2011/10/8 文化放送「ドコモ団塊倶楽部」小田和正さんゲスト・後半

October09 [Sun], 2011, 10:00

2011年10月8日(土)AM11:00~PM1:00 文化放送「ドコモ団塊倶楽部」
小田和正さんゲスト生出演、後半部分の簡単レポです。
前半の簡単レポはこちら→

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【2011/10/8(土)文化放送「団塊倶楽部」簡単レポ・後半】

・(クイズの答え:子供の頃に習っていた楽器を、改めてお答え頂きたいのですが…)

改めてちょっと恥ずかしいですけど(笑)バイオリンをね、2年…3年くらいやってましたね。
鰐淵晴子さんの「ノンちゃん雲に乗る」を見て、ああバイオリンていいなあって思って。
それで親に習いたいって言って。

実は何年か前にバイオリンをもう一回やってみたいって買ったりしたんですけど、
難しいですね…えへへ(笑)

・メールの紹介(小田さんが朗読)

「小田さんは、客席に若い人がいると、めざとく見つけて(笑)嬉しそうに声をかけたり、微笑みかけたり、とっても優しく交流されるシーンを見かけることがあります。
さらに、小田さん、という呼びかけも、それが若い声だと(笑)敏感に反応されてるような気がしないでもありません。(弘兼さん爆笑)
アベックだのヒューズが飛ぶだの、若者には理解出来ない団塊用語を駆使する(笑)小田さんのMCに、大いにウケて、盛り上げに寄与している、私たち団塊部下世代より、やはり、小田さんも、うら若き(笑)乙女のほうがお気に入りなのでしょうか。
もしそうであるなら、今後は、ワントーン高い声で、小田さーん、と叫ぶよう心がけたいと思います。鎌倉市のりーちゃん」

…それは気持ち悪いからやめて頂きたい(爆笑)オレが、そんなに、若い人を目ざとくみつけ嬉しそうに声をかけるって、そんなこと無いと思うんですけど~

(弘兼さん石川さん大爆笑)ちょっとなんかひがみ入ってるんだよ(笑)

(客席の顔って見えるの?)
僕はその花道で、行きますから…見えますけどね。うら若い人とか分かりますけど…そん…なにねえ。そんな露骨にそんなことするわけ無いじゃないですか~
(この年になると別に若い人でなくても…)(爆笑)
(お子さん連れで2世代、3世代連れで来る方も多くいるかと…)
ガキがいると、自分は寄ってきますね。なんかとっても…なんか嬉しくなりますから。お前大丈夫か?何聴いてんだ?みたいな。ついつい寄ってきますね。
で、ガキは、歌をよく覚えてたりするから。口が一緒に動いてたりすると、嬉しくなっちゃったりして。ね。

・2通目のメール紹介(小田さん朗読)

「はじめまして。9月の朝、ラジオを聴いていたら、小田さんの曲が流れて、2時間出演、と番宣していたので、楽しみにしておりました。
小田さん、ツアーお疲れ様です。いつも全力でステージを駆け巡っている姿に元気をもらいながら、大騒ぎして、時々、心をぐっとつかまれて、涙しながらも楽しんでおります。
小田さんはツアーが進むたびに、ウエストがゆるくなったズボンをたくしあげていますが、私は反対に、ライブを楽しんだ後の食事やお酒はおいしくて、ウエストがきついです。
さてさて質問です。過去のツアー数本と今回、さぬきとドームツアーでサックスを披露されていますが、サックスで楽曲を演奏しようと思った理由があるのですか? 世田谷区、ともよさん。」

サックスはね、たまたま…まあ音が出るっていうことで。ちょっとサックスで、なんだっけ…忘れちった…ムーンライト・セレナーデ。をやってんですけど、曲がちょっと変わるからね、音楽的に。楽しい、ちょっと余興みたいな感じで。
でいて、ちょっと…ちょっとだけそんな易しいことじゃないし。易しくないわりに、簡単に演奏ができるし。みんな喜んでくれるし。ってことで取り上げてますけどね。

