「本日小田日和」7月19日(土)真駒内アイスアリーナは熱かった!レポレポ

July26 [Sat], 2014, 18:26

北海道で見たひまわり畑

母曰く「小田さん2年前に見た時とまったく変わってなかったね!すごいね!」
そんな、リアル美魔女な

 小田和正さんツアー2014「本日 小田日和」
7月19日(土)真駒内アイスアリーナのレポレポです。
ライブ感動だったけどいろいろ楽しかったな~さっぽろ2days。

 7月18日(金)札幌初日の御当地レポ&MCはこちら→

※当ブログにおける全てのライブに関する記述は、すべて個人の曖昧な記憶に基づくもので、実際とは大きく異なります。
正確な内容は音楽系情報サイトなどを参照ください。

※以下ネタバレです。内容を知りたくない方はご注意ください。



・・・

札幌の2日目は、初日とは反対側のスタンドでした。
昨日と違う角度から小田さんが見れる~ヽ( ´ ∇ `)ノ

予定時刻を5分ほど過ぎた頃、オープニングムービーが始まりました。
画面のお茶目な小田さんにどっと笑いが起こりつつ、
K.ODA、演技がんばった(笑)シーンから、BGMの「そんなことより 幸せになろう」に合わせて、
手拍子が起こります。もうみんな待ちきれない様子!

そして…

小田さんが登場しました!!*\(^o^)/*

アイスアリーナはスタンドが低いので、でべそのステージに小田さんが立つと、
ホントウに皆がぎゅっと集まった、そのど真ん中に立ってる!って感じがするのです。
みんな同じ釜のごはんって感じ

(なんだそれ)

一曲目は「そんなことより 幸せになろう」
これから始まる夢のような3時間のオープニング。
みんな嬉しくて、手拍子のアクション、大きいね!(笑)

2番のサビで「楽しく」と「幸せ」をまちがえて、
てへぺろ

 ってなったのを見逃しませんでしたよ!
さっぽろ2日間、てへぺろ頂きました~(*´ω`*)

それで灼熱の、怒涛の2曲目と3曲目が終わったところで、
すっかり大クライマックスでコンサート終わった気分になるんですが、
あの曲順、どうにかしてもらえませんか(笑)体力がもちません(笑)

「リハーサルの時は、お客さんが誰もいない状態でやってるから
こんなに広い会場にお客さんが来てくれるか、毎回疑って
本番が始まると、こんなにたくさんお客さんが来てくれて…
ホントにありがとうございます。
最後までずっと一緒に、楽しく演奏していきたいと、思います!」

(客席:小田さーん!)「ありがとうございます。」

花道を歩きながら…

「聞いてみたいことがありまして…
ボクは、北海道では桜を見たことなくて。
北海道って、桜咲くんだよね?」(笑)(会場ざわつく)

きっと理系男子的には、植物としての桜の北限は…?との疑問があったのかもしれませんが
いつかきっと札幌で桜が見れますように~

「その頃の歌をやります。『Re』」

「やさしい風が吹いたら」を歌って。

「人間ドックに行くと必ず言われるのが『肉より魚を食え』
私は魚、というより海産物が得意じゃない…(えー!)
…(海産物の美味しい)北海道が得意じゃないってことかい?(笑)」

このツアーが始まって以来、どうも元気が出ない…
最近は、年取ったらステーキを食えっ、ていうから、これだな(笑)
ステーキがそんな好きなわけではないけど、うお(魚)よりは…(笑)」うお、って(笑)

「この曲は『遺留捜査』というドラマの主題歌でした。
毎週(登場人物が)死んじゃう。(刑事物ですから)
プロデューサーに『たまには死なないの?』ときいたら
『それはありません』(笑)

次に歌うのは『吉原裏同心』というドラマの主題歌です。
それでは聴いてください… なんだっけ?
あ、『二人』か(笑)」

昨日はタイトルを「吉原同心」と間違えていた…「愛情ないね(笑)」と自分でゆってました(笑)

