7/23 逗子 OTODAMA 5周年 × 小田和正ライブレポその3

July27 [Mon], 2009, 15:26

7月23日(木)OTODAMA SEA STUDIO 2009(神奈川県・逗子海岸)
OTODAMA 5周年 × 小田和正ライブ、レポその3です。

レポその1はこちら→その2はこちら→
以下ネタバレです。録音録画機器は一切使用しておりません。実際の内容と同じではありません。 

「ここからは、盛り上がる曲をやります!(いえーー!)
今日は涼しいと言ってたけど、そうでもないね。」

ステージの上は、照明の熱でかなり暑そうです。

中は熱気と湿気がこもって、まるでジムのスチームサウナ状態

曲の合間にうちわであおぐと、生き返る思いがいたします。

これは…確実に減量できる…水分だけだけど…

「(椅子席に向かって)立つと暑苦しいから、座ってて(えーっ!)
じゃちょっと試しに立ってみて?
(皆立ち上がる)うん…まあいいか。じゃ立ったままで

『Yes-No』

いやっほーーーい!!

立ち見エリアはぎゅうぎゅうで、頭上で手拍子をする隙間もなく

みんな大声で歌って盛り上がりまーす!!

「この近くのトンネルで撮影しました。自転車に乗って。
そんな曲をやってみたいと思います。」

『キラキラ』

もはやお約束の域に達した、小田さんの歌詞間違い(笑)
みんなにこにこ、キラキラしとります!!

そう…
こんな、にっこにこな小田さん、久しぶりかもーーー!!

ヽ(´ ∇ `)ノ

ドームで怪我をおして、必死で花道を歩いてくれたことを思い出し、
小田さんがにこにこしてるだけで、こちらはうるうるです…

『ラブ・ストーリーは突然に』

会場が狭くて下に降りれないので、
珍しく(笑)小田さんが自分でちゃんと歌ってますよ~
もちろん客席は大合唱であります!

事件(笑)は2番のサビで起こったのだった。

○:君のためにつばさになる …のところで

×:あの日 あの時 あの場所で

とシャウトが響き

(もちろん小田さん)
全く気づかずに、ノリノリで歌い続けてます!

コーラス&客席:君のためにつばさになる 君を守りつづける~♪

小田さん:あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら~♪

すっごい複雑な歌割りに( ̄ω ̄;)

コーラス隊はアイコンタクトして、小田さんの歌に合わせ(笑)
客席も仕方なく、小田さんに合わせて歌い(笑)

で、繰り返しの♪あの日あの時(○)で、やっと小田さん気づいた!

あっ…しまったっ!

という表情が、たまりませんわ~

楽しいわ嬉しいわ面白いわ(爆)で、会場は湯気がたってます

小田さんはこの日初めてのキーボードへ移動。

「さっきも言いましたが、ドームをやりまして。
ドームを決める時も、やっちゃうな~…
決めるまで少しかかったけれど、
きっと、最初に聞いた時から、やっちゃおう!だったんですが。

こともあろうが、ああいうことが起こるんですねー。

知らない人のために話すと、リハーサルで自転車でこけまして。
(手をやって)いまだに疼くものが…(客席:えええっ!?


心の問題でしょうか…(笑)

ドームで歌いながら、これって夢じゃないか?と思いましたね。
みんなには迷惑かけたかもしれないですが、
とってもいい思い出です。

ドームのために曲を書きまして。
これを、ドームで最後にきばって歌うんだぞ、と思うんですが、その時は

もう…痛くて痛くて(泣笑)」

小田さん…そんな状態で、歌っててくれたんだ…

「僕のファンは、深読みする人が多いけど(笑)
そのままの気持ちを歌にした…そのままの歌です。」

『さよならは 言わない』

キーボードを弾き始め… と、突然、演奏をストップ。

「ちょっと待って…こりゃ弾けないわ~。

シッカロールかなんか無い?(爆笑)」

緊張から一転、崩れ落ちる客席

「シッカロールは死語ですか?(笑)」

だって~感動の歌が始まるはずが、いきなりシッカロールて(笑)

あせが滴り落ちてキーボードが滑るようで、スタッフがキーボードを拭きに飛んできます。コンディションを整えて…

「がんばって歌います。」

再び『さよならは 言わない』

東京ドームで、痛みをこらえて歌ってくれた曲…
ただ素直に、小田さんの気持ちを受け取ろう。
今こうして、小田さんの歌声が聴けることに感謝して…

などと思いを巡らせ、歌に感動しつつも
正面を向いてキーボードを弾く小田さんの、膝から下の素足とビーサンの動きに釘付けでなのであった。。

(ピアノを弾く時の足元フェチ

「去年のツアー、全国で歌いました。
タイトルは『東京の空』ですが、全国各地の空を思い浮かべて歌います。」

『東京の空』

イントロを演奏し、歌い始め…と、
突然聞こえたドン!!という鈍い音と、外の歓声に、
あれっ?( ゜- ゜)という顔で歌をやめます。

みんな、事情がのみこめず、きょとーん

と、小田さんの視線が窓の外に。
振り向くと、窓から打ち上げ花火が見えました!

「今日は葉山の花火大会なの?」バンドと顔を見合わせて笑う

しばし皆で窓越しに花火を見ていますが、

「しばらく続くんで、待ってても仕方ないんで、歌います。」

すっと歌う直前の表情に戻り、再びイントロを弾き始めます。
ものすごい集中力…
花火に気を取られた客席も、一気に歌に引き込まれます。

間奏の、キーボードのメロディ。
寄せる波の音。
遠くの打ち上げ花火の音。

こんな、奇跡ともいえる時間を過ごせるなんて…

曲が終わる最後の瞬間、ざあーーっとひときわ高い波音が響いて…
残響とともに、すっと消えていき…

またひとつ、忘れられない『東京の空』の思い出ができました。

拍手。ひたすら拍手です。

「どうも~。(拍手!!)

あっという間に、時が過ぎていきます。
とりあえず最後の歌…(ええええーーー!

)」

『今日も どこかで』

この日いちばんの合唱でした。
思えばツアー当初、「一緒に歌って」と言われて、
必死に公式サイトで聴いて覚えたっけ。
隣の席の人に「今歌ったのはなんのCDですか???」と聞かれて、朝はNHKでなくフジを見てくださいと説明し、
コンサート会場で聴いては歌い、
ついに武道館で会場のみんなとレコーディング。
発売前なのにフルコーラス歌えた、小田ファンおそるべし

(笑)

久しぶりに一緒に歌って、
この曲の持つ力に、改めて気づかされたというか…

昨年のツアー、小田さんと会場がひとつになって歌った。
全国の、あちこちで。
歌の向こうに、たくさんの人たちの思いが積み重なって、
そうやって歌われるごとに、力強さを宿していく曲なんだと思った。

僕らは つながってゆくんだ。

小田さんの歌でもあり、私たちの歌でもある。。

「どうもありがとう!」

次はアンコールでーす(まだ続く)→

作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用