オフコース・ベスト盤『 i( ai )』

October21 [Sat], 2006, 11:52

オフコース・ベスト盤『 i( ai )』(2006年12月6日発売予定)
2CD+DVD(初回限定スペシャルパッケージ)3,500円

TOSHIBA EMI公式サイトより↓

 「DVD「Trace The History Of Off Course」は、オフコースが歩んだ21年間のバイオグラフィ、秘蔵写真、アルバム22枚とシングル36枚の全ジャケットと全楽曲322曲のディスコグラフィ、そして、1982年6月に連続10日間行った伝説の日本武道館公演の貴重な映像が収録されます。」

ファンが選んだ全32曲、CD2枚組のベスト盤に、
数年前出た『オフコース・1969-1989・デジタル・ディクショナリー』がまるごとついてるってこと!?

(←購入して確認したところ、デジタル・ディクショナリーの超ダイジェスト版で、貴重映像や音源は一切省かれた簡単なものでした。)
というわけで、追加の映像がないか確認するためにまた買ってしまうんだろうな…(何枚オフコースの”ベスト”買わされたことか)

もしも私が裏ベスト盤を作るならー。 

今回収録されなかった曲で作る裏ベスト盤

1.別れの情景(1)
2.首輪のない犬
3.秋ゆく街で(ライブ)
4.でももう花はいらない(ライブ)
5.幻想
6.老人のつぶやき
7.こころは気紛れ
8.ひとりで生きてゆければ
9.青春
10.潮の香り
11.思い出を盗んで
12.愛のきざし
13.あなたのすべて
14.その時はじめて
15.あなたより大切なこと
16.きかせて

17.夜はふたりで
18.ひととして
19.メインストリートをつっ走れ
20.哀しき街
21.決して彼等のようではなく
22.NEXTのテーマ~僕等がいた
23.恋びとたちのように
24.夏から夏まで
25.ぜんまいじかけの嘘
26.MELODY
27.もっと近くに(as close as possible)
28.白い渚で
29.SHE’S GONE
30.嘘と噂
31.昨日 見た夢
32.夏の別れ

以上全32曲。とおしばさんこっちも出して~!

・・自分でプレイリスト作ります( ̄ω ̄;)

小田和正・作曲「雨の夜は」収録レコード

September01 [Fri], 2006, 15:30

邂逅 (かいこう)1 ~ もしかするとこれがフォークかも
(東宝レコード)

「雨の夜は」 作詩 / 斎藤信夫・作曲 / 小田和正

過去に小田さんが童謡の作曲をした、というのは聞いたことがありました。
どんな曲なのかは全く知りません。
ある方のご好意により、その曲が収められたLPレコードを譲っていただきました。

作詩は「里の秋」などを書いた斎藤信夫氏。
歌っているのは小田さんではありません。

ライナーノートから引用します。

「邂逅とは”めぐり逢い”である。
懐かしき良き時代に名作をのこした作詩家達と現代の作曲家(シンガーソングライター)との世代を超えためぐり逢い。
郷愁、想い出、そして愛=永遠のテーマが鮮やかに甦るこれは素晴らしい音楽のおくりもの・・・。」

全10曲。
作曲陣は小田和正(オフ・コース)、小室等、山室英美子、五輪真弓、みなみらんぼう、杉田二郎、小坂明子、イルカ、ダニー石尾。

オフコースが、過去にステージでこの曲を演奏した記録があります。 

オフコースの小さな部屋vol.3(1975年6月8日、日本青年館)
 ー漫画家・みつはしちかこさんを迎えてー

【演奏曲リスト】
・小さな部屋 ・新曲(庭のかたすみ・鈴木作) ・別れの情景 I
・雨の夜は(斎藤信夫作詞、小田作曲、”新しい日本の童謡”)
・ワインの匂い(原曲) ・静かな昼下がり ・今はこのまま
・新曲(愛の唄・原曲)

他に、ゲストのイルカさんの曲と、みつはしさんの詩集を元に構成したストーリーに沿って、10曲ほど演奏されています。

(参考文献:はじめの一歩 / オフコース・ファミリー著)

