クリスマスの約束2014…その偉大な足跡を辿った貴重な2時間に感謝

December26 [Fri], 2014, 23:57

みなさまこんばんは。どなた様も、おそらく寝不足かと…(笑)
クリスマスの約束2014、無事に放送されまして、まずはメリークリスマス!ヽ( ´ ∇ `)ノ

きのう見終わってから、ツイッターにざっとあげた感想など…

あたらめて、クリスマスの約束の14年に渡る歩みをみてきて…
小田さんはなんてすごい事を毎年、毎年やってきてくれたんだろうと
小田さんと阿部P服部P、協力してくれるアーティストの皆さん、
バンドと関わってくれてる全てのスタッフさんたちに
全力でありがとう!!って言いたくなった
感謝で涙が止まらない…

思えば最初の年は本当にどうなるかと思った、放送中もずっとドキドキして胸が苦しくて、でもひとりで歌い続ける小田さんの歌声に感動して最後は大号泣で
小田さんたちはなんて素晴らしいことを成し遂げたんだろうと思い
でもそれはスタートのほんの一歩にすぎなかったんだ。
本当の意味で小田さんが目指してたものは、もっと先に、もっと果てしなく高いところにあって

クリスマスの約束、という番組のあり方を改めて思い出させてくれた、とっても素敵な構成でした。
観覧とかゲストの顔ぶれを楽しみにするだけの番組じゃないんだ。楽しみだけど。
クリスマスの夜に、「音楽」を心から楽しみ、愛する番組なんだよ。

今年の歌ゲストがさらっと一曲なのも、細野さんらしくて良かった。
しかも「風をあつめて」でもないとゆう(笑)さすがっすね!!

TBSに、ありがとうの手紙を書こう。
クリスマスの約束、14年間の感謝をこめて。そして来年への期待を込めて。

毎年続けることがどれだけ大変でどれだけ貴重で、どれだけの苦悩の果てに年に一度の大切な時間をもらっているのか。わかっていたつもりでも、昨夜、ドンとまとめて観せられてあまりの濃密さに驚愕した。クリスマスの約束。

ツイッターって難しい、文字数制限あって(笑)
小田さんのことになると長々と語りたくなってしまうから…
とゆうわけでこっちでも書く(笑)



・・・

もう一からいちいち語りたい…(笑)

まずオフコース時代の小田さんが次々と現れるオープニング、懐かしくてびっくり!
いつのだったっけ…と調べましたら、クリスマスの約束2007の時の映像でした。
あのOP映像、やっぱ好評だったんだな~(笑)
続いてここ最近の、2011年「きよしこの夜」OP映像。
途中、提供バックに流れるのも過去の懐かしいOPでしたね。
2005年の「大好きな君に」ツアーの年のとか、まだNKホールがあった時代の時のとか…

冒頭、今年の出演者の皆さんで「最後のニュース/井上陽水」を。
この曲よく知らなかった…小田さんなら歌詞には使わないであろう単語の羅列。
いわゆる陽水節でもあるこの曲を、コーラスで聴かせる曲にするのはとても難しかったと思います。
それにしても小田さん、ニュース番組のエンディング曲好きね(笑)

そして時代はぐっとさかのぼり、クリスマスの約束がスタートした2001年へ。
改めて、そんな前なんだ!!ってびっくりする。
全てはここから始まった…2001年から2013年まで、順を追っての振り返り。
ああこんな曲があった、こんな曲もあった。くりやく、名曲だらけなんですよ。
わたし的クリスマスの奇跡(ナカイ)もちゃーんと流れたし(ジャニーズは大変なのに…)
なんて贅沢で力の入った編集なんでしょうか。

そして伝説の回、クリスマスの約束2009『’22”50』を、まさかのノーカットで!!
大反響で翌年の4月にあった再放送も含め、3回めの、22分50秒ノーカット放送ですよ!
こんな快挙、ありえませんて!TBS、よくやったーー!!

彼らにとっても忘れがたい誇りある仕事だったのですね…とか打ちながら私いま泣いてんですけど

(笑)
あーーもうそれだけでもありがとうといいたい。
あの感動は、もっともっと沢山の人に体験してほしいから!
見てなかった人も、一度見た人も、何度でも見てほしい!!