「おふくろが、易とかが好きで。占いとかね。見てもらったんだね。
そしたら、『あんた、台の上で仕事をするらしい』と。
台の上…教師?教壇の上に立つ…とか考えたり。

この仕事がいつまで続くかわからないから、いつか違う台が現れる…?と思ってたら、
(花道を見て)この台がどんどん増えてしまいました(笑)(拍手!)
今さらこの歳で新しい仕事ができるとも思えないので…。
台の上で…なかなか味わい深いです。」

「次の曲は、『この街』。This Town!(唐突に)(笑)(お客さん、大ウケ)別に訳す必要は無いんですが…(笑)(大拍手!)」

小田さんの、唐突な英訳シリーズ…キライじゃないです(笑)なんかツボる

小田さんと明治村との、深~い関わり(笑)VTRが流れます。

「昨日、名鉄の社長と初対面でした。わざわざ札幌に見に来てくれて。」

『この街』で、ウクレレを弾いている小田さん。
はいここ双眼鏡ポイントねー!

いや~じっくり堪能させていただきました。

ウクレレ小さくて軽いから、コード押さえるごとに、左腕が、くっ、って持ち上がるのが可愛い。
で、左腕と一緒に、左肩もくいっ、って持ち上がるのが、デラ可愛い…(*´ω`*)

毎ツアーゆってますが、耳たぶの後ろから首筋にかけてが異様にかわいい。少年のよう。

あと、よこしまながらこれだけは書いておきたい。

その想いを 今 伝えればいい
いつだって 決して遅すぎることはない

で、「遅すぎることはない…」と、小田さんが切々と歌い上げた瞬間の、表情が!
これはいかん…カッコ良すぎヤバい…な 放送禁止顔 だった。
うおお…久々に被弾した…(*´Д`) 
(例:「SHE’S GONE」を歌う小田さんね。あれヤバい。放送禁止顔。)

と、バカなことを思ってるうちに『東京の空』が始まってしまった(なんかいろいろすいません。)
画面には、御当地の空の映像が流れるのだけれど
札幌の空は、やっぱり、先週の東京の空とは違ったなあ…

「君の住んでる街は…」

ああ、この曲を通じて、小田さんは全国のひとたちと、それぞれの空を見上げてるんだなあ
見上げた空の色は違っても、同じ空の下にいるんだなあ…と考えてました。

「3.11のあと曲も書けずにいましたが、1年経ってようやく書いた曲をやります。」

『その日が来るまで』

・・・

御当地は初日と同じ、おかげでしっかり覚えられて嬉しい

地元小学生やハト高校生にほのぼのし、「椅子になって休もう」で爆笑し

ラストの旭山記念公園は、昔はバラ園があり、夏はとてもきれいでした。
空の広いところをたくさん訪れてましたね。

・・・

『愛になる』

御当地を挟んで『その日が来るまで』と『愛になる』を聴いていると
小田さんが2011年、どれだけ傷ついて、
歌詞のとおりに
ゆっくり、ゆっくり、元気になってきたかがわかる気がする。

「一年たってやっと曲を書きました」

その曲はまだ満身創痍で、まだ乾かぬ涙のあとがたくさん残ってる。

2014年、アルバムの肝になりますと宣言して書いた『愛になる』は
きっと根底に流れるテーマは同じなのだけど
もう悲しみの涙ではなく生きる喜びの涙が流れてる。
なんと力強く、心強く、しっかりと前を見据えた曲なのだろう。
小田さんがこの曲を書くまでには3年かかったんだと思った。

サビを軽々と歌い上げ、

大サビはすべての楽器の音を排して、
ただ小田さんの、歌声ひとつだけ。

笑顔はいつも 言葉を超えて
すべてを包む 愛になる

小田さんの迷いのないまっすぐな歌声が、素直にこの身に入ってくる。
心の奥底から湧き上がる感謝の涙がボロボロとこぼれ落ちる。

2011年「明るく、楽しく」そう言いきかせて、小田さんも私達も必死だった。
2012年「その日が来るまで」あんなに泣いて歌えなかった秋田初日。

どうしていいかわからず立ちすくんだ日から3年、
こんなにも希望に満ちた曲を届けてくれた小田さん。
これが小田さんのくれた言葉。

いつもここにいる ずっと君を見ている
笑顔が いつか 消えてしまわないように

笑顔はいつも 言葉を超えて
すべてを包む 愛になる

そんなことを思って…ああなんて私はこの曲が好きなんだろう、
弾き語りじゃないピアノで、エモーショナルに歌いあげるのもいい、
歌う小田さんの表情もいい。
本当に本当にこの曲が好き。この曲を作ってくれて、小田さんありがとう!