(サックス歴はどれくらい…?)
サックス歴なんかない(笑)あのね、これも中学か高校の時に、リードって、サックスもリードがついててそれが震えて鳴るんだけど、それのすごい安い、1000~1500円くらいのそういう楽器が、たまたま売ってたんですよ。スペリオパイプの、吹くとこが、リードになってる…
で、なんでかしらないけど、やってみようって思って、それで、リードを鳴らすことは練習したことがあったんで、サックスも吹けるなと。
それで、運指は、フルートに近く。フルートはやったことあったんで。指はフルート、口はサックス、でね、すぐ出来たんで。
楽しいんですよ、みんなで演奏、合奏するの。

・3通目のメール紹介(小田さん朗読)

「先日の東京ドームコンサートに行って来ました。歌声が素晴らしかったので、感動の連続で、首まで涙が滴り落ちてしまいました。
小田和正さんに質問があります。私には、中学2年生の息子がいます。野球部でキャッチャーをしています。先日、地区予選の試合で優勝を決めまして、来月は県大会に出場します。野球に関しては弱音を吐くことなく頑張っているのですが、音楽のテストがひどいんです。たった3点だったんです。(へ?何点満点の…?100点満点?えー?よくわかんないですが)音楽を聴くのは好きだけど、授業は好きじゃないと言っています。どうすれば興味を持てるようになるんでしょうか。ペンネーム、ピーチ。」

これは無理に興味をもたせる必要はないと思うんですけどね。
(小田さんは音楽の授業はどうだったんですか?)
僕はたぶんね、バイオリンで譜面を読めたのが大きかったと思うんですよ。自然と読めたんですね。だからどんなこときいても難しいことじゃなかったっていう…これは、音楽聴くの好きなんだから、理論なんて結構ね、うっとうしいんですよ。
(プロのミュージシャンも、音楽の成績が良かった人とは限らないですもんね。)
そうですね。譜面が読める人のほうが少ないですからね。別に音楽を聴くのが好きならそれでいいと思いますけどね。無理に。…なんかね、ピーチさんは息子を何にしようとしてるのかね…(笑)
聴くのが楽しかったら、いいんじゃないんですかね。

・4通目のメール紹介(弘兼さんから)

「はじめてメールさせて頂きます。今回のゲストに小田さんを呼んで頂き、感謝、感謝です。私は小田さんファン歴なんと38年を誇る(小田さん:へへへ)太田市の、群馬の妖怪です。(笑)
小田さんまずは五大ドーム完走おめでとうございました。私も東京ドームに参戦しました。今まで参戦した中で、最高でした。2008年11月に、ゲネプロで怪我をして、あの東京ドームの花道を走れなかった小田さんは、せっかくスタッフが用意してくれたこの長い花道を、走れなくてすみません。でも、今度は必ずこの花道を、全力疾走しまーす!と約束をしてくれました。その約束どおり、今回、思い切り走る姿に、うるうるしてしまいました。そして、最後に大きな声で『また会おうぜ』またお会いできることを信じております。」

(あの、怪我をされたっていうのは…?)
怪我をしたのは、てめえで勝手にひっくり返ったんでね。もうね、何の意味もなくやけに自転車で飛ばしまくってたんですよ。(笑)それでみんな危ないと思ってたらしいんだけども、案の定ひっくり返って。
そいで腰打ってね。
(どれくらいの怪我だったんですか?)
いやーあのね、ヒビが入ったんですね。(そりゃ大怪我じゃないですか!)
もうね、びっくりするぐらい痛かったですね。(笑)ほんっとに痛かったんですよ。
だからね、その時に初めてやるような曲もあって、本来すごく緊張するところを、あまりに痛いから、緊張しなかったですね。
(今回、痛かった自転車にまた乗って、トラウマはなかったですか?)
なかったですね。それはそんなに…ほんっっとにアホみたいに飛ばして、何の意味もなくひっくり返ったですからね(笑)そんなことさえしなければ…そんな危ない自転車じゃなかったんで。へへっ(笑)

