ついに来ました…テアトロン…
やって参りました、テアトロン~~
と軽~く言うには、えらい遠かったです…てあとろん。
朝8時に家を出て、10時の飛行機に乗って、空港からタクシー乗って、
ホテルにチェックインしたのが12時15分。あたふたライブ支度。
お昼は駅の立ち食い、連絡船うどん♪
高松駅から短い時間、特急うずしおの旅(乗りたかった)
志度駅到着は2時半。
余りの陽射しの強さに、生命の危険を感じ
(マジ)
会場に早く着き過ぎると、開演前にぶっ倒れるかも…
と、1時間ほどお茶して時間をつぶすことに。エアコンばんざい!!
市役所からシャトルバスに乗り、到着したのは開演1時間前。
うっすらと雲がかかり、陽射しも弱まってきました。
あー遠かった…と思いつつ坂を上ると、
素晴しい瀬戸内の景色が、出迎えてくれました。
丘の上に吹く風が、気持ちいい。。
やっとたどり着いたよ…憧れのテアトロン…
(感動)
と思ったら、そこからライブ会場までは、さらに砂利道の長ーい階段を降りねばならないのであった。(そして帰りは登る。。)
巡礼という言葉が浮かびます…四国だけに
小田和正ツアー2008『今日も どこかで』
7月26日、香川・さぬき市野外音楽広場テアトロン、レポその1です。
録音録画機器は一切使用しておりません。うろ覚えの記憶に基づくもので実際の内容と同じではありません。
ジム行ってサウナ入ってビール飲んでさくっと復活~
コメントありがとうございます。お返事は後ほど必ず
以下ネタばれです。実際の内容と同じではありません。
売店は大行列で、やっとこ買えたビール到着と同時にCMスタート。
毎度あたふたでございます。
すり鉢状にせり上がった客席は、はるばるやって来た人たちでぎっしり埋まり、後ろの芝生席もたくさんの人です。
皆うちわでぱたぱたあおいでます。暑い…
まずは瀬戸内海を見ながら、ビールで乾杯~♪気持ちいいー!
さあ、いよいよコンサートの始まりです!!
オープニングから待ち切れずに手拍子、そして拍手。
バンドメンバーに続いて、小田さん登場!!
一曲目、『こころ』でスタート!!
さぬき市野外音楽広場テアトロンに、
小田さん、そして我らがファーイーストクラブバンド、参上です
いやっほーーーい!!
『正義は勝つ』
花道は3本、ステージから放射状に伸びています。
小田さんは右サイドの花道から左サイドの花道へと、手を振り、動き回りながら歌います。
すごい盛り上がり(笑)
海から来る風も、会場の熱気で押し返されそう。
『愛を止めないで』
小田さん、すぐ近くにキターーー!!(ぶんぶんぶん)
♪あいをーーーとめないでーーーー
早くも総員合唱状態に突入です。さすが!
『伝えたいことがあるんだ』
この曲を、真夏のテアトロンで聴けて、嬉しいよう~
君と出会った夏を、決して決して忘れない…
「どうもー!!!
まだ先だと思っていたテアトロンが、あっという間に来てしまいました!
時は、思った以上に早く流れています!
この一瞬一瞬の、暑さを、景色を。
心に刻んで帰って頂きたいと思います。
とにかく、最後の最後まで、けんめいに歌います!」
『Re』
客席の後ろには、濃い緑の樹々と空が広がり、
ステージの後ろは、青く光る海。
遠くには、瀬戸内海の小さな島々が見えます。
時おり、ゆっくりと通り過ぎる船の姿が。
『僕らの街で』
園山さん、いつにもましてノリノリのような♪
イントロから間奏から、とにかくしびれました~
園山さんも暑いの好きなのかな?
『いつか どこかで』
「一本目の映画の中の曲で、タイトルは『いつか どこかで』
映画の撮影で、北海道ロケをしました。そこも、空が広くて…
こんな、空が広い場所で歌えて、嬉しいです。
」
「昨日、リハをしてたら、暑くて…
(客席は皆、ひっきりなしにうちわであおいでいる。暑い。)
…みんなを責めてるわけではないんだけど、
うちわが(ぱたぱた)わーーってなってると、
自分が、とんぼになった気分です(笑)
気が遠くなります…
」
たしかに(笑)数千人が目の前でぱたぱた
))
))
))
そりゃクラクラするだろな~。
薄くかかっていた雲が晴れて、太陽が出てきました!
