アナログ懐古(回帰?)

May29 [Mon], 2006, 13:22

実家に置いたままの、古いカセットテープ。
伸びちゃったかな…と心配だったが、まだ聴けた(ほ)

音楽はiTunes で聴くことが多くなった。
聴きたいなと思った曲がすぐ見つかるのと、
ジャンル別・アーティスト別のランダム再生が便利なのがいいです。
先週は延々ユーミンをシャッフル。
「パジャマにレインコート」の次が「タワー・サイド・メモリー」で、「く~ッ!(涙)」とかうなっていた。
数日前からはボサノヴァばかりを集めたプレイリストにはまり中。

なんといっても、プレイリストがあっちゅー間に作れるのが、昔に比べると夢のようです。。

若かりし頃の、編集テープ作成の苦労はなんだったんだろう。
曲順を考え、テープの残り時間を考え、曲の長さを足し算し、これでギリギリ入るッ!と録音スタートしたものの、
最後の最後、曲が完全にフェードアウトする寸前でガシャッとカセットが終わって、

「くあああ~~!!」(絶叫

で、どうにも悔しいから、曲順入れ替えて頭から全部入れ直したりして。
レコードにほこりがついてて「ブチ」って音が入ってやり直しとか。

あの時間を地道に勉学に当てていたら…と思わないでもない…
でもそれが楽しかったんだろうな。自信作はみんなに聴いてほしかった。

そんな風にあれこれ苦労して作った編集テープ(オフコース)がたくさんあった。
「みぞおちが痛むオフコース」とか「夏の終わりスペシャル」とか。

小田さんと某所で偶然遭遇した時に、感動して作った記念テープもある。
そのとき小田さんはまっ白なTシャツを着ていたので、
A面一曲目は「あなたのすべて」

♪みどり色の季節を背中に~白い服にああつつまれてあなたがいた~

ってかんじ(うぷぷ ^m^ )

自分で言うのもなんだけど、い~い選曲なのだ。

この曲順さいこう!と自己満足に浸って聴いたカセットたち。 
小田さん出演のラジオを録音したカセットもけっこうあった。
久々にラジカセで聴いてみる。
『オフコースとダーク』とか。ダークダックスのメンバーと語り合う小田さん。レア度高し。

小田さんはラジオ出演すら貴重なので、できれば聞けなくなる前にMP3に変換しときたい。
そのためのアナログ→デジタル変換装置も買ったけど、どうにもうまくいかなくて挫折中・・(=_=)

いっときMDも使ったけど、過去の遺産(おおげさ)で貴重なのはやっぱりカセットテープ。
と、いうわけで、今もラジオ録音(主にサムガ)にはラジカセ使ってます。
マックにラジオ音源を取り込めるようにしないと…と思いつつ、ラジオに関してはめっきりアナログ回帰の昨今。

アナログ回帰ついでに、レコードプレイヤーも欲しくなってきた。
LP盤をクリーナーで拭いて、針もブラシで掃除して、指紋がつかないよう細心の注意を払いながら、レコードの端を両手ではさんで持ち、そっとターンテーブルに乗せる。
回転数を確認して、スタート!

ぷちっ…ぷちっ… … 

♪あーあーあー あーあーあーあーあーあーあーあー
(思いのままに)

もう一度そうやって、オフコースのアルバムを聴いてみたいなあ。。

「あなたのすべて」「思いのままに」作詞・作曲 / 小田和正 
より歌詞一部引用

ジ・オフコース、コンテスト音源収録レコード

May19 [Fri], 2006, 23:01   

 GRAND PRIX / FOLK  
 3rd ALL JAPAN LIGHT MUSIC CONTEST(ポリドール)  

■第3回ヤマハ全日本ライト・ミュージック・コンテスト・グランプリ・フォーク部門より実況録音  
(1969年11月2日・東京厚生年金会館/録音:TBSラジオ)  

■A面にジ・オフコース『Jane Jane』『One Boy』収録。  

フォーク部門2位、小田和正・鈴木康博・地主道夫氏のジ・オフコース。  
グランプリを獲得、山本潤子さんのいた赤い鳥。  
財津和夫さんがいた、ザ・フォーシンガーズ。  
そうそうたるメンバーが揃っている。  