(何度かお怪我されることがおありだったんですけども、そのたびにファンの皆さんも、帰ってきてくれ手ホントにありがとうという思いですよね。)
(小田さんどちらかというと、体育会系ではありますよね。野球もゴルフもやられるし。)
軽率なんですよね。(笑)ホントに軽率…バカだなーと後から思って…
(子供の時から怪我の多い子でした?)そういうのほんっとに多かったですね。
(ガキ大将ぽいとか?)調子もんなんですね。調子もんなんですよ。
(そうは見えないですけどね。理知的な感じしますけど…)いやいや。

・4曲目『東京の空』

・(小田和正さんの初めて買ったレコードは?)

「ティファニーで朝食を」っていう映画の主題曲の『ムーン・リバー』って曲でしたね。
(『ムーン・リバー』流れる)
いやー。。えへへ(笑)これ…持ってかれますね。ハモニカの音とか、コード感。
すごく自分が、接したことのないようなサウンドだったんですねきっと。
(ヘンリー・マンシーニってどの曲も美しいですね。)考えぬいて作ってありますからね。

(当時中学生。この映画をきっかけに、いつかはご自身も映画を作ろうと?)
いや、そんなのは全然もう、夢にも思ってませんよ。
で、この映画の内容は、ガキにはちょっとわかりにくい映画だったと思いますよ。だから、曲だけ。ヘップバーンのこともそんなに覚えてないです。とにかく、この、音がすごかったなと。

・弘兼さん、石川さんの、不思議なミニコント(?)を挟み…
ドコモ提供ということで、スマホのゴルフ場検索アプリ紹介。
小田さんと弘兼さんが行ったのは「さいたまゴルフクラブ」→検索して機能を紹介。

・(小田さんがいいなあと思うゴルフ場のポイントは…?)
…ボクはね、二人のコントに度肝を抜かれて…(一同爆笑)
話に参加できなくなってました…いやあすごいなって思って。オレもまだ修行が足らないなと…(笑)
素晴らしかったですよ。(笑)まだあれを引きずってます(爆笑)

…で何でしたっけ?(笑)ゴルフ場の選ぶポイント。
昔はね、とにかく距離の長いとこ行きたかったけどね。それが全く無くなりましたね。
やっぱり弘兼さんが言ったように、おいしいもん食わすとこがいいですよね。
もうなんか…とぼけんなみたいなね、高いとか安いとかじゃなくてね、素朴なもんでいいから、愛情のこもってない料理が出てくることありますから…それが大事ですね。

(ゴルフクラブでの昼食では何を選ぶ?)
へへっ(笑)それは決まってませんよ。ボクはうどんとか多いっすよ。

(お風呂なんかもこだわりあるんじゃないですか?)
あーー風呂、いいっすねえ~。ボクはサウナとかあるといいですね。
ゆっくり入りますね、風呂は。

・リクエスト曲の紹介です。ツアー26本に参加するというクミコさん、47歳の会社員の方。
小田さんが、今、天井を仰いでらっしゃいましたね、26本…(小田さん:すごいね…)

・5曲目『やさしい雨』

・メールの紹介。「ビリーズブートキャンプを続けています。小田さんや石川さんはスクワットとかしていますか?小田さんのトレーニングを教えて下さい。」

特別なことはないですけどね。できるだけ毎日、腹筋とか、走ったり。腕立てとか。
(すごいですね~)すごくないですよ、ちょっとやるだけですから。100回の腹筋と…(弘兼さん:それすごいって言うんですよ!)
20回の腕立てと。もうね、我慢してやるんですよ。やだなーって思っても、ちょっとやるんですよ。走る前に。
ストレッチ、そんなんでもやった方がいいですよね。気がついたらやる。やめちゃうのが一番まずいです。

・メール紹介。「40代の時に、こんなオヤジになりたくないと思っていたことは?あるいはこんなオバさんはイヤだと感じていたことを教えて下さい。そうならないよう40代なかばの自分に戒めますから。」

