1982・6・30 コンサート スペシャル [DVD] オフコース EMIミュージック・ジャパン 2007-06-27 by G-Tools |
1982年6月30日、5人のオフコース最後の武道館ライブを収録したDVD ”Off Course 1982.6.30 Concert in Budokan” 25周年記念スペシャルパッケージ。
このとき小田和正さん34才。鈴木康博さんも34才。清水仁さん31才。大間ジローさん28才。松尾一彦さん27才。
あれから25年、ずっと音楽続けてきてくれてありがとう~
さて『スペシャルパッケージ』の内容です!
パッケージ
スリーブケース(外箱)から出すと、見慣れた写真。紙ジャケです。
DVD2枚組。ライブ本編(オレンジ)と、特典ディスク(青)。
ディスクを外すと、下にひまわりのイラスト。
ブックレット
パッケージと同じサイズで表紙・目次含め24ページ。”over”ツアーの写真(14P)と、アルバムディスコグラフィー(4P)
既出の写真もあるが、初めて見る写真も何点かあり。
特典DVD ”TRACE THE HISTORY OF Off course 1969-1989″
昨年出たベスト盤「i(ai)」のDVDとほぼ同じかと。もちろんライブ映像のダイジェスト部分は無し。
■アルバム・シングルディスコグラフィー(ジャケ写画像あり)
■バイオグラフィー(写真画像あり)
■ベストアルバム「i(ai)」TVスポット30秒(動画はこれだけ)
新しい映像は、若い俳優さんが出たTVスポット30秒のみです。
やはり”Off Course 1969-1989 Digital dictionary”の時に、出せる映像は出尽くしてるんですかねー。
Off Course 1969-1989 ~Digital dictionary 1969-1989~ [DVD] オフコース メディアファクトリー 2001-09-26 by G-Tools |
画質は特に変わらない…と思う。
24ビット・デジタル・リマスター
さあて、最大の目玉!リマスタリングでどれだけ音が変わったのか?!
ソニーのDVDプレイヤー、サラウンドスピーカーのライブモードで、ざっと今までのDVDと聴き比べてみました。なお、視聴環境はそれぞれ違うと思いますので、あくまで私の受けた印象です。
■音が大きい!ボリュームは約1.5倍になってます。
■楽器の音が、ひとつひとつクリアに聴こえるように思う。くっきり・キラキラしていて鋭角的な印象。
■低音がズンズン響く。仁さんのベースとジローさんのドラム。
■離れて聴くと、従来より音の幅(高音域と低音域)が縦に広がっているように感じる。
■従来のは、ひとつにぎゅっとまとまった音として聴こえてくる感じで、マイルドな印象。聴き比べるとわずかにこもっているようにも。
レコードとCDの違いと似てますな。アナログ音源をデジタルリマスターしたんだから当然か。
アナログの音の方が味があって好き、という人もいると思うので、好みの問題かもしれません。
このライブDVDに関しては、長年聴き慣れた音、ということもあるし。
その日の気分に応じて、双方とも観ることになりそうですね♪
では続いて、ビデオ版との聴き比べを(もういいっつの)
で、結局最後まで観てしまった。
観るたび、広大なひまわり畑と、
“We are” ”over” ”Thank you” でじーんとする。。
オフコース5人みんな、大好きでした。
この頃の小田さんは、今のようにステージで話すこともなくて
緊迫感溢れる武道館最終日の、真剣で氷のようにクールな表情が、
一瞬にしてくしゃっとほころんで
客席に笑みを見せるいくつかの瞬間を
宝物のように思って観ていたものです。
なんせ私も当時は十代、理想の男性は当然ながら小田さん。
細く美しい指が、軽やかに何台もの鍵盤の上を動くのを見ては
「ピアノになりたーい!!」と騒ぎ、
目を閉じて歌う小田さんの唇が、マイクにそっと触れるのを見ては
「マイクになりたいー!!」(アホだ…)
さすがに今はそんなことは思いませんが
改めて、あの時代、十代の多感な時期にこんなの観たら、 そりゃ心奪われちゃうよな~。。
としみじみ思う。
偉大な5人のアーティストが、真摯に音楽と対峙する様を、
人生の一部分を、
そして、どうしようもなく何かが終わってゆく瞬間を、
映像とは言えつぶさに目撃するのだから…
それにしても、25年も前のライブとは思えません。 全てにおいて高いクオリティだったんですね。 いつまでも決して色褪せることのない、私にとって奇跡のようなライブDVDです。
25周年という節目に再び発売してくれた東芝さん、どうもです。
『愛の中へ』武道館で一曲目に演奏された曲です。
きかせて あなたの声を。
「愛の中へ」作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用