小田和正ツアー2008「今日も どこかで」初日レポその3・後半スタート、涙の2曲(えっそれだけ?)

April10 [Thu], 2008, 16:06

コンサート開始1時間前の静岡エコパアリーナ。

小田和正ツアー2008「今日も どこかで」静岡エコパアリーナ、
初日うろ覚え感想レポその3(後半戦スタートの2曲だけ~)です。
その1はこちらその2・ライブ中盤~ご当地紀行はこちら

以下ネタばれです。録音録画機器は一切使用しておりません。MC、曲順等正確なものではありません。  

ここから先は、オフコースファンモードで。。

ご当地紀行が終わり、再びステージに小田さんたちが登場。

さあ、後半戦の一曲目は何かな?(わくわく)

どええええええええ!!Σ(( ゚ 口 ゚ lll) 

…聴こえてきた曲は。

 NEXTのテーマー僕等がいたー

なぜ今、どうして?この曲??
頭の中を疑問符がぐるぐる回る。
ただひたすらに立ち尽くす私。

小田さんの歌声が、頭の中に響いてる。

 誰の為にでもなく 僕等がうたい始めて
 歌が僕等を離れていったのは ほんの少し前の冬の日

 いつだってほんとうは ひとりより ふたりの方がいい
 あの時 大きな舞台の上で 僕は思っていた 夏の日

「これは、オフコースを思って作った曲です。」

風のようにうたが流れていた、で小田さんが語った言葉。

私はそのとき、20年前の武道館にいた。

泣き笑いのようなジローさんを、

切なく苦しげな表情の仁さんを、

いつも通り静かに微笑む松尾さんを、

そして、「…とっても幸せです。どうもありがとう」と、ぽつりとつぶやいた小田さんを、思い出していた。

20年前、オフコースから手紙で突然の別れを宣告され(そんな大仰な)
解散まで残りわずかな時間を、できるだけオフコースと一緒に過ごしたいと、コンサート会場に通い詰めた日々。
その時のツアーのオープニングが、この曲だった。
NEXTのテーマー僕等がいたー。

私はあの時のオフコースのことを忘れてない。忘れられない。
あの時の小田さんの歌を、皆の表情を、
会場中に溢れる行き場のない思いを、飛び交う悲鳴を。
思い出すと胸が苦しい。20年経った今でも。

たとえ「これからは、みんながオフコースだから、ね」とダメ押しの別れを言い渡されても(だからそんな大仰な)

小田さんの声がこだまする。
さっき思わず涙したオープニング映像、オフコースのメンバーの姿が、屈託の無い笑顔が、フラッシュバックする。

 あの頃確かに 僕等がいたね
 誰も知らない 僕等がいたね
 何も見えない明日に向かって走る 僕等がいたね

…なぜ、今、この曲なんだろう。
どうして。

と、次の曲が始まっていたことに気づく。

 もっと近くに

オリジナルのタイトルは「もっと近くに (as close as possible)」
87年、ソロ活動を経て、再びバンドとして集結した2年ぶりのツアーの、オープニング曲だった。

ステージを覆う大きな幕に、後ろから当たるライトの強い光が透けている。
浮き上がる”FOUR”を強調した「OFF COURSE」のロゴ。

やがて疾走感あふれるイントロが始まり、興奮が高まるその瞬間、
文字どおり、ステージの幕が切って落とされる。
まばゆい光の中に立つ、オフコースのメンバー。(園山さんもいるよ♪)

 all , all the way to you

あふれる光に向かって。

目の前で「そのまま ふたりがひとつになる」と歌うのは、
まぎれも無く今の、ソロとしての小田さんだ。
この曲のLBバージョンは何度もライブで聴いていたはずなのに…

過去と現在、ふたつの思いに激しく揺さぶられる。

オープニング映像、そしてこの2曲と、すっかりダメージをくらってしまった私は、
20年前のあの日から、必死で、
そしていつしか自然に封印してきたはずの、
”オフコースへの思い”が、
再び切なくこみ上げてきていることに気づく。

私はまだ、忘れてない。

オフコースのラストシングルとなった「夏の別れ」の、歌詞そのままに。
まさにそれが、今の気持ち。

 もう何もいわないで 肩に手を触れないで
 諦めたその愛を また追いかけてしまうから

もう何もいわないで。何もいわないで。

また追いかけてしまうから。

お願いだから。

さて、後半はまだ始まったばかりです!(笑)
ファンモードを仕切り直して

ラストまで一気に続きます~!

「NEXTのテーマー僕等がいたー」作詞・作曲 / 小田和正
「もっと近くに (as close as possible)」作詞 / 小田和正・Randy Goodrum、作曲 / 小田和正