ツアー期間中は、書きかけのまま完成してないのがてんこ盛り(;´∀`)
今更と思うけれど、書きかけのままアップしちゃいます
昨年5月、どーもどーもツアー先の福井で乗った、タクシー運転手さんの話。
・・・
【2011年5月16日 pm3:06 福井にてメモ書き】
今日、会場の往復でお世話になった、年配のタクシーの運転手さん。
なかなか個性的で、お話していて楽しい人でした。
「つつじ祭りをやってるから、じぇったいに!みたほうがいいですよ!」と
コンサート会場までのルートを、つつじ祭り車窓ルートに変更してくれて
通りすがりに「あ、あそこ、私の家。」とか教えちゃったり(笑)
昔は店をやってたけど不況で閉めてね~、など人生いろいろをお教えいただき(`・ω・)ゞ
帰り道もぜひお願いしたい…と、予約をお願いしたのですが
終了直後の会場周辺はひどい渋滞になるので、少し離れた場所を指定してもらいました。
で、終わって外に出てみると、昼間は場所がわかってたはずなのに、
とっぷり日が暮れて、周囲は野原…真っ暗でわかんない…
心配になりつつ、それらしき道を歩いていったら
突然、遠くでヘッドライドがピカーっ!とついて、
暗がりの中で、ぶんぶんと大きく手を降っている人影が!(^o^)ノシ
まるで旧知の知り合いに再会したかのような、熱烈歓迎!
「まいごになったかと思って心配してました~。」
ご心配おかけしました…ほのぼの…( ´∀`)
帰り道に、おすすめ飲食店を尋ねたところ、
ぜひ、福井名物のソースカツ丼を食べてもらいたい!と。
「ソースカツ丼は、じぇったいにヨーロッパ軒!じぇったいヨーロッパ軒ですから!」
おすすめに従い、ヨーロッパ軒に連れて行ってもらうも、閉店は午後の8時半。
ライブが終わって出たのが9時近く…もうお店の周りは真っ暗です。
「あー閉まってる…よし!ここは支店だから、ヨーロッパ軒の本店にいきましょう!」
いやいや…たぶん支店も本店も営業時間いっしょでは…
「じぇったいヨーロッパ軒ですよ!(力説)」」
…でもやっぱり、本店も閉まってました。
あきらめて、コンビニで晩ごはん買いますね。と言うと、
「もうメーター倒しちゃいますから、すぐ近くの名所を案内しますから!」
福井の名所を案内したい使命感でメラメラされています!
で、メーターを止めて、お市の方ゆかりの場所など案内してくれました…真っ暗だったけど(≧▽≦)
この石垣が福井城址、今は市役所でね…などと観光案内をしていただきつつ、お堀の橋を渡り、ブーンと石垣の中に入っていき。
当然、周辺はもう真っ暗です。
「…あれ。どっちだったかな…」
…えええええ!Σ( ° 口 °
「ちょっと待ってくだしゃいね。えっと、こっちから入ってきたから…」と、
ハザードをぴかぴかつけて、とある建物の前に寄せて停車。
と、横の方から、一台の乗用車が走って来ました。
そのヘッドライトに照らされて、ふと停めた前の建物の看板を見ると…
「福 井 県 警」 \(◎o◎)/!
「ちょ!!ここ県警の建物ですよ!!」
「あ~いかんいかん、Uターンじゃね!」ぴゅ~~!!
暗闇の中、ハザードランプをつけたままで福井県警前を猛スピードで走り去る、空車表示のタクシー。
あやしすぎる…
最後は、ホテルの近くのコンビニの、入り口の正面に、キキィッ!と横付け!
コンビニに横付けされたのは初めてです…
あやうく入り口を突き破るかと思った…(;´∀`)
降りるとき、にこにこと手を振ってくれました。
そんな運転手さんのおかげで、とっても楽しい思い出ができましたーo(^▽^)o
「じぇったいヨーロッパ軒!」←忘れられない
・・・
この日は、岩手から来た友人も一緒だったのですが
昼間に会場に向かう道中で運転手さんと話をしていて
「震災の記事を読んでは涙が出るねえ~。
給料日に、同僚みんなで義援金を集めて送りました。」
岩手から遠く離れた福井で、偶然乗り合わせたタクシーで
そんな話をしていることが不思議というか。
あの時、人の心が、すごく近くにあるような気がした。
誰かが いつも君を見ている
今日もどこかで 君のこと 思ってる
ほんとにそうなんだと思いながら、案内された車窓のつつじ公園を見ていた。
福井のつつじ、きれいだったです。
・・・
作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用