名古屋ツアー最終日5・感動のアンコールまでやっと辿り着いた…

January21 [Sat], 2006, 17:38

あれから、ちょうど一ヶ月。
2005年12月21日・名古屋レインボーホール、
小田和正ツアー2005 ”大好きな君に” 最終日。
やっと、感動のアンコールまでたどり着きました。

1・オープニング~だらだらコーナー途中のMCはこちら→
2・だらだらコーナー~前半終了までのMC→
3・ご当地紀行→
4・後半「Re」スタート!~最初のアンコール→

この日、入場するときに私たちに渡されたのは、
「ご来場の皆様へのお願い」と題された文書と、一本のサイリウム。

『皆様のおかげで、6月3日にスタートしましたコンサートツアーも、本日無事にこのレインボーホールでのツアー最終公演を迎える事が出来ました。
つきましては、いつまでも思い出に残る素晴らしいコンサートにするために、是非皆様にご協力して頂きたい事がございます。
それは、ご入場の際にお配りしましたこのサイリウムで、皆様と我々スタッフから”大好きなメンバー”へ、心からの「お疲れさま」の気持ちを伝えたいという事です。
(中略)
もちろん、今夜のこの演出はメンバーには一切知らせておりません。
みんなでメンバーをアッと驚かせましょう。どうぞご協力をお願い致します。
コンサートスタッフ一同』

「大好きな君に」を歌い終えて、小田さんがステージを去ったあと。
いつサイリウム発光の合図が出るのかな…とわくわくしていました。

出た!
スクリーンに「GO!」の文字!
慌てて手にしたサイリウムをぽきっと折ると、
暗がりのなかで、ぼおっと青い光を放ち始めます。
それは、みるみるうちにホール中に広がっていき…

天井まで届くかのようにホールを埋め尽くした、たくさんの青い光たちが、拍手とともに揺れて、小田さんとバンドメンバーを迎えます!

心からの「お疲れさま」の気持ちをこめて。
ありがとう、という思いをいっぱいにして、青く小さな光を振ります。

驚いた?

でも、小田さん達より先に自分が驚いて、みとれてしまったよ。
なんてきれいなんだろ… 
「愛を止めないで」

間奏中に会場のライトが全て消され、客席の小さな光だけになった。
ホール一面に広がる、青い光の海。手拍子に合わせてうねるように揺れる。
スタンドから見渡すその光景は、本当に忘れがたいものだった。
降り注ぐように、湧き起こるように。見えるのはただ、青く輝く光だけ。
今思い出してもぞくぞくする。
小田さんたち、見ててくれただろうか。

「キラキラ」
キラキラキラ 時は かがやいてる

キラキラ、というよりはもっと優しく、穏やかに輝く光だったけど。
まさしく、今私ら時は輝いてるっ!

「そして今も」
そして きみのなかにぼくは いるか
空は あの日のように たゞ 青いか

ほんとうに きみを 愛せているか
あの日々は まだ かがやいて いるか
今も きみの中に ぼくは いるか

小田さんの、渾身の力を振り絞るような歌。
自身に問いかけているのか。それとも、我々ひとりひとりに問うているのか。
無数の青い光が、ゆっくりと、左右に揺れている。

演奏が終わった。
たくさんの「どうもありがとう!」という言葉を、マイクを通さずに叫び、何度も何度も手を振りながら。
小田さんたちがステージを後にする。
そして、コンサートの終りを告げる、エンディングが流れ出す。

でも、拍手がやむことはありません。
必死でアンコール!と叫び続けました。(声枯れた)

この時、ちょっとだけ、
オフコース”as close as possible” ツアー、武道館最終日を思い出していた。

あのときは一面、緑の光だった。
武道館が一体となった「アンコール!」の声に合わせ、思いっきり緑の光を振り続けた。
ライブDVD ”as close as possible” 「君住む街へ」の直前に、その光景が一瞬だけ映っている。
勢いよく振りすぎて手からすっぽ抜けちゃった人がいて、ひゅーーーっと空を飛んでく緑色の光に、友達と笑い転げたなあ…

あの時のまま、変わらぬ気持ちでここにいる。。

エンディングの映像が終了しても、ほとんどの人が立ち尽くしたまま。
一生懸命、割れんばかりに拍手を送り続け、それに合わせて、青い光も激しく揺れています。

そして…
ついに!小田さんたち登場!やったーー!!
その瞬間、「やったーーー!!」ってゆっちゃったよ(笑)
また出てきてくれるまで、ぜってー帰らないって決心してたもの!

「たしかなこと」を一緒に歌う。このツアー、これが最後。

大阪で、武道館で、沖縄で、クリスマスの約束で、名古屋で。
小田さんと一緒に歌った「たしかなこと」。
どこの会場も、はっきりと思い出せる。

小田さんがみんなのこと見て、見渡すようにして、時折目を閉じて、みんなの歌を聴いて、一緒に歌ったこと。

忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ

絶対忘れない。

もうこれで、ツアーも本当に終わってくんだなあ…

と思ったら!!最後の最後に「ラブ・ストーリーは突然に」!!
どっかーんと盛上がりましたね~

すごく嬉しくて、楽しくて、幸せな気持ちでしたっ!!

「来年のスケジュールはまっ白ですが、いつかまた、必ず、ここに帰ってきます!みんな、元気でね!!」

終わったあと、鏡をみたら目が真っ赤だった。
後半は泣いた記憶がないのに。
泣いた目をしていた。

これで、2005年のツアー”大好きな君に”、おしまい。

でもキラキラツアーが終わったときみたいに、寂しくはなかった。
なんでだろ?
翌日が「クリスマスの約束」放送だったから?

なんとなく、なんとなくですが。
またすぐ、会えるような気もするし、

たとえしばらく会えなくても、全然平気なくらいの、
ぶっとい絆が、このツアーでできたように、感じたのです。

今までそうじゃなかった、というわけではなくて。
よりいっそう、ぶっとくなったな、と思うのです。

もちろん、一ファンの勝手なたわごとですけども(笑)
でもきっと、わたしにとっては、確かなこととして。

「キラキラ」「そして今も」「たしかなこと」
作詞・作曲 / 小田和正 より歌詞一部引用