そして2010年~2013年まで…さすがに28分58秒は無理だったか(笑)
でも新しい風を入れてくれたモンマジ、和田唱さん、ファンモンのところ流してくれて嬉しかったし
2012の夕陽を追いかけて、2013の拓郎さんは圧巻でしたねー。
時間を忘れて見入ってしまいました。
ふときづくともう1時半すぎてるんだけど?!細野さんもう出たっけ?
でも細野さんはたぶん、1曲歌ってさらりとお帰りになる方だろうと予想してたので、ダイジョブかなと(笑)

それでですねー、番組を見終えたわたくし、あまりに感動して、
明け方まで、第一回ダイジェスト部分までの、文字起こしをしてました。
眠いです(=_=) そんで今つづきを打っているのであります。

・・・

斉藤由貴さんのナレーションから。

今年で14回目を迎えるクリスマスの約束。皆さんは覚えていますか。最初は、小田さんがたった一人で始めたことを。
やがて、多くのアーティストと出会ったことを。
小田さんは、どんな想いをこめてこの番組を続けるのか。皆さんに届けているのか。
今夜は小田さんが、自らの言葉で語ります。
クリスマスの約束、13年のヒストリー。そして、新たな出会いも。
始まります。

『最後のニュース/井上陽水』

13年前、小田さんが、クリスマスの約束を始める時、その想いをこめて書いた曲が、今流れている「この日のこと」です。
2001年、全てはこの曲と、小田さんがアーティストたちに向けて書いた直筆の手紙から、始まりました。

『この日のこと』

ずっと woo ずっと 君のことが気になってた
いつの日か会いたいと 遠くから思っていた
こうして 今日 会えたね 何を言えばいいんだろう
来てくれてありがとう 嬉しかった ふるえるくらい

小田さんの手紙。
「突然、勝手な手紙を出す無礼を許してください。
TBSから、現在あるものとは違う音楽番組をやらないか。という打診があって、考えました。
この国で僕らのような音楽をやってきた者にとって、今大切なものは一体何だろう。
で、思ったのです。
それは、同じ時代を生きて、音楽を作ってきた人たちを認め、愛し、尊敬することなのではないだろうかと。
偏見を承知で、非難を覚悟の上で、無数にある名曲から、一方的に7曲を選びました。
で、あなたの曲を、その1曲に選ばせてもらいました。
ここからが、本題です。この曲を、一緒に演奏してもらえないだろうか。という、お願いの手紙だったのです。
もし、残念ながらあなたの不参加が決まったら、自分一人で演奏するつもりでいます。
もちろん、出演を断られたとしても、あなたに対する尊敬の気持ちは、いささかも変わることはありません。
小田和正」

同じ時を生きてきた 別々の場所で
聞かせて君の歌を その声で あの歌を

14年間、小田さんはどんな想いで番組を続けてきたのでしょうか。この曲とともに歩んできた軌跡を、振り返ります。

小田さん「その曲は、ソイツが出演しないでも歌う。来てもらえなかったと。でも、いつか、コイツと、歌えるかもしれない。で、その曲に敬意を表して、ちゃんと、出来るだけ原曲に近く、努力してやると。
次の曲も来てくれないかもしれない。それでもやると。
(阿部P:小田さんがですか?)ああ。
来てくんなかったって笑われていいから、歌っちゃうっていうのは、けっこう面白いかなと。
それは俺の力及ばぬところでもあるし、こういう音楽状況だってこともあるし…それも伝わるからね。」

しかし、アーティストからの良い返事はなかなか帰って来ませんでした。

小田さん「これ…全滅の可能性も30%くらいあるよね。ベストテンでまあそりゃ出れない、来てくれないってのは一つの売りだったじゃない。それでも俺が歌うと。そこまで踏み込むと。本人ほどの良さはもちろん出ないし…出ないけど。ていうことだよね。」

日に日に、可能性はゼロに。小田さんと番組スタッフの間には、大きな溝が。

小田さん「ギャグに近いかも知れんけど…」
スタッフ?「全員来なくても当たり前だっていう価値観を持っておこうと。
小田さん「そうそうそう」
スタッフ?「ということで、いいじゃないですか。」

TBS・阿部P「それでは、番組にならないです。
出演交渉してる、そしてその優れた曲を歌う。もしかしたら来てくれるかもしれない。
となれば、やっぱり、あっと思うような人が出てくれるっていうことが、番組として優れた番組である、と僕は思うんですけどね。」

小田さん「その優れた音楽番組とゆう…あれから言うと、総崩れしたときにはもう今回は流して…(中止)」

意見が合わないなら、やめてしまおう。答えが見つからない日々が続きました。

小田さん「何にも無いは無いとして。」

そんな時に届いた、一通の手紙。
差し出し人は、小田さんと同じ時を、別々の場所で生きてきた、あの人からでした。

テレビでは一緒に歌うことができない。という内容でしたが、最後にこんな言葉が。

「長い時を経て、小田さんにこの曲を歌っていただける時代になったとは。本当に感慨無量です。」

小田さん「こういう手紙はもうとっても、主役に近いものだと思うんだよね。
時を超えて、達郎がこの歌を歌ってくれるのは感無量だった、っていう。
なんかこう、憎しみ合ってる、みたいなとこあったからね。へへ(笑)」

この年、一緒に歌ってくれるアーティストはいませんでしたが、当時54歳の小田さんにはこんな想いが。

小田さん「最後の、〆の段階に入っているっていうこともあって、
もっとみんなとやるべきだったんじゃないかとか、そこで生まれるものがもっといっぱいあるんじゃないかってとっても思うから、こんなこともやるようになったわけで、
これ以降は俺は絶対、何があっても誰のどんな小さいことでもやろうと思うわけよ。」

