7/23 逗子 OTODAMA 5周年 × 小田和正ライブレポその2

July26 [Sun], 2009, 22:057月23日(木)

OTODAMA SEA STUDIO 2009(神奈川県・逗子海岸)
OTODAMA 5周年 × 小田和正ライブ、レポその2。

レポその1はこちら→
以下ネタバレです。録音録画機器は一切使用しておりません。実際の内容と同じではありません。 

いつもと違う雰囲気だったのは、
小田さんの、いつも以上にゆるゆるとした笑顔のせいかもしれません。
衣装もゆるゆる…なんたって裸足です~

ツアーではなく、ドームではなく、クリ約でもない。
なにかを背負っていない小田さんを見るのは、いつ以来だろう…

暑いの大好き、夏の海が大好き、そして地元大好きな小田さん

海辺の小さなライブハウスで歌う、夏の歌。
沖縄で、太陽を浴びて「オダは、今日は上機嫌であります!!」と言った時の、笑顔を思い出しました。

「この曲は沖縄でレコーディングをしたから、歌っていると、沖縄の海が浮かんできます。」

『こころ』

先日訪れたばかりの、沖縄の海と空の色を思い浮かべました。
ゆっくりと暮れてゆく海岸沿いを、『こころ』PVの撮影場所を探して歩き回りました。

結局見つからず。どこー

降り続く雨はやんで、夏の空に変わった…

まるで今日のことを歌ったみたいだ~!!

会場の盛り上がりは最高潮、割れんばかりの拍手!

「どーもーー!!」

「まおちゃんも大人っぽくなって…ねえ。」

「(大勢出る)イベントは、盛り上がらなくっても、ね。

誰かのせいにすりゃいい(爆笑)

でも、ここで出て来たからには、盛り上げないと。
ま、こんなカッコで出てきた割には(笑)気を使ってます(笑)
チケットいくら?(「6000円」)
6000円かあ~…」(なにか言いたい風)(笑)

メモの紙を見て… (くすくす) 見て… (くすくす笑)

「読めねえよ~(笑)ついメガネかけて書いちゃう…

プロモを何本か撮って、その時の撮影スタッフが
『小田さん、これでもう少し長くなったら映画ですよ』
プロモがなかったら映画は無かったね。
やっちゃえー!って、映画もえいっ!ってやって。
ドームも、やって良かった。(拍手!)

映画、もう一本作るよーって、10年以上ゆってますが(笑)
先日、緑の街で一緒にやったメンバーと会う機会がありまして。
大森南朋とか、あれ以来会ってない人たちにも会いました。

あいつら、会うと『カントク』って言うんだよ。
そう言われるとこの辺が…(うずく)…というほどのこともない(笑)
呼ばせるままにしてますが(笑)

また映画作りたいねー。」

「そのへんでプロモ撮影した曲をやります。
俺が生まれてから一番、暑い日だった。」

『真夏の恋』

いやっほーい!!真夏の恋だああ~!!
16号を下って・夏の終り・夏の日・こころ、ときて、
「真夏の恋」ですかああ!!

次々に繰り出される大好きな夏の曲たち

…もお失神しそう~

(笑)

なんでこんなに好きなんだろう…真夏のライブでしか聴けないから?
テアトロンで聴けた時も嬉しかったなあ。

もっと~もっと~つうよくう~♪

曲の間中、意識が軽く飛んじゃうくらい好き

(笑)

「今、何時だい? (客席:6時45分!)
ここは、あんまり遅くまでやってっと怒られんだよ。
ホントだったら、オールナイトだよ?(爆笑)
でもまあ、人として…ねえ。そんな遅くまでは…

(いたずらっこの顔)

けっこう歌ってきちゃいましたが、歌いたかったら一緒に歌ってね。」

「アッコちゃんは…アッコちゃんって、矢野顕子さんのことですが。
アッコちゃんはよく手紙を送ってくれる。年に2回くらい。
おいしいコーヒー豆送ってくれたり。
俺は…なんもおくってねーや(笑)