…と、余韻に浸る間も与えず「the flag」が始まるのが、ホントつらい(笑)
ゴーゴー泣いてんのに、盛り上がらざるを得ないじゃないですかー!!*\(^o^)/*
涙も乾かぬうちにたたみかけてくる、おじさんたちのこれまた良い顔のアップ(笑)

これが現実なんだと、泣いている時間は無いんだと。
私達はいくつになっても、旗を掲げ誇りを持って進んで行かなきゃいけないんだと
あらためて突きつけられてるんだな。

そしてストリングスの、深く温かなイントロ…風君。

どうしても今 君に伝えたい
今でも君を 誇りにしてること

いつも憧れて 追いかけていた
振り返らずに 走る君を

流す涙を 隠さないで
切ない想いを そのまゝ聞かせて

誇りを捨てないで 諦めないで ひとりにならないで
僕らは信じている 君が手を高く上げて
肩を並べて いつかまた 走り始めることを

風に吹かれて 雨に打たれて
そのたび君に 助けられて

その顔上げて やがて時は来る
その時僕らに また夢を見せて

誇りを捨てないで 諦めないで ひとりにならないで
僕らは信じている 君が手を高く上げて
肩を並べて いつかまた 走り始めることを

【スタッフコーラス隊:ひとりにならないで もう一度夢を見せて】

今船は真白にかゞやく帆を高く上げて
あとはたゞ強い風と 君を待つだけ

誇りを捨てないで 諦めないで
ひとりにならないで
僕らは信じている 君が手を高く上げて
肩を並べて いつかまた 走り出すこと

それぞれの想いと 夢を乗せて
静かに時はゆく
【ひとりにならないで もう一度夢を見せて】

今船は真白にかゞやく帆を高く上げて
あとはたゞ強い風と 君を待つだけ
【今船は風と 君を待つだけ】

「風と君を待つだけ」作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞全文引用

スタッフコーラス隊と一緒に歌おうとするけど、またしても号泣で歌えない…
1992年のアルバム”sometime somewhere”から、
昨年の東北さくらライブツアーで歌われた曲。

この曲が20年ぶりに歌われた意味を、
「東京の空」「たしかなこと」
「明日」「その日が来るまで」
「愛になる」「the flag」
そして「風と君を待つだけ」…と続く、今回のセットリストの意味をかみしめる。

コーラス隊と一緒に歌いたいのだけど、涙が溢れて歌えない。
泣きすぎ。

だからこの後に「愛を止めないで」なのが、本当につらい(笑)
決して泣いたまま立ち止まることを許さないのだな。小田さん。

・・・

後半、怒涛の盛り上がり曲が続く「Yes-No」冒頭で…

私は見た。

小田さんが勢い良く花道を走り出し、マイクを忘れたことに気づいて慌てて取りに戻ったのを。

(マイクじゃないかもしれないけど忘れ物を取りに戻ったのはたしか。ってマイクしかない。)

ああもうかわいい…かわいい以外の言葉がない…( ´ Д`)

客席に突入、6年前のように2階によじ登ることはしませんでしたが(笑)
車いす席に向かって、ぐるっと順番に握手を交わします。

「この曲の前には走らない、ということになってたんだけど…
いや~楽しいね。(笑)」

「mata-ne」が作られたエピソードを。
「ネイザンのメールは、頭は「do-mo do-mo」
終わりは「mata-ne」。
それがなんかかわいくて、タイトルにしました。」

かわいいのはそんなメールをやり取りしてるお前らじゃーーー!!