うおおお…あづいっ!
ステージと、Rブロック側を強い西日が直撃、かなり辛そうです。
でもそのかわり、空はくっきりと青くなって、
モニターには、青い空と、白い雲が映ります。
そして、その前には小田さんが立っていて。
大好きだーーーーー!!
とむやみに叫びたくなる…
『たしかなこと』を歌っている途中、
突然、「みんなで歌ってて~!!」と言い残し、
小田さんがステージ裏へ、走り去っていきました。
え…どうしたの??
バンドの演奏はそのまま続いているので、歌いながら小田さんが戻ってくるのを待ちます。
客席は、ざわざわ…
歌ってて、というから歌ったけど…でも…
何かあったのか?と一瞬、心配になりましたが。。
曲が終わってすぐ、小田さんはステージに戻って来ました(ほっ)
拍手で迎えます。
「靴がちゃんと履けてない~
実は、もう一月ほど前の沖縄で、今の曲が終わって立ち上がった時に、
みんな笑ってたから、どうしたんだろう??
…あせでパンツが濡れて、おしりのとこ、ズボンまでびしゃびしゃで。
それがカッコ悪かったから、今日は、
パンツを替えてきました。(爆笑)
私は横着者ですから(着替えの)リハーサルをやってない。
ぶっつけ本番です!
思ったより時間がかかりました~
また濡れちゃうかもしれませんが(笑)
(客席:がんばれー!)がんばってますよ!!(笑)
女子のスタイリストさんで、
パンツ替えるのにその人に入ってもらうわけいかないからね
(笑!)
(客席:かっこいいー!)
何がかっこいいんだ、パンツの話してんですよ(笑!)」
沖縄で見たズボン…たしかに色が変わるほど濡れてました
その時は「おしりが濡れてるくらいでそんなにおかしいですか?(笑)」
なーんてクールに返してましたが、
そのわりには直後に『さよなら』の入りをやり直してた(笑)
実はかなり気にしてたのね~
でもね、感激でもあったんですよ。
そんなにびしょ濡れになるまで、必死で歌ってくれてるんだって。
たぶん、衣装のズボンが濃いめの色だったせいでは?
グレーのTシャツなんか、あせで濡れると色が黒っぽく変わりますよね。
今日は白っぽいズボンだから、大丈夫!
「沖縄は、おもいっきり盛り上がりました。(いぇーい!
)
四国のイベンターさんが、沖縄の偵察に来てまして、
できることなら、沖縄より、四国の方が盛り上がって欲しい…
ライブが盛り上がるのは喜ばしいけど、ちょっと胸が痛んでる
(笑)
ね。
そんで今日は、沖縄のイベンターが観に来てます。
こっちはこっちで、盛り上がるのは嬉しいけど…なんだね。
わたしはどうすりゃいいんですか(笑)
まあ、いっしょうけんめいやるしかないです。
結果はみんなの盛り上がりにかかってるからね
こんな日にぴったりな曲をやりたいと思います。」
『夏の日』
きゃっほほーーーーーい!!
(大喜び)
届けっ こころっ あした~まで~♪
またまた、園山さんのサックス吹く姿にしびれまくり~
「暑いね!!(嬉しそう
)
年取ったら、夏がキライになるかと思ったら…(拍手
)」
「ここでしか言えない話を…近くに『小田』って町がある。
小田から来てる人~?…いるね。小田って何?町?郡?
おだ、呼び捨てであります。『どこ住んでんの?』『小田!』(笑)
電柱に書いてあんのね。(笑)」
「昔の曲、というとオフコースということになりますが、
一枚目のアルバム『僕の贈りもの』(拍手)みんなで歌ってね。
さっき僕がいないとき、『たしかなこと』みんな歌ってた?
こっちも(着替えで)必死なんで(笑)」
『僕の贈りもの』
「すばらしいね~…(拍手)」
(客席:かっこいー!)