はあ…あんまりそんなこと考えてなかったですよね。(笑)

・(小田さんのコンサートはファンの方たちも元気ですよね。)そうですね。
(年齢層はわりと高いですか?)
高いですよね。高いですよ。40、50代。僕より上の方もね、ぽつぽつと。

・(ファンの方に途中でマイクを向けられるときがありまして、あそこでこの人歌ってくれそうっていうのはすぐに分かるものですか?)
口が動いてたりするからね。(一緒に歌ってる人のところに。)うん。。

・『今日もどこかで』が流れる。ツアー日程の告知。

・メッセージの紹介。「小田さんのファンになって10年以上、9月に結婚式を挙げました。その時に小田さんの曲をたくさん使わせていただきました。自分の結婚式で小田さんの曲を流すことが夢だったので、念願が叶いとても幸せです。今度のアリーナに主人と一緒に聴きに行く予定です。これからも追いかけていきますので、ずっと走り続けてくださいね。」

はい。がんばります。

(結婚式で使われるというのはいかがですか?)
大丈夫かなって…(笑)なんかね。作ったときは結婚式で使われるなんて考えてない。時間が経つと、いろんなことが、ストーリーが出来上がっていくんだなって。結婚式でかけてくれるなんて、想像もしてなかったことだから。

・(小田さんが書いた言葉の紹介。「とにかく やってみようよ!!」とお書きになってます。これはどういうメッセージなんでしょうか。)

結構ね…ボクは…勝手にイメージして、こうやったらこうなるんじゃないか、みたいなこと考えるのが好きで。わりとその、無茶…合唱団に入った時に、創作部門みたいの作って、自分たちで曲を作って、合唱してみよう…みたいなこととか、提案しても、ハナで笑われたりね。そんなことが結構あったんですよね。
バンドやり始めてからも、映像をこういう風にしてみようああしてみよう、って言うと、なぜか反対するのがいるから。そこで終わっちゃうから。何も起こらない。
なんでもいいから、失敗してもいいから、やってみようって誰かが…とにかくやってみようよって言ってくれると、すごく嬉しくて。そこで、進んでく感じが。
とにかく…とにかく。やってみよう。否定する前に。

番組HP・小田さんの直筆メッセージと写真はこちら→

・(『the flag』という曲はどういう意味がこめられているんでしょうか。)(『the flag』流れる)

その、同級生たちの顔が、曲書くときはわりと浮かんでくるんで、頑張って欲しいって思いが常にあって、ちょうど『the flag』を書いた頃は、あの頃の、最後のひと頑張り。あの頃を思い出して、頑張ってほしいな、みたいな思いで書いたんですが、
ここへ来て、62から64ぐらいの2年間でまたちょっと違う段階に…なんかもう、みんな十分頑張ってきたし、みんなに会って頑張れ頑張れって言うのも、もうそろそろ違うのかなっていう思いが。
もうみんな、解放していいのかなと。
解放して…だから、同級生が、奥さんと世界一周旅行に行ってきたとかきくと、なんかホッとするみたいな気持ちもあって。またその、解放したとこの先に、何か見えてくるものがあるのかな。っていう気もするし。
頑張れ、頑張れはもう…ちょっと違うのかなと。

・(しめくくりにメッセージを。)

さっき、今日たまたま信越放送で開始とか…で、今回のツアーの、延期したりする中で、一番最初に長野から始めたんで。あ、なんか縁ていうのはあるんだな…と思って。やっぱり縁も大事だし。
今、頑張るのはもういいかなって言ったけども、頑張ったほうがいい人もいっぱいいると思うんで(笑)あきらめないで、頑張って。素敵な時間を…
時間だけは、取り戻せないから。素敵な時間を、過ごしてほしいなと思いますね。

・・・

こっそりおまけ

1991年に某月刊誌で対談した時、弘兼さんが描いた小田さんのイラスト