・・・

「時間が過ぎて、でも時間がすぎれば次があるので
またみんなに会える日を楽しみにしています。

では最後の曲…(客席:えーーー!)
えー!って、アンコールあること知ってるじゃん。(笑)
今日、みんながうちに帰って、すこやかに眠れるように…」

・・・

アンコールで再登場、大拍手で迎えます。
「話題のアンコールです(笑)」なんか楽しいなあ~札幌

「レパートリーがとっても広いので、何をやるのか迷う。

オフコースという面白いバンド(笑)をやっていて。
カッコ良かったね。
愉快なバンドで(笑)
愉快だったのに、だんだん折り合いが悪くなって(笑)
仲いいバンドっておかしいでしょう?アルフィーとか(笑)
坂崎に聞くと、本当に仲いいんでしょうね~。

でも、月日が経つうちにうまくいかなくなって
5人が4人になって、でもそれでもがんばっていこうと思って
“as close as possible”というアルバムを作りました。
それでも結局ダメになっていまいましたが(笑)
その曲をやります。『もっと近くに』

アンコール2曲目『またたく星に願いを』
きのうは大サビを思いっきりまちがえててへぺろになってましたが、
今日は最後の最後、「どーーもーーーー!」…まさか忘れてた?タイミングちょいズレ(笑)

バンドの方を振り向いて、照れ隠しなのか左足で軽くキック、
そしたらまさか、グキってなったのか?
左側のお尻を押さえてました(笑)大丈夫か?

そんなことすらひたすら可愛く。

「さっき、恋の街札幌、っていうんだよなーと思ってたら、一拍遅れてしまいました。」

小田さん、歌いながらそんなことを考えていたのか。コラー!(笑)

2回めのアンコールは、曲数が増えていて

「今のこと」
「YES-YES-YES」
「hello hello」

のあとに、デベソにメンバー全員を呼んでご挨拶。

これで終わり…と思ったら、もう一度、ピアノがせり上がってきて
観客は大熱狂です。

「生まれ来る子供たちのために」

多くの…

歌い出した瞬間、大きな拍手が湧き起こります。

曲が終わって、割れんばかりの拍手に包まれ、小田さんがメインステージに戻っていきます。
バンドメンバーも袖に向かおうとすると…

小田さんが、何かジェスチャーで伝えるような素振り。
一度帰りかけたメンバーが、急いで戻ってきて…

まさか、もう一曲?

まさか??

全員がマイクを持って、一列に並びました。
小田さんが前に出てメンバーの方を向き、ハミングで音を合わせます。♪uh~
そして列に戻り、小田さんの指揮で、歌が始まりました。

あなたのことは 忘れないよ
ふるさとの山や海のように
ふるさとの友たちのように

また会う日まで
いつも いつも いつも
いつも いつも いつも
いつも いつも いつも

「どうもありがとう!」

泣くな、と言われても泣く。
小田さんに、バンドに、すべてのスタッフに、ありがとうを何回叫んでも、叫び足りない。
しみじみと温かくて熱い、札幌の2日間が終了しました。
小田さんありがとう。札幌ありがとう。

「明日も 小田日和」

その言葉を胸にしまって、真駒内アイスアリーナを後にしました。
さよなら小田さん。また札幌きてね。
札幌のお客さんは、小田さんのことが大好きだから。

【本日 小田日和 2014年7月19日(土)真駒内アイスアリーナ セットリスト】

そんなことより 幸せになろう
キラキラ
やさしい雨

Re
やさしい風が吹いたら
二人
この街

東京の空
たしかなこと
明日
その日が来るまで

ご当地

愛になる
the flag
風と君を待つだけ
愛を止めないで
Yes-No
ラブ・ストーリーは突然に

mata-ne
言葉にできない
彼方
今日も どこかで
やさしい夜

(アンコール1)
もっと近くに
またたく星に願いを

(アンコール2)
今のこと
YES-YES-YES
hello hello
生まれ来る子供たちのために
いつも いつも

全29曲

作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用