿いに住んでたから。。

ただし…千葉側(爆笑)

ちなみにアッコちゃん(矢野顕子さん)も、月刊カドカワ91年6月号で絶賛しています。以下引用。

「これはいいです。すごくいい。(中略)詞も曲も、アレンジも、そしてエンジニアリングもすばらしいです。
それと、もひとつついでに誉めあげてしまうと、小田さんの発音のきれいさです。(略)これはいつも私が彼のレコードをきく度、励まされる点です。(略)どうしたらこんなにきれいに歌えるんですか?と、お会いできたらきいてみたい。」
(…しばし月カド小田さん特集号を熟読。

と、話を戻して…『16号を下って』ですよ!

ライブで聴くのは、ひょっとして90年の初ソロツアー以来でしょうか?
あの頃の16号も良かったけれど、
発表から19年の時間を経て、再びステージで歌われた16号は、
とっても、とっても心に染み渡りました…

いつでも僕等は 海へ向かった
16号を下って 南へ

心ときめくもの 眼に映るもの
すべてのことが 僕等のために

この道を行けば 夕陽が落ちる頃
僕等のあの海へ 着けるはず

なんと素晴らしい歌なんでしょう…詞も曲も、そして歌う小田さんの声も、今のアレンジも、なにもかもが素晴らしい。。
19年前と変わらない、いやそれ以上の、心の震えみたいなものを感じながら、ひたすらに聴いていました。

…うっかり忘れがちですが、楽曲と同じように、私にも19年の時間が流れてるのな~

(笑)
ずっと素敵な歌をありがとう、小田さん。

「この歌を、こんなところで歌う時が来るなんて…まさにこのへんの海ですからね。
あっちの、湘南の方は桑田君の縄張りだから(笑)
この上の方に私の実家があります。
16(号)が、18だったらどうだったんだろう?(笑)
じゅうろく、っていうのが…

(いいね)。昔からそうだったからね。」

「みなさんは、いわゆる地元はどれくらい?
(わりと手が挙がる)地元ったって横浜市はダメよ。逗子市は?
(ぐっと減って数人に)
…だからどうってことはないですが(笑)

(手を振る客席を見回しながら)今日は走るわけにいかねーし(笑)
(客席:走ってー!)走ったら、動物園みたいになっちゃう(笑)」

「近ごろ、声が調子悪い日が2~3日続いて、なるべくしゃべらないようにしたりして。
で、前からかかってる喉の医者に行ったら、
俺の声は、いっつも歌ってないと、声帯がやせてきちゃう。
筋肉と一緒で、鍛えて、どんどん歌わないと(笑)
腫れてるくらいが丁度いい…まあ、妙な声帯ですが(笑)」

小田さああん、喉を鍛えるならツアーが一番ですよおお!ヽ(´ ∇ `)ノ

ちなみにこの日も声帯、絶好調でした!!筋肉つきまくりです!!

「夏の歌を続けていきます。」

『夏の終り』

いきなり2曲目で、この名曲が。うう…

皆それぞれに小田さんの歌声に浸り、聴きほれていたその時!

ぼくの言葉があなたをさえぎるように
こぼれたあの頃× → あの時○

意表を突いた歌詞まちがいに、思わず客席「え~!!」(笑)

でも、やっぱり夏といえばこの曲、夏の終り…
ドームでも、メドレーで歌ってくれましたね。
真夏の太陽の下、オフコースの5人が肩を組んで笑ってた。

そっとそこにそのままで かすかにかがやくべきもの
決してもういちどこの手で触れてはいけないもの

ざー…と、波の音が聞こえてきます。
日暮れに連れて潮が満ちてきたのか、すぐ側まで海が来てるみたいに。

「一年の中でどのあたりが好きかっていうと、
夏の終わり、って何とも言えない雰囲気があって、好きですね。
若い頃は秋が好きだったけど、トシとったら夏はうっとうしくてキライになるかと思ったけど…

で、僕はこんど61になると思ったら(客席:えーーーーー!!!)

62になるんだね(爆笑)

意識があっちいったりこっちいったり、わかんなくなっちゃう。

「このあたりは、プロモーションビデオをよく撮って、
あっちこっちで、いろんな曲を。

オフコースが4人になって、
その頃はプロモ作るアーティストがあんまりいなかった。プロモが流れるテレビ番組も無いし。
それでも作りたくて、『緑の日々』と(キャー!と悲鳴があがる)
緑の日々じゃないよ、この辺で撮ったってゆってんじゃん(笑)
『夏の日』は、あっちの江ノ島の方で撮りました。
「マーロウ」(ロケ場所の葉山のレストラン)のお兄さん、今はもうおじさんだけど、最初は愛想わるくて、いやがってた?(笑)けど、
途中からは、快く撮影させてくれました。」

『夏の日』

間奏の園山さんのサックスのかわりに、いなPのギター(だったはず)
あーー去年の沖縄やテアトロンの青空を、
横浜アリーナの天井に映し出された青い空と白い雲を、思い出します…

「…こんな軽装で来てしまって(笑)
まるで合宿所で、そのままコンサートやってるようなんですが

(客席:「かっこいいー!

」「かわいいー!

」)
…62歳になりますが(笑)」

「昨日、新聞みてたら、高校野球の予選で創学館の試合があると。
TVK(テレビ神奈川)つけたら丁度やってて。
(横浜創学館高校の校歌『遥かな想い』は小田さんの作)

創学館の卒業生いる?(客席にいました!)
校歌は歌ってないでしょ?(卒業生:「歌いました!」)
え、そうなの?

♪いま~われらは~ フンフンフン…(途中から鼻唄)(笑)

創学館は野球が強くて、今年はシード校で、
試合に勝つと校歌を歌う。…テレビで校歌、聴けるな。。

♪(笑)

勝ちそうだったから、そこで風呂に入った。

で、風呂に入って出たら、

コールド勝ちで試合が終わってた

(爆笑)

そこの校長が真面目で、
俺に頼んで愛唱歌を作ってもらったからには、勝たないと!甲子園に行かないといけない!みたいな(笑)
で、負けるといつも、すいませんって言ってくる(笑)
そんな気を使わなくてもねえ~(笑)

創学館はまだ甲子園には行ってなくて、なんとかして一度、行きたいと。
でも、一度達成されるとあれだから…行きたい、行きたいって思い続けてるほうが…でも本人たちは行きたいんだよね。」

ライブ開始から3曲しか歌ってませんが

一旦送信しまーす。
その2につづく。→