「そのカッコ良かったおじさんは還暦を迎えたのよ(笑)
40ぐらいになった時に、あートシとっちゃったなーって思ってたけど、
どうなっちゃうんでしょうかねー。」
「僕らは、音楽のスタートは、洋楽のコピーでした。
ほとんど、ものまねできれば言うこと無いってくらい。
そのうち、オリジナルを作ることになって、日本語で歌い出したから、
コピーする相手が無い。
どう歌えばいいのか、苦労しました。
陽水なんかは日本語で歌ってて、
好きですか?(ん?)好きですか、なんてないか。
あ、『お元気ですか』だ!(笑)
CSNYって高い声が出て、ハモったりしてかっこいいグループが居て。
憧れましたね。
他のバンドとイベント出た時の楽屋でも、
『声、どこ出てるの?』『高いね~、カッコいい!』
なんて言ってたことありました。おもしろいね~。」
「2枚目のアルバムは『この道をゆけば』(ぱちぱち)
この拍手ぐらい、地味なアルバムです(笑)
3枚目は『ワインの匂い』(大拍手!
)まあ…そんな評価ですよ(笑)
嬉しかったのは、『風』の片割れの大久保っていうのと…
『22才の別れ』(ちょっと歌いかけて)歌えねーんだ(笑)
その大久保が『勉強させていただきました』なんてゆってきて、
嬉しかったね~(笑)」
『倖せなんて』
さっきまで凪いでいた海上を、タンカーと漁船が、ゆっくりと行き交ってゆきます。
少し、風が吹いて来ました。
「フォークとかの時代、メッセージソング全盛で、
行き場の無い気持ちでしたね。
♪私は今日まで…とか、♪季節の無い街に…とか。
オフコースは、軟弱だっていわれて。
迷いつつ、愛の歌を歌っていました。
では、そのタイトルどおり『愛の唄』」
『愛の唄』
「若い頃、海行ったりしたときに、みんなでよく歌ってた洋楽の曲を歌います。」
『Today』
「この曲は、明るい曲調なんだけど、
この先、どんなにみすぼらしくなっていったとしても、
今を大切に生きる、そんな歌です。
オフコースの歌につながってるような、曲だと思います。」
「では、オフコースの初めてのヒット曲を。」
『さよなら』
「このくそ暑い時に『さよなら』かよ(笑)
やがて雪が降り積もるわけですからね~
(笑)」
「県外の方はどれくらい?」
(「はーい
」たくさん手が挙がる。8割以上?)
「大変でしたね~。(うんうん
)
来る方も来る方だよね(笑)やるからだよね。(笑)
でも、このロケーションはなかなか行き当たらないですよ。
こんな辺ぴな場所、スタッフは大変ですよ…
スタッフの皆さん、どうもありがとう!」(拍手
)
「(後ろの芝生席をさして)あの辺の感じ、芝生席、いいよねえ。
なんか、思い出に残る歌、ねーかな…?こんな環境で、ね。
横浜に生まれて、こんな風に海がいっぱいあった。
街で育ったので、この場所が懐かしかったりします。」
『my home town』
小田さんが、♪ここで夢をみてた…と歌い出した瞬間、
うぐいすの鳴き声が聞こえてきました。
誘われたのかしら?
海に囲まれて ここで生まれた
ここ、さぬきテアトロンも、
小田さんにとっての my home town なんですね。
左サイド花道先端のキーボードを弾きながら歌う小田さん。
私の席からは、小田さんの後姿がすぐ近くに見えます。
ためしに双眼鏡を…うおっ!耳たぶの後ろのどアップ!(やめれ)
白いTシャツは水をかぶったように濡れて、透けています。
一曲終わると、あせが滴り落ちたキーボードを、タオルでふきふき。
(さすが几帳面大王
)
『言葉にできない』
ああもうイントロから…
思わず天を仰ぎ見ました。
少しずつ暮れてきた空に、小田さんの渾身の歌声が響き渡ります。
あなたに会えて 本当に 良かった…
まるで歌と合わせるかのように、
海からの風が、さああーーっと吹き抜けていきました。
歌い終わった小田さんを、大きな拍手が包みます。
小田さん、ぺこっとお辞儀。
「いい風が…。参るね。(にっこり)」
『今日も どこかで』
空と、海と、緑と、風に包まれて。
私は今ここで、小田さんの歌を聴いている。
今日このかけがえのない一瞬を、どうかいつまでも。
いつまでも覚えていたいです。