12月24日(金)23時55分~TBSで放送された
小田和正音楽特番「クリスマスの約束2010」
12月8日に横浜赤レンガ倉庫で行われた、収録の観覧レポ、その2です。
収録は4時間近く、アンコールを待つ間以外は、ほぼ休憩なしのノンストップで行われました。
放送されなかった部分で、覚えてることを少しだけ…
会場での録音録画は一切しておりません。実際の内容、表現とは異なります。
JUJU「Hello, Again~昔からある場所~」が終わって…
続いて、スキマスイッチ、大橋さんがセレクトした楽曲へ。
音楽の入り口は何だったか?との質問に
大橋さん「ほとんど邦楽ですね。ミスチルさんとか、スピッツさん、槇原敬之さん…」
小田さん「潤ちゃんの入り口は?」
潤子さん「PPMですね。ませてたから、アメリカのテレビショーをよく見ていました。」
小田さん「翔太の入り口は?」
清水翔太さん「TMレボリューション…」(客席:えーーー!
(笑))
常田さん「(この曲は)一番アレンジに時間がかかりました。」
大橋さん「楽器を減らす、勇気…勉強になりましたね。」
いったい、何の曲を選んだんだろう…?アレンジに時間?
曲のタイトルは告げず、演奏が始まりました。
イントロを聴いても、曲名は…??何だろう?わくわく…
そして、大橋さんの歌が始まりました。
「空も飛べるはず」(スピッツ)
この曲だったのか…!という驚きと歓喜の混じった空気が、客席に流れた瞬間…
突然、演奏がストップ
(笑)
小田さん「はいっ!」
大橋さんのギターの弦が切れてしまいました~。
ここは放送で流れましたね。
せっかく、イントロも変えてタイトル言わないで、あっと言わせようと思ってたのに…と、大橋さん。残念そう~
ここで、ギター交換の間、つなぎのMCがあったと思います。
大橋さんの演奏曲が「空も飛べるはず」に決まるまでに、
小田さんは、大橋さんが選んでいった曲を、全部、却下した
…らしい(笑)
大橋さん、「選ぶ曲の基準はなんですか?」
小田さん、ひとこと「趣味じゃない?」(笑)
演奏していて、自分が飽きてくるのがいちばんやだから…と。
小田さん「こういうのは、誰かが、横柄にならないと決まらないからさ。仕方なく、オレがその役割をやろうと…(笑)」
そして、二度目の「空も飛べるはず」の演奏がありました。
小田さん「みんな歌ってるね。歌ってると、嬉しいね。
君は、マサムネ…マサムネ って名字?名前?(笑)会ったことある?
声、高いよね~。さだも高いんだ(笑)」
続いては、山本潤子さん。
要さん「 潤子さんの、デモテープは凄かった。
小田さんが、楽曲のアレンジの原型を作って、
デモテープの女性パートは、潤子さんと松さんが担当したんだけど、
そのクオリティー!」
小田さん「男子はとにかく(笑)女子4人は歌がうまくてね~。
びっくりしちゃうよね。」
「潤ちゃん明るくなったなー」(笑)
リハで、小田さんに、「なんで?」と言い返せるのは潤子さんだけ
(笑)
「小田くん」と呼べるのも潤子さんだけ。
小田さんは、この曲に思い出がある。
ハイファイセットの学園祭の前座を、オフコースが10校近くやっていて、その時に、初めてアンコールがきた。
当時、人気があるバンドにはアンコールがあったけど、
オフコースとしてアンコールがきたのは、それが初めてのことだった。
要さん「人気あったんですか?」
小田さん「ちょっとね(笑)」
不思議なもので、それ以来、毎回アンコールがくるようになった、と。
「冷たい雨」(ハイ・ファイ・セット)
要さん「どんどん歌っちゃうと、終わっていくのがさびしい」
小田さん「オレはホッとしてるとこもある。」
要さん、本当に終わってゆくのが残念でたまらない…といった表情です。
もっとしゃべってたい!!みたいな(笑)
要さん「15年前に熊本で、小田さんとスタレビと一緒のライブに出たことがあって、
小田さんのバックバンドを、突然、僕らがつとめることになった。
やれる曲は限られてるから、僕たちが選んで、
4~5曲やるのに、1時間かかった。
1曲終わるごとに、思いを語ったから(笑)」
続いて、要さんの選曲です。
却下に却下を重ねて(笑)決まったのが、
「美しすぎて」(ガロ)
小田さん「オレら、ガロと友達だったからね。」
(ここで話したか、定かではないのですが…)
昔はアーティスト、バンド連中と一緒のイベントがいっぱいあったから、交流もあった。
95%は小田さんのことを、生意気だって言ってたそうです(笑)
あの頃は、コーラスが好きな人が多かった。
小田さんたちより少し下の、要さんたちの世代は、
オフコース、赤い鳥り、チューリップ…すごいコーラスを聴いてきた。
情報が豊かではない時代に、その世代の人達が、自分たちで工夫して、いろいろ考えてやってきたことが、
今の世代は、普通にあるものとして接している。
(とかなんとか…このへんは、もうろうとしてよく聞こえず
)
次は…いよいよ小田さんです!!待ってました!!ヽ( ´ ∇ `)ノ
小田さん「僕の曲を…本当は、もっと少人数でやるつもりでしたが、
結団式の会食で、JUJUが…よっぱらってやりたい!と言い出して(笑)
結局、みんなでやることになりました。
最近、この曲をやるときは、ステージを走り回っているので、
まともに歌ったことがない…
真剣に取り組んだら、しんどいです。
では、クールに。」
「ラブ・ストーリーは突然に」
10月の名古屋きよすイベントに引き続き、
再び「ラブ突」きちんと聴けた…!!ううう、嬉しいっ!!
