芦ノ湖から海賊船に乗ってポーラ美術館へ

先週、箱根に行ってきました。
思い起こせば4ヶ月前「クリスマスの約束」プレス優先に見事落選し、代わりに当たった(とほほ)「箱根小涌園・宿泊券」
春の息吹かおる箱根で、温泉ざんまい。ちゃぷ~ん。。

温泉「森の湯」エリアへ。

ひのき風呂に、開放感あふれる、ひろーい庭園の露天風呂。

露天のでっかい樽風呂が、運良く貸し切り状態に♪
湯けむりが立ちのぼり、お湯はざぶざぶと溢れて流れる。

日が暮れてきて、頬に当たるひんやりとした空気が気持ちいい。
樽のふちに頭をのっけて、空をあおぐ。
思いっきり体を伸ばして、深呼吸。

温泉って素晴らしいなあ…

風呂三昧のあと、アロマオイルフットマッサージ無料券があったのだが、
夕食の時間が迫り断念。風呂入りすぎ。

夕飯は『梅豆乳鍋と彩り会席』

温泉4時間の後だけに、ビールがまわるまわる~(@. @)
梅豆乳鍋もカニ釜飯も、とてもおいしゅうございました。

部屋に戻って、一休みしたあと再び温泉にチャレンジ!と思うも、
アメニティセットの美容液パックをしたまま、気絶 (o_ _)o

夜中の温泉もカラオケもラーメンもゲームも寝る前にビール、も
なんもせずに気絶 (o_ _)o zzz

悔しい…
でも温泉と早寝とパックのおかげで、翌朝お肌トゥルトゥルでした♪

March24 [Fri], 2006, 20:46

箱根の一日目は、温泉づくし→乾杯で気絶、で終了(ちーん)
爆睡してすっきり目覚め、朝風呂へ。

朝日がさしこむ温泉大浴場は、まぶしい光ともうもうと立ち上る湯気とで、前が見えません。
こずえの間から見える朝日を浴びながら、ゆっくりと露天に浸かります。
うわー気持ちいい!
アルコールもすっかり抜けました!おなかも減りました!

バイキングってなんでいっつも食べ過ぎるんだろう

箱根といえば芦ノ湖、芦ノ湖といえば海賊船。

箱根駅伝のゴール付近から船が出る。
晴れていれば湖の前方に富士山が見えるはず!
迷わず一番てっぺんのデッキに上がる。

…さぶい。

朝の晴天が嘘のように、どんより灰色の雲に覆われ、湖上はぴゅーぴゅーと冷たい風が吹いている。頑張って先頭部分に立つ。
風を切って走る海賊船。のデッキの先端に立つ私。

富士山みえない…

…さぶすぎる 。

海賊船は、山に囲まれた深く蒼いみずうみをかきわけ進む。
風が耳の横を、ゴオゴオと音を立てて吹き抜ける。
気持ちいいんだけど。ありえないくらい気持ちいいんだけど。

さ、さぶいんだよ~!!!~

振り向くと、デッキに出ているのは自分を含め3人。
初めは張り切っていた(主に父親)親子連れも、船室に戻っていた。
船の一番高い見晴し台は、湖面からかなりの高さにある。
風が吹くと、くらあ、と足下がふらつきました。

・・・

30分ほどで対岸の桃源台に着き、美術館などを回る『施設巡りバス』を乗り継いで、ポーラ美術館へ。 
19世紀フランス印象派を中心とした常設展と、
日本洋画の黎明期をたどる「黒田清輝、岸田劉生の時代」展を観る。

これほどまとめて日本の初期の洋画作品を観たことがなかったので、とても興味深く面白かった。

明治時代にパリに留学していた、黒田清輝をはじめとする洋画家たちが、アパルトマンの一室に集まって、くつろいでお酒を飲んでいる写真が展示されていた。
明治時代の日本の写真にはない、パリの開放的な雰囲気をありありと伝えている。つーか皆さんごきげんになりすぎだ。

展示室は5つあり、企画展と常設展をじっくり観るだけでかなり精神的に疲労する。
タイムリーにも生誕120年の、レオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品を観ることができた。
工芸品や、化粧品の歴史、香水瓶のコレクションなども観たかったのだが、次回の楽しみにとっておこう。

現在展示中の企画は「ピカソ 5つのテーマ」。
ぜひまた近いうちに訪れたい。温泉とビールのついでに。

五右衛門風呂の思ひ出

March26 [Sun], 2006, 3:21

箱根の温泉で五右衛門風呂に入ったときに、懐かしいことを思い出した。

うんと小さい頃、とある島に住んでいた時のお風呂が、『五右衛門風呂』だった。
まきのような燃料で焚く、丸い釜の形をしたお風呂。

風呂釜があっつーくなるので、むやみに触らないよう注意しながら。
上にふた代わりの丸い板が浮いていて、それを沈めて風呂の底に敷きつつ入る。板の浮力があるので、馴れないとうまく沈めるのにバランスがとれず難しいが、そうしないと熱くて中に立てない。
一人ではもちろん入れない、ちょっと怖いお風呂だった。

「五右衛門風呂」という名前の由来も、怖さを助長した。
それを聞いてしまって以来、子供心になんておそろしい風呂だと思ったことか。

風呂場の明かりも薄暗くて、陰気な感じ。

『このおふろでごえもんが・・・』と思うと、ゆっくり浸かってなどいられないよう!!

体だけ洗って、風呂には浸からずさっさと出てしまいたい。
なんでみんなは平気で入ってられるんだろう…と、お風呂のたび思い悩んでいたような気がする。

今にして思うと、そんな珍しいお風呂、子供なら喜んではしゃぎそうなものですが。

なにゆえ幼児がごえもんのことを思って苦悩していたんだろう??