さて、一体どんな曲なのでしょう。わくわくわく

・・とりあえずレコードプレイヤーを入手せねば。( – ” – )

【邂逅1・収録曲】

SIDE・A
1.ペンペン草は待っている  斎藤信夫・作詩 / 山室英美子・作曲 
2.誰と来たのかな   加藤省吾、鳥羽もと子・作詩 / 山室英美子・作曲 
3.雨の夜は      斎藤信夫・作詩 / 小田和正・作曲
4.すねてみたけど   加藤省吾・作詩 / ダニー石尾・作曲
5.磯さまの鐘     稲穂正己・作詩 / 小室等・作曲

SIDE・B
1.山の宿       斎藤信夫・作詩 / 五輪真弓・作曲
2.もらい風呂     斎藤信夫・作詩 / みなみらんぼう・作曲
3.母さんの影ぼうし  斎藤信夫・作詩 / 杉田二郎・作曲
4.時雨馬子唄     稲穂正己・作詩 / イルカ・作曲
5.ふるさとすすき   細川雄太郎・作詩 / 小坂明子・作曲

「ジェーン・ジェーン」「ワン・ボーイ」

June17 [Sat], 2006, 13:35

少し前、金スマきっかけで玄関のインターホンを掃除したら、なんと本当にやってきた。 

ジ・オフコース、コンテスト音源収録レコード

ジャケット、ライナーノートについて書いた記事はこちら→

 GRAND PRIX / FOLK  
 3rd ALL JAPAN LIGHT MUSIC CONTEST  
 ■第3回ヤマハ全日本ライト・ミュージック・コンテスト・グランプリ・フォーク部門より実況録音  
(1969年11月2日・東京厚生年金会館)  

THE OFF COURSE / 『Jane Jane』 『One Boy』  

ざらりとしたLP特有の音。小さく入るノイズ。  
37年前、アマチュア時代のオフコース。  

ギターとウッドベースとが、巧みに軽やかに音を紡ぐ。  
ジ・オフコース、3人のハーモニー。  
瑞々しくまだ細い小田さんの声。優しく深みのあるヤスさんの声。  
ハスキー気味にハモる、聴いたことのない声は地主さん?  

皆とてもきれいな声をしていた。  
声と楽器が絶妙なバランスで重なりあい、歌の世界を作り上げていた。  

「ワン・ボーイ」のハーモニーの美しさ。  
小田さんの、明るく伸びやかで、繊細な声。  
まるでまっ白につやめく陶器のような、儚さをたたえて澄んだ歌声が、なぜか微かに心を波立たせる。  
悲しい時の気持ちにどことなく似ている気もする。  

もし私が小田さんを知らずに生きてきたとしても、この歌を聴いたら間違いなく、この歌声の虜になっていただろう。   
ジ・オフコースは「コンテストを記念に音楽をやめるつもりで」参加したそうだが。  
こんな風に歌うことができる人たちは、歌い続けるほかはない。  
まさしく、天賦の歌声だと思った。  

このコンテストでジ・オフコースは2位。グランプリは赤い鳥。  
たしかに赤い鳥の「竹田の子守唄」は、すでにプロの風格が感じられる完成度だった。  

ジ・オフコースは、アマチュアの演奏としては素晴らしかった。  
だからこその2位だったんだろう。  
まだまだ未完成のグループ。  
完璧主義の小田さんたちにとっては、不本意な感想かもしれないが。  

何より、完成形というものを予感させない。  
今日どれほど完璧な演奏をしたとしても、明日はもっと違う高みにいるだろうという、漠然とした予感。  
完成という名のかりそめの到達点など、無いように思えた。  

この先ずっとどこまでも、この人たちの歌を聴き続けてみたい。。  
37年前のLPを聴いて、そんな気持ちになった。  

実際、今も長年聴き続けてる訳ですが。  
過去にタイムスリップしてみたら、  

「やはりあなたは、運命の人だったのか・・!Σ( ̄口 ̄;」

みたいな、不思議なかんじです。