ジャケットの裏面には出演グループのステージ写真。  

ジ・オフコースの写真も!  
左から、小田さん、ウッドベースを弾く鈴木さん、地主さん。  

ジャケットを開くと、内側には出場グループの紹介が。   

グループ名は『ジ・オフ?コース』  
?  
はてなマーク入り?  
誤植かと思ったけど、紹介文にちゃんと説明が書いてある。  

▽―ジ・オフ?コース (東北地区代表)  

メンバー: 地主道夫(ギター) 小田和正(ギター)  
      鈴木康博(ベース)  

フォーク部門2位をとった、都会、本格派ヴォーカル・グループ。  
「ワン・ボーイ」のような難しい曲でも、聴き手を充分感動させるだけの実力を持っている。  
THE OFF? COURSEとはちょっと変わっているが、”?”の持つ意味は「もちろん」とか「バッチリ」という意味に疑問を投げかけ、「調子はずれ」に近い内容を示すのだそうだ。  
メンバー全員横浜生まれ。高校時代学校祭に出演して評判が良かったのでワル乗りし、大学に入ってからもグループ活動を続けることになったという。  
本当はこのコンテストですべてを総括するつもりだったのだが、その気になってしまい、もう少し続けて何かをやりたい気持にかられており、目下今後の身のふりかたを思案中とのこと。  

身のふりかたを思案中・・  
いやー音楽の世界に身をふってくれて、ホントに良かった!

『風のようにうたが流れていた』第4話。  
「ヤスがコピーしましてですね(笑)教わって。もうね、ひと夏中、毎日その曲ばっかり。どれくらい練習したろ?ね、もうなんか、寝ててもできるくらい。」  
と小田さんが語った『Jane Jane』。  
この日の放送では、山本潤子さんと見事な演奏を聴かせてくれたけど、  
「その当時はもっとうまかったんですよ(笑)」  
DVD特典秘蔵音源の『Jane Jane』を聴いてやっぱりすごいなと思ったけど、こんぴらふねふね♪(フォーシンガーズ)のインパクトもすごかった~。

感慨に浸り、写真をじいいっと眺める。。  

ん?  

小和和正(ギター)?  

誰やねん(笑)

オフコースの夢をみた

May12 [Fri], 2006, 22:21

朝方、オフコース武道館ライブの夢を見た。
といっても、ライブビデオを巨大スクリーンで、大音量で武道館で見ているという(^^;)
でも、なぜかメンバーは全員楽屋にいる(とわかっている)ので、
超満員のファンが、必死でアンコールを叫び続けている。
もういっきょく!もういっきょく!

で、目が覚めた。しばらく現実との区別がつかなかった。ぼー。

そのような夢を見た原因のひとつは、
昨日写真でみせてもらった(見るだけ。)第3回ヤマハライトミュージックコンテストのLP『GRAND PRIX / FOLK』のせいだと思う。

ジ・オフコース、赤い鳥などの音源が収録されている。
聴いてみたいけど貴重盤すぎて(しかも所有者は友人の上司)お願いできなかった。。

もうひとつの原因はLIFE-SIZE2005。

2005年4月、『そうかな』レコーディング。
『正義は勝つ』のコーラス部分を、スターダスト・レビューの根本要さんと小田さんとで歌っている途中で、根本さんが「涙出てきた」と。

小田さん「泣くなよ~泣いてるよ(笑)」

根本さん「中高生の時に聞いてたさ、ヤッさんの役を俺が自分がやってたような気になっちゃって」(笑)「小田さんの声と俺の声が一緒にユニゾンしてるー!と思ったらさ、なんか涙出てきちゃった」

根本さんの愛ある言葉に、NHK教育「若い広場 オフコースの世界」
(1982.1.3放送)が見たくなる。
『over』レコーディングが佳境を迎えたスタジオ。
小田さんとヤスさんが並んで座り、それぞれのマイクに向かって
『愛の中へ』のコーラスを歌うシーン。

(字幕:小田和正と鈴木康博のコーラスの美しさは
    オフコース結成以来高く評価されている)

美しい、とはまさしくこういう時に使う言葉だと思う。
完璧なハーモニー。
声と声とが重なり合って美しい音楽へと構築されていく、その瞬間の映像を、記録に残してくれたことに感謝する。
放送から20年たって、DVD化してくれたのも感謝の極み。

「若い広場」鑑賞の後、現在の小田さんの貴重な記録、ライフサイズに戻り、昨年のツアー映像をうるうるしながら見る。
そのまま眠って、かような不可思議な夢を見たらしい。