アルバムの感想を書いてくれることもある。

『うちのダンナに…』ダンナって当時は(あ)坂本くんですが、
『ダンナに、この曲を聴いて勉強しなさい、と言われました』

その曲をやります。」

『勝手に寂しくならないで』

うあ~動くと暑い、熱くて死にそう…なんだけど、小田さんの突き抜けた高音とノリノリなバンドの演奏に、勝手に体が動き出すっ

かってにっ さびしくっ なーらなーいでっ!!
あぢー(湯気)

最近ではキラキラツアーで聴けたけど、それも7年前か…

「どうもっ♪(軽く)
♪うううう~う~ ってとこがけっこう高くて、
他の曲にはないけど、この曲だけは歌いますね。」

「何を話そうか…話す予定だったことはみんな言ったし…」
(客席:テレビ見たよー!)(拍手)
「テレビね。佐野くんの。
佐野くんがとってもよくしてくれて…

あの時は、頭の中で考えてることと、実際に言ってることがちがくて、
あれー俺こんなこと言ってる!と思いながら話していた。
で、さいごはまとまんなくて、苦笑い(笑)

つい最近、要(スタレビの根本さん)と話してて、
佐野くんの面白いエピソードをきいた。

当時『someday』のプロデューサーが伊藤銀次さんで、
夜中に、佐野くんから伊藤さんに電話がかかってきた。
…いかにも夜中に電話をかけそうだよね。(笑)

『すごくいい曲が書けたんだ。聴かせたいから、すぐに来て』と。
(若干、物まね入ってる?

で、一旦断ったけど、ぜひ来てくれ、というから仕方なく行ったと。

そんなんで、夜中に呼び出されて行ったら、
なんと、その「いい曲」は、サビしか出来てなかった(笑)
♪サムディ サムディ って。

また聞きだから、脚色入ってるかもしれないけど…(笑)

でも、そのとき、彼は素晴らしいものを見つけたと思ったんだね。
その、♪サムディ に。
そこに行き当たったら後はもう、他の曲の部分も、素晴らしい言葉で埋め尽くされると、わかってたんだね。

あとは…スガ(シカオさん)の話で、
夜中に曲を書いていて、こんないい曲が書けた。これを発表してしまったら、世の中が変わるかもしれない!とまで思う曲が書けたのに、
次の日になっても、世の中は何も変わらない。
そんな時は落ち込む…って言ってました。

その話を、テレビですれば良かったね~。
でも、佐野くんの話きいたの、一週間前だから(笑)」

「これはすんなりと…とはいかなくて、
苦労に苦労を重ねて、出来た曲です。」

『たしかなこと』

♪雨上がりの空を見ていた…

なにゆえ小田さんのライブは、この歌詞がぴったりはまる日が多いんでしょうか~

演奏が終わって、最後の一音がすっと消えて静かになるその瞬間、
ざざ…ざざ…と波音が聞こえてきます。
そして拍手。。

「あー…日も暮れてきましたね。」

小田さんの言葉に後ろを振り向くと、開け放った上部の窓から、
夕闇の色が濃くなった空が見えました。

「最近とみに、今日も、終わっていったな…と、思います。」

『明日』

そんなMCの後で、、この曲がくるか~~!!
秒殺っ

歌に音に、身を任せます。
小田さんの歌、バンドの音、観客ひとりひとりの思いが、
ひとつになって大きくうねっているような…

この歌を初めて聴いたのは、2003年5月のWAVOCコンサートで、

君のために ありふれた 明日だけを願う

歌い出しのその一行に、激しく感情が震えたんだった。

頭の中に、WBSで流れた『明日』の映像がフラッシュバックして、
ありふれた明日、が訪れる幸せ。
そんなことはすっかり忘れて、毎日なんとなく生きてる…

今日も、終わっていったな…と、一日の終りに思う小田さんは、
どれだけ全力をつくして日々を過ごしているんだろう。。

なんてことを思いつつも、
ビーチサンダルの足で、無造作にギターのペダルを踏む姿がステキ~!!

とのチェックは怠らないのだった。

(笑)

その3につづきます!→

作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用