(笑)
最近は客席に歌わせてばかりですもんねー。
しんどいかもしれませんが…これからも、たまにはフルコーラスお願いしますっ!!
小田さん「この歌を、いくつになるまで歌えるのか、しんどいですねー。
続いては、要の大好きな松さんの歌をやります。」
要さん「僕は松さんに会うためにクリ約に来るようなもんですから!(笑)
松さんとは、まともに目が合わせられない(笑)
前は、小田さんとも、まともに目が合わせられなかったけど、
先日やった”音霊の森”ってゆうイベントで、ひどいんです、
お前とはあまりに会いすぎて、新鮮さが無い(?)…と、
小田さんに言われたんですよ!
」
その、”音霊”の仕掛け人、キマグレンのクレイさんが、今日は客席に来てるそうです!
クレイ君は、会場にまぎれるのが上手らしい(笑)
みんな、クレイさんを探せ!で、キョロキョロ
私は、残念ながら見つけられませんでした…
松さんに、結婚して何年くらい…?と。
結婚した時に、松さんから、好きな料理をきかれたので、
さいきんは、なんでもトマトを入れるとうまいな…
と話したら、
「じゃあ作ってごちそうしますね!
」と言われた。
…それっきり、いまだごちそうしてもらっていない(爆笑)
小田さんからまた質問。歌う人の時と、女優の時と違うのか?
どちらもすごく緊張する、と。どっかであきらめる。
ここで、小田さんが「川端康成みたいだね」と言ったような気がするのですが…
松さんは、なんでも覚えるのが早い。
セリフはひたすら読んで覚えて、終わるときれいに忘れてしまう。
でも、歌詞は、セリフと違って、歌い終わったら忘れる…というわけにいかない
(笑)
歌詞を忘れないようにするのは大変
でも、昨年の「22分50秒」のコーラスラインは今でも覚えている。
カラオケで歌ったりするときに出てくる。
切羽詰まった感じが違うのかな。
(この時に話したかは定かではないのですが…)
小田さん「リハーサルをやっていて、みんなに教えてるけれど、
最後に絶対みんなに抜かれるんだよな~オレ」
(おそらく要さんか大橋さん)「そんなことはない!
リハやってて、自分たちは、小田さんの頭の中にあるものを形にするのに必死。」
小田さん「自分ができてないのに、人にやれっていうんだよ…」
といったようなやりとりが、どこかでありました。
放送にもあった、
松さんのお父さん、松本幸四郎さんの作った「野バラ咲く路」の話題になります。
要さん「日本のシンガーソングライターの草分けといえば、
加山雄三さんと、松さんのお父さん、当時の市川染五郎さん。」
松さんが、忌野清志郎さんと「野バラ咲く路」を歌った時は、
お父さんは、芝居の事以上に、喜んでくれたそうです。
「500マイル」(忌野清志郎:訳詞)
小田さん「たしかに、(歌うと)どんどん終わっていっちゃうな。
ツアーだって、50本あっても、終わっていく。」
続いて、Kiroroの玉城千春さん。
結婚してからしばらく歌えなくなったこと、
デビュー前に小田さんの事務所にカセットテープが送られてきたこと、の他に
沖縄出身のアーティスト同士は仲間なの?と、小田さん。
ビギンとか、モンパチとか…
キヨサクさんにとって、キロロは先輩にあたる。
どうしても、沖縄出身のアーティストの、仲の良さが気になる小田さん(笑)
「食事したりしますよ」などなど、二人に話をきいて、
小田さん「仲いいけど…仲間じゃないんだな
(笑)」←こうゆうの好きですよね~(笑)
沖縄出身でいえば…
小田さん「(夏川)りみちゃんは、飲むね。白鵬が飲み友達だってゆうんだよ。」
(ひょえ~~~!!
)
良い音楽を聴いて、心を柔らかくして…と、一生懸命に話す玉城さん。
誠実に、音楽と向き合おうとしている人なんだなあ…と。
その姿に、客席で思わず涙を浮かべた人がたくさんいたと思います。
「未来へ」「長い間」
10年前、2001年に「クリスマスの約束」がスタートしたときに、小田さんが作った
「この日のこと」
Kiroroも参加していましたね。
10年目の今年、玉城さんを、ゲストアーティストとして迎えられたことは、
小田さんにとっても、嬉しいことだったんだろうな。
これからも、ずっと、歌を続けてほしいな…と、
玉城さんの、まっすぐな歌声を聴きながら、思いました。
まだあと少しつづく~。レポその3→