「はじめてのやのあきこ」

March09 [Thu], 2006, 14:15

「はじめてのやのあきこ」/ 矢野顕子

2曲目「中央線」に、小田和正さんが歌とギターで参加しています♪

昨年12月6日の武道館ライブ。
サプライズゲストのアッコちゃんと歌ったのが「中央線」ですよ!
アッコちゃんは「ふんわり」という言葉が似合う人で、
武道館中が、ふんわりした空気に包まれて、
小田さんとアッコちゃんの、澄んだ結晶のような歌声が、ゆっくりと漂うように流れていました。
(その時のレポはこちら→)

CDを聴いたら、部屋の中がまさしくそんな感じになったよ!

空間がふわっ、と広がって、音のひとつひとつが漂い、すうっと消えて行くのが見えるよう。

ピアノとギターと、二人の声だけ。
完璧な世界がそこにあります。
余分な音はひとつもない。

二人のボーカルがときに重なり、絡み合う。
ピアノとギターの音が寄り添い、絡み合う。

 走り出せ中央線
 夜を越え 僕を乗せて

どこか遠くで、ひっそりと走り出す中央線。
そんな、夢の中のような情景が浮かんできます。

繰り返し聴いていたら、なぜかビル・エヴァンスのピアノと、スコット・ラファロのベースを思い出したり。

矢野さんと小田さんの『対話』が見事に調和していた。

小田さんの、少し抑え気味なボーカルってセクシーだよねー!(力説)
潤子さん、要さんとの歌でも思ったけど。
低音でハモるとことか!ぞくぞく~!

アルバムは全7曲。小田さん以外のゲストは、
マッキー、YUKIちゃん、陽水、キヨシロー、上原ひろみ。
キヨシローは誰と組んでも主役(笑)上原ひろみさんのピアノは一度生で見てみたいものです…ただしNYじゃなくて日本で。

矢野さんのピアノと、唯一無二の歌声・音色を持つ人たちとのコラボ。
シンプルで極上の贅沢。

「中央線」作詞・作曲 / 宮沢和史 より歌詞一部引用