やって参りました、盛岡です!
小田和正ツアー2008『今日も どこかで』
5月15日、岩手県民会館の初日に行って参りました。
盛岡と言えば「どんど晴れ」の舞台となったところ。
この地で『ダイジョウブ』を聴いてみたい…という、
朝ドラ放送時からの野望
(笑)が、ついに実現したのであります。
盛岡駅に降り立って向かったのは、駅の観光案内所。
「どんど晴れ」ロケ地マップを入手し、いろいろと説明してもらい、
荷物をひきずりつつホテルに向かう途中…
開運橋の上で、岩手のお山が我々を迎えてくれました。
それと、時おり聞こえる、おどろおどろしい雷鳴の音
(笑)
かみなり鳴ってるじゃん!
コンサートの時間まで、盛岡市内をてくてく歩いて回りました。
盛岡城跡はまさに新緑の季節を迎え、みずみずしい緑でいっぱいでした。
ホタルの池があるくらい、水も空気もきれいなんですね。
藤の花も今が盛り、下に立つと甘~い匂いがしました。
県民会館近くに、「どんど晴れ」で「加賀美屋から下宿のイーハトーブまでの帰り道の柳の木の通り」がありました。
夏美ちゃんが、自転車を押しながらよく通ったところです。
さて、いよいよコンサート会場にやって来ました!
開場を待つ間、ツアートラックを探してパチリ
♪
録音録画機器は一切使用しておりません。
うろ覚えの記憶に基づくもので実際の内容と同じではありません。
今回はミキサーさんの後ろの席、ということで興味津々
ものすごい数のレバーやらつまみやらボタンがついた台がでーんと置いてあります。いったいどうなるんでしょう。チェックせねば♪
しかーし、いざ始まったら、そんな余裕もなく
小田さん登場!!
きゃーーーー!!!
(いきなり総立ち。ミキサーさん埋もれる。)
盛岡の人たちも熱いです!
たたみかけるように、小田さんが歌います。
『伝えたいことがあるんだ』で歌詞を間違え、みんな大喜び
「始まる前に、歌詞まちがえないようにって気合い入れたのに…
まちがえてしまいました~」(笑)
「昨日、スタッフが聞いたらしい、テレビの企画かなんかで…
いちばん親切なんだって?君ら。(わあーー!
)
(物を落としたら拾ってくれるとか、そういう調査で、全国でいちばん親切という結果だったそうです。)
「それはいいんですけど(笑)
へ?
もう何年も前、初めて映画を撮りました。
『いつかどこかで』は、そんときの挿入歌で。
映画を作って…初・監督作品ですよ。そのとき、いろいろと、大変なことがありまして。
その、大変な現場が、2本目の映画になったんですね。
まわりのスタッフは、『こいつは、どこまで監督をやる資質があるのか?』
って思ってんだね。
もちろん、協力的に頑張ってくれるスタッフは7割くらいいるんですが、
残りの3割が、問題ですよ。(笑)
『何も知らねえくせに、10年はえーよお前
』みたいな。(笑)
昔もそういうことありましたね。
レコーディングで、ストリングスのアレンジを自分たちでやろう、ということになって。
ヤスと、ヤスって僕の相棒ですが、
ふたりでずっとコーラスのアレンジを一緒にやってきましたから。
弦アレンジなんて、コーラスと一緒でいいか、って。
いざレコーディング、クラシックの人がくるわけですよ。
いじわるなんですよ~。
(笑)年上だし。
その映画スタッフと、ストリングスのスタッフは、似てましたねー。
俺に力があれば、そんな態度にはならなかったとは思うけど。。
まあ…しーんとしてますが、つなぎでしゃべってるだけなんですが(笑)
しーんとしちゃった(笑)
君らは、親切なんだねー。
いちばん意地悪な県はどこか、知ってる?
あ、知らないか。」
「さっき、『Re』という曲をやりましたが、
街はかがやき始めた 季節は動いてる…
今日の盛岡の景色を思い浮かべたりして…」(私もです!
)
(手を振ってる方にむかって
)「きいてますか?(笑)」
(小田さんすてきー!と声がかかる。)
「昔はもっとすてきだったんですけど…」(爆笑)
(かわいい!と声がかかる)
「かわいい…(笑)昔から、かわいいってけっこう言われるんですよ。
オフコースの時も、カッコつけてんのに『かわいい!』っていわれて、
がくーっとなりました。(笑)
60になってもかわいいなんて…かわいいおじいちゃん?(笑)」
(ひたすら手を振る客席に
)「手を振ると充実しますか?(笑)」
「一枚目のアルバム、当時はアルバムを出すってことはとっても大変なことで、一枚アルバム出して、それでもうやめちゃおう、みたいな人もいて。
出た時は、とっても嬉しかったです。
では、そのアルバムから、『僕の贈りもの』を。一緒に歌ってね。」
『僕の贈りもの』を一緒に歌います。
みなさん声出てますね~
「すばらしいね~。
その一枚目のアルバムから。」
『地球は狭くなりました』
「次のアルバムは、『この道をゆけば』というタイトルで。
2枚目は苦労しますね。やっぱり、一枚目で全部出し切ったりするので。
大変でした。
で、3枚目は『ワインの匂い』というアルバムを。
この中にも、音楽を志して、挫折(笑)した人もいると思いますが、
最近は頼まれて、エラそうですね~(笑)
頼まれて、曲を書くことがほとんどで。
すると、向こうの要望もきかなくちゃ、とか。
でも昔は、誰も頼んでないですから。
だから、昔の曲はおもしろいのかな。
昔は、サビなんかどうでもいい、転調いっぱいして、誰も歌えねーだろう(笑)なんて言ってたからね。
今は、ヒットさせてやろう、サビで盛り上がろう
(笑)
堕落しましたねー。(笑)
この頃書いた、『老人のつぶやき』って、死んじゃう歌なんですよ。
これ、知ってる人もいるかと思いますが、『みんなのうた』から依頼されて、書いたんですね。
しかも、最初出したタイトルは『老人の秘めごと』
当然、ボツになりました~(爆笑)
では、『ワインの匂い』から、『倖せなんて』。」
(冷麺食べましたか?と声がかかる)
「冷麺、苦手なんだよな~(笑)しらたきとかは食べれんだけど。
冷麺、硬いもんね。
(冷麺からなぜ、しらたきに行くのかが謎だが…)
『眠れぬ夜』を歌ってくれます。
続いて『愛の唄』
「昔の歌を歌うと、レコーディングのこと思い出したりして。
あ、この曲…ギターだったかな、キーボードだったかな…とか。
(手を振ってる人を見て)
『気がつくかしら?
』(←真似て嬉しそうに手を振るK.ODA
)
ずっと気がついてんだよ。(爆笑)」