小田さんの強い思いに、番組側もようやく。

阿部P「TBSは、これを皮切りにですね、毎年12月25日の夜に、皆さんがこう…集まって歌えるような環境になるといいかなとゆう。
そのためにはその…今回、たとえば誰も出て頂かなくても、全然いいんではないかと思うんですよね。」

小田さん「俺は最初から、出ないことが売りで。って最初に言った時に、君らが一瞬曇った顔したから…(笑)やっぱり局としては、美味しい人に出て欲しいんだなと。
で、俺のテーマはずっとそれだったけど、やっぱりお互いの需要っていうのがちゃんと噛み合わないと、100%力も出ないし…というところでとっても…
だから、出ない、って言うたび俺の気持ちより君らの気持ちが気になるわけさ。
俺はすごく気持ちが楽になったよね。」

そして迎えた本番。(2001年、本番当日)

「お待たせしました。結論から言いましょう。今日は誰も来ません!(ええっ?!)
私が最後まで引っ張っていきますから!(拍手)」

『夜空ノムコウ』

『ひこうき雲』

『春夏秋冬』

『Automatic』

『Tomorrow never knows』

山下達郎さんからの手紙を読みます。

「小田さんを始め諸先輩が堂々たる現役としてご活躍されていることは、私のようなものに取りましては大きな励みであり、また目標でもあります。
長い時を経て、小田さんにこの曲を歌っていただける時代になったとは、本当に感慨無量です。」

「というわけで、この手紙をもらったというだけで、大袈裟のようですけど僕の人生の中で、この番組をやったという価値があったと思います。」

『クリスマス・イブ』

収録を終えて…

「とりあえずホッとして…
この時をどれだけ待ったか…(笑)
俺の責任において、このライブは盛り上がって終わんなくちゃいけないとは思うけど。
後悔ってことは…君らにも絶対させる気はなかったし。」

放送後、番組宛に多くの反響がありました。想いが届くまで続けてほしい、という声が。

・・・

ふいー。改めて、第一回をダイジェストで振り返って…

第一回、たった一人で、すべてを背負ってステージに立つ小田さんは、本当にカッコよかった。
観てる方はどうなってしまうのかと、始まる前から胸が痛くて心配でずっとドキドキして、
でも終わってみたら純粋に「音楽」に大感動していた。。
小田さんのパフォーマンスは神かがり的に素晴らしく、会場の熱気が画面越しに伝わってきました。
ライブ映像もとてもきれいで、小田さんと組んだのがTBSで良かった…と思ったことも覚えています。

とてもよくできた編集だと思いました。小田さんの想い、手書きの手紙での依頼がアーティスト全員に断られたこと、番組をヒットさせたいTBSスタッフとのすれ違い、小田さんの苦悩もきちんと見せて。

そして本番の映像へ…
驚いたのが、画質ですよ!!この頃はまだ地デジなんてものでなくアナログで
HDDレコーダーが出たばかりで高くて手が出せず、せめてもの新しいビデオデッキに買い換えて録画したものです。
この美しい映像は何ーー!!TBSこんな綺麗な映像で持ってんの!!知らなかったーーー!!
ぜひ!この高画質で全部見たいよーーー!!

あと、この総集編をみて、ひとつハッとしたのは

阿部Pの「TBSは、これを皮切りにですね、毎年12月25日の夜に、皆さんがこう…集まって歌えるような環境になるといいかなと」という発言。

この発言、すごいなと思いました。
テレビの人だからスポンサーのこと数字のこと経費のこと、たくさんの面倒と戦いなお視聴者も満足する番組を作らなきゃいけない。分刻みで数字で結果が出て、どんなに観た人の評価が高くても、観た人数が少なければ即打ち切りの、強いプレッシャーの中で生きてる人たち。
小田さんのゲストなしで歌う、というアイデアに、なんの疑問ももたずに即受け入れるわけがない。

その人たちが、小田さんのアーティストとしての意図を理解し
「TBSは、毎年12月25日にみんなが集まって歌う環境を作る」
と…最初の段階から、長く続く番組を目指す、と宣言している。
そしてそのプロデューサーの言葉を、この総集編にも、しっかり残している。

この言葉を今、誰に聞かせたいのかな?と思いました。
小田さんだけじゃない。

私たち。視聴者。
スタッフ。
スポンサー。
TBSの社内。

彼らもまた、小田さんとは違うフィールドで、戦っているんだと。

ちなみにこの総集編、TBSが編集したものに対して、あとから小田さんがナレーションをつけています。
いわゆる、本人によるオーディオコメンタリー的な(笑)おいしいなあ~。
TBSさん、これ、売れまっせ!!(笑)

で、2002年以降も文字起こししがいのある言葉の連続なのですが
なんか異様に長くなったので、一旦中断^^;
細野さんのとこ、また見てきまーす。