『今日も どこかで』長野県民文化会館レポその1・MC

May13 [Tue], 2008, 23:59

小田和正ツアー2008『今日も どこかで』
5月8日、長野県県民文化会館に行って参りました。

長野でライブを見るのは久しぶりです。
最初のソロツアー(1990年)、松本と長野のコンサートに来ました。
松本で一泊して、長野でコンサートを観て、夜中の2時頃に駅に止まる夜行を待って帰りました。

狭いボックスシートは満員で、灯りも消えた暗がりの中、向かい側に足を乗せて寝てる人を見つけて、そっと足をどかして座った思い出が。

その、18年ぶりの長野県県民文化会館でしたが。

いや~熱い!!

長野の人って、こんなに情熱的だったのか…

コンサート前に流れる明治安田のCMから大歓声

そして、場内が暗くなり、映像が始まり、メンバーが登場して、
小田さんがあらわれたところで…興奮は最高潮に!!

異常なテンション@携帯日記

で、コンサートがスタートしました。

録音録画機器は一切使用しておりません。

うろ覚えの記憶に基づくもので実際の内容と同じではありません。

MCレポです。

「ライブは試合と同じようなものです。
始めは勝っていても逆転されたり…油断できませんよ(と言ったような)
それでは、選手たちを紹介します!」

(客席中央のステージに歩いて来ます。)
(ギターを軽く弾きつつ、しきりに爪を気にする小田さん)
「爪がひっかかっちゃって…

「公園の緑がきれいですね…(と、こそこそ爪をいじりながら話す


…なんか茶の間にいるみたいですが(笑)

歳を重ねる毎に、植物が気になってきまして。動かないでしょ?ストイックだよね。
次、木に生まれてきたらどうしよう…なんて(笑)
木と動物は起源が同じですからね。あっ、こいつ動かなくてじっとしてるけど、木はなんか考えてるぞ、と思いますね。」

(しきりと爪を気にする小田さんに、スタッフがやすりを渡す)
(しばし、爪をこしこし磨く小田さん)
(モニターには、やすりで磨き中の爪アップ(爆笑!)

「イチョウなんて、最後はすごく綺麗な黄色になるでしょう?
会社の周りにイチョウがあるんですが。あれ、不思議だよね。
もみじなんかも、散る直前になって、きれいに色づく。
終わってく瞬間が、あんなに綺麗でいいのかな…
人間は、こんななっちゃって…ね(笑)」

「歳にこだわるわけじゃないけど、うってつけな話題なんでね。」

「昔は60才の人が3人集まったら、足して180だ!なんて聞いても、ぴんとこなかった。足す意味ないからね。(笑)
でも、最近考えたら、昔からずっときた友達が60になって、そんで集まって、そいつの60年を一緒に背負い込んで、180年!というのも、
まんざらでもないな…と思うようになった。」

「…なんかいかんな、明るい話題ないかな?(客席から声がかかる)
…よくわかりませんが(さらりと受け流す)」(笑)

(メモを見る小田さん)
「君ら、初めて私を見ると言う人は…」(手が挙がる)
「そんなエラそうにしなくていいんだよ(笑)だからどう、ってことないんですけど(笑)」

「では、25才ぐらいの、35年ぐらい前の曲をやります。
えー、飛び跳ねて喜んでる人がいますが(笑)最高です!」

「『僕の贈りもの』というアルバムから。
このアルバムに何が入ってるかとか、曲順とか、もうすっかり忘れちゃって思い出せないんですが…(えーー!


調べたらいいじゃん、とか言う人いるんですよ。
そんなの、わかんないままのがいいんだよ。…そうじゃないですか?

(『僕の贈りもの』を一緒に歌う。)
「ここで転調するんですよ。転調してりゃ喜んでたね~。」

『地球は狭くなりました』

「ドラマなんか見ると、若い子がでてくるけど、みんな悩んでる。
ドラマ(笑)なんだけど。自分はどうだったかな?と思って。
55才ぐらいの時は、俺は悩みなんかなかった、と思ってたけど、
最近、悩みがあったことを思い出しました。これまで平坦に思えてきたんだけど…
歌なんか誰もきいてくれないし、仕事もないし。。
懐かしいです。」

「昔話っていいですよね~。(うんうん、とうなずく客席にむかって)
その辺に、オールドなファンが(笑)」

「タイトルが恥ずかしい歌がありまして。『別れの情景(1)』とか『別れの情景(2)』ね。
とっても恥ずかしいですね~(笑)さだまさしじゃないんだから(笑)」

(『別れの情景(2)』を歌ってくれる)

(ふとした間に、小田さん用のボトルがごとん、と倒れる(笑))
「こんなライブもいいよね。」(うん!!すごく好きっ!!

『倖せなんて』

「あと『老人のつぶやき』若いのにまあ~(笑)どういうつもりで書いたんでしょうか。その歳になっちゃいましたね。」

(『老人のつぶやき』歌ってくれる)

「死んでしまったかしら…すげえ歌だな。(笑)
そんな歌のとおりになってもおかしくないトシになりました。いったい何を考えて作っていたんでしょうか(笑)」

「『ワインの匂い』からもう一曲、『愛の唄